レビュー
「アルカナディア エレーナ」レビュー
2024年3月8日 00:00
「アルカディア」シリーズ最大級のボリュームで組み上げる魅惑のボディ
ここから組み立て工程を紹介していく。
最初は頭部パーツ。前髪、フェイス、後頭部で構成され、さらに頭頂部の一部パーツと耳のパーツが組み替え可能な仕組みとなっている。
「エレーナ」は両側に出る耳部分がアクセサリの造形となっており、頭頂部がピンとした上耳パーツとなっている。顔のラインも細く大人びた印象を受ける。
表情パーツの凛々しさも相まって利発的な雰囲気が感じられる。
胸部パーツの注目は大型のバスト部分。デカイの一言に尽きるサイズ感もさることながら、半透明の成型色で肌にピッタリとした艶のある質感とこれまでにない表現が取り入れられている。
背中の6角形の接続口には魔法陣型のものと紋章の2種類を選択して取り付けることができる。
腹部も腰のラインや可動が仕込まれた緻密な造形となっている。また正面部のパーツは「ウィライズモード」時のパーツと差し替えができ、こちらも新しい差し替え方法が取り入れられてる。
通常の人型ではT字の接続軸となるが、「エレーナ」では一軸の接続軸が採用されている。
そして、最大の特徴である馬体部分。大きく3ブロックでパーツが構成されており、前脚と胴体へ繋がる箇所で可動軸を有している。
パーツサイズも大きく、ボールジョイント可動部も大きくしっかりとした作りとなっている。また、装飾品をはじめ筋肉の造形も余念がなく緻密な造形となっている。
尻尾パーツも髪の毛同様に緻密な造形をパーツ分けによって表現している
続いて、「ノーマルモード」の腕部。左右でデザインが異なり、右腕は素肌、左腕はアームカバーのようなデザインとなっている。「ノーマルモード」のためデザインは非常にシンプルにまとまっている。
次に馬体の前脚と後ろ脚。前脚は脛あてなどの鎧パーツが付き、細身で長い脚線となっている。後ろ脚は言わずもがな馬力抜群といわんばかりの力強い造形となっている。
また、蹄部分は細かくパーツ分けされ、積層することで色分けを表現している。
ここまで組み立ててきたパーツを合わせることで「エレーナ ノーマルモード」が完成する。
「ノーマルモード」ができたところで武装状態の「ウィライズモード」のパーツを組み立てていく。
頭部は前髪パーツと頭頂部を組み立て。前髪はアクセサリが増え、頭頂部は帽子パーツが付く。
胴体部はバスト、胸元のエンブレム、腹部パーツを組み立て。鎧を纏ったパーツとなっており、少ないパーツの差し替えで重厚感ある造形に変化させる。
腕部は二の腕の鎧とアームガードに革製の鎧を彷彿とさせるデザインでノーマルよりもボリュームのある造形となっている。また細かいベルトパーツなどもアクセントとなって情報密度の高いデザインが再現されている。
馬体では、前脚に大きめの脛あてと前掛け、サイドアーマーとベルトを組み立て。
前掛けパーツやサイドアーマーは金属質というより革製の身軽な装備という印象となっている。サイドアーマーも腰回りを守るためボリュームのある造形となっている。また、尾部にはベルトが付き、騎馬らしい雰囲気をより強めている。
武装のシールドは特徴的なチェッカー模様が成形色で表現されている。2層に分かれて伸縮ギミックも搭載している。また、装飾部分は2種類ありどちらか一つを付ける形となる。
そして、大型のランスは「エレーナ」本体を超える長さとなっている。先端も選択することができる。
また、シールドを保持するアームやランスを持つ際に本体を保持するための補助パーツも付いている。
最後に専用台座を組み立てる。台座は馬体下部に接続する形で使用する。
「エレーナ ノーマルモード」から各パーツに差し替えることで「ウィライズモード」にすることができる。
(C) KOTOBUKIYA