レビュー
「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」レビュー
空への憧憬、風を纏って飛翔するガンシップとメーヴェ
2022年6月9日 00:00
- 「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」
- 開発・発売元:バンダイ
- 発売日:2022年5月25日
- 価格:11,000円(税込)
- ジャンル:塗装済み完成品
- サイズ:高さ約45mm×幅約245mm(ガンシップ)
バンダイは、完成品フィギュア「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」をプレミアムバンダイ限定で5月25日に発売した。
本商品はスタジオジブリの宮崎駿氏による漫画、劇場アニメ「風の谷のナウシカ」に登場した戦闘航空機「ガンシップ」と「メーヴェ」を立体化したもの。
「ガンシップ」は宮崎駿氏による昆虫や鳥のような有機的なデザインが目を引く艦載機能を持った無尾翼戦闘機。「メーヴェ」は推進装置を備えたグライダーで、滑空と推進装置による加速飛行が可能となっている。
本稿では、「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」の魅力に迫っていく。
鳥のような無尾翼機「ガンシップ」とカモメのような「メーヴェ」
「ガンシップ」と「メーヴェ」は「風の谷のナウシカ」にて登場したメカ。どちらも主人公・ナウシカが暮らす「風の谷」が保有していたメカで、劇中に登場するペジテやトルメキアの戦闘機とは異なる外観をしている。
「ガンシップ」は映画では炎上する大型輸送機バカガラスからの脱出や腐海の森の飛行など物語中盤で、ナウシカたちともに活躍。機首は昆虫の目のようなデザインに2門の砲門と左右の機関銃と独特な形状となっている。尾翼のない無尾翼機であり、後部座席が設けられ滑らかなラインが美しいデザインとなっている。
筆者は「風の谷のナウシカ」はアニメ版しか見たことがないが、宮崎駿氏の有機的なデザインや多砲塔、機銃座など迫力とワクワク感を掻き立てられるデザインに心奪われた。
「メーヴェ」は主人公・ナウシカが劇中でも使用し、多くの場面で活躍。ドイツ語で「カモメ」を意味する「メーヴェ」はグライダーのように風に乗って飛ぶのが印象的なメカだ。これを見て、人が自由に空を飛ぶ姿に憧れを持った方もいるのではないだろうか。
「ガンシップ」と「メーヴェ」は、それぞれプラモデルやアレンジの加わった完成品で立体化されてきた。
今回の「想造ガレリア ガンシップwithメーヴェ」は漫画、アニメのデザイン準拠でフィギュア化されている。アニメで幾度となく見てきたデザインだが、立体になったことでギミックの追加や細かなディテール、様々なアングルから見ることができる。
パッケージからナウシカの世界観に引き込まれる
パッケージは白を基調とした配色に「ガンシップ」と「メーヴェ」が描かれている。付属のフィギュアは透明のため、パッケージでもその配色がなされている。
背面にはディスプレイや各ギミックなどの説明が掲載されている。
中身は二段組のブリスターにフィギュア本体とディスプレイ用の台座や細かなパーツ、取扱説明書が封入されている。
「ガンシップ」と「メーヴェ」はほぼ完成した状態で、そのまま遊ぶことができる。また、「ガンシップ」の操縦席や「メーヴェ」に乗せることができるパイロットフィギュア4体が付属。
台座はメカメカしいデザインで、「ガンシップ」と「メーヴェ」をディスプレイすることが可能。他にはパイロットフィギュアの取り外し用のピンセットと「メーヴェ」の牽引ワイヤーのランナーが入っている。また、「ガンシップ」の着陸脚ギミック用のパーツが入っている。
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