レビュー

骨格から生きている姿までを再現! 恐竜プラモデル「プラノサウルス」レビュー

3本の角を持つ草食恐竜「トリケラトプス」の特徴が学べる

【パッケージアート】

 トリケラトプスは「3本の角を持つ顔」という意味を持つ、その名の通り額部分に2つ、鼻先に1つの角を持つ草食恐竜だ。首回りに大きなフリルがあるのも特徴で、人気の高い恐竜の1体である。体長は最大で9mほどだったという。

 「プラノサウルス トリケラトプス」はこのトリケラトプスを再現している。ティラノサウルスとは全く違う体のバランス、4足獣ならではのシルエットで比較することでさらに面白さが増す。2体作り比較することで色々な発見がある。同じ恐竜という分類でも、骨格の構造が大きく違う。

【骨格ビルド】
3つの角が生えた頭部。首筋のフリルも特徴的だ
ティラノサウルスとか全く違う構造だ

 骨格の特徴で目を惹くのは、大きな鼻の穴、しっかりした前足、そしてやはり首回りの大きなフリルだろう。このフリルは体を守る鎧になるだけでなく、体熱を放出する放熱板としての働き、さらに異性へのアピールにもなったという。もちろん敵への威嚇としても効果的だ。

 骨格モデルとしてもティラノサウルスと違う姿が印象に残る。骨格の特徴としては前足の先が外向き、手で言うと手の甲を外側に、手のひらを内側にする形で地面に接地しているところ。昨今の研究ではこういう形で地面に足を置いていたのではないかと考えられているという。

【骨格モデル】
トリケラトプスならではの骨格。草食動物ならではの歯、手の甲が外を向いた前足など、様々なポイントがわかる

 ではこちらも「恐竜ビルド」をしていこう。トリケラトプスは「プラノサウルス ティラノサウルス」とは異なり背中の一部に羽毛が生えた姿という解釈のため、外装パーツでの羽毛のあるなし選択ではなく羽毛部分をシールで再現するようになっている。

 トリケラトプスの「恐竜ビルド」で面白いのは角部分にも肉付けがされるところ。骨格ではあくまで芯であり、生きている時はそこに硬い鞘が被さった状態になっているという。プラモデルではこのこともきちんと学べる。

【恐竜ビルド】
角にも外装がかぶさる。外装を付けることで姿が大きく変わる
肉付けしていくことでトリケラトプスの姿が現れていく
【完成】
腰の後ろから羽毛が生えている。羽毛はシールで表現
特徴的な前足
2体をならべてみる

 「プラノサウルス ティラノサウルス」、「プラノサウルス トリケラトプス」は簡単に組み立てることができ、恐竜の様々な面を知ることができる。空想上の生き物ではなく、かってこんな生き物が地球を闊歩していたという事実はフィクションとは異なるロマンがある。

 現代の我々が見ることができるのは化石となって残った骨の一部だけ。生きていた当時の"恐竜像"は、古生物学者の研究により現代の動物などと比較検討し考察され、最新の資料や研究でアップデートされ続けている。

 「プラノサウルス」はその最新研究をプラモデルで表現しようというのが面白い。そして6歳以上という低年齢層、プラモデル初心者をターゲットに、クオリティやディテールを維持しながら作りやすさを考え設計し、そして恐竜への知識を盛り込んだ説明書と共に作り上げたこのプロダクトは、プレゼントにも良いだろう。プラモデルメーカーだからこそできるとても楽しい商品だ。