レビュー
「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」レビュー
2024年10月25日 00:00
アグレッシブな可動と劇中イメージを彷彿とさせる造形
「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」は完成させての第一印象は「プラモデル技術はここまで進化したのか!」という驚きだった。
「ウルトラマンティガ マルチタイプ」は3色の複雑なカラーリングとなっており、プラモデルでシールなしで色分けを再現されているのには驚いた。小さい部分までパーツ分けされ、組み立てただけで劇中イメージに近い印象となっている。
シールなしのため質感の統一感に加え、可動の際の干渉もなく、よりテレビで見た姿を彷彿とさせるものとなっている。また、スタイルもシュッとしたマルチタイプらしいデザインになっているのもうれしいポイントだ。
アクションポーズも各部可動でバラエティ豊かな表現が楽しめる。片膝立ちのポーズや凛々しい戦闘態勢の表現もでき、ポーズを取らせるのが非常に楽しい。
また、首の可動も柔軟で顎を大きく上げることができ、飛行時のポーズがより自然に決まる。また、変身時の巨大感ある下からのアングルやぐんぐんカットのアングルと顔の表現がより充実した印象となっている。
ゼペリオン光線の溜めのエフェクトパーツが付いたことで一連のモーション再現ができる。「これを待っていた!」と喜びが沸き上がる仕上がりとなっている。
そして、別売りの「アクションベース」シリーズを使用することでよりアグレッシブなポーズや飛行ポーズも取れるのでオススメだ。
以上、「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」のレビューをお送りしてきた。
「Figure-rise Standard」の「ウルトラマン」シリーズを今回初めて触れたが、組み立てるだけで「ウルトラマンティガ マルチタイプ」の複雑なカラーリングが表現されていることに感動した。そのうえで可動もしっかり組み込まれ、劇中再現からオリジナルのポーズまで幅広く遊ぶことができる。
ゼペリオン光線のエフェクトパーツによって、印象的なシーン再現や迫力あるポーズが楽しめるのもポイント。これまで表現されていなかった溜めエフェクトが付いたことで、劇中の動きを完全再現できるのは「Figure-rise Standard」ならではの表現だと感じた。
今後の「Figure-rise Standard」の「ウルトラマン」シリーズにも期待したい。
(C) 円谷プロ