レビュー
「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」レビュー
光の巨人がFigure-rise Standardで蘇る。複雑なカラーリングもシールレスで表現
2024年10月25日 00:00
- 【Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2024年10月26日
- 価格:3,520円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約165mm
BANDAI SPIRITSのキャラクタープラモデル「Figure-rise Standard」で光の巨人がよみがえる。1996年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマンティガ』から「ウルトラマンティガ マルチタイプ」がプラモデルになって10月26日に発売する。
「Figure-rise Standard」では様々なアニメ、特撮作品のヒーローたちがプラモデル化されており、今回「ウルトラマン」シリーズから「ウルトラマンティガ マルチタイプ」が立体化される。
『ウルトラマンティガ』は円谷プロダクションのヒーロー「ウルトラマン」生誕30周年を記念した作品であり、平成ウルトラマンのTVシリーズの始まりとなった作品だ。
特捜チーム・GUTSの隊員であるマドカ・ダイゴがスパークレンスを使い、超古代の光の巨人・ウルトラマンティガとなって侵略者や怪獣たちと戦っていく。様々な脅威から人々を守り、希望の光で平和を守ってきた。そして、最後の敵となる大いなる闇、ガタノゾーアとの戦いでは一度は敗北するも、世界中の子どもたちの光によって再び立ち上がりともに闇を打ち払う展開など記憶に残る活躍を見せてくれた。
ウルトラマンティガは3つのタイプに変身するタイプチェンジを有し、基本となるバランスの取れたマルチタイプ、スピードとテクニックで相手を翻弄する紫のスカイタイプ、打撃力と防御力を高めたパワフルな格闘戦を得意とする赤のパワータイプがある。
マルチタイプはウルトラマンを象徴する銀に、赤と紫を合わせた特徴的なカラーリングとなっている。
今回は「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」の魅力をお伝えしていく。
細かく分けられたパーツ。エフェクトパーツの煌びやかさにも注目
「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」のランナー数は合計7枚。
「ウルトラマンティガ マルチタイプ」の基本となるシルバー、レッド、パープルの成型色に加え、足裏や耳などに使用するグレー、胸のゴールドのラインパーツなども収録されている。
ゼペリオン光線のエフェクトパーツはラメが封入され、きらびやかな色合いとなっており、目のパーツはパール色で光を灯したようなカラーリングが再現されている。
中身を確認したところで、次は組み立て工程を見ていこう。
シールなしでマルチタイプのカラーを完全再現
最初は頭部を組み立てていく。
本キットではシールはなく、細かい部分までパーツ分けされている。頭部はシャープな顔立ち造形の再現はもちろんだが、耳と後頭部の色分けもパーツで再現され、こだわりの強さが感じられる。
なお、耳と後頭部のパーツは小さいのでランナーからの切り取りに注意してほしい。また、組み立ての際にはピンセットなどを使用することをオススメする。
次に胸部と腹部の組み立て。胸部と腹部はボールジョイントで接続され、腹部にも可動軸が設けられており、ひねりなどの動きも表現できる。また肩にも引き出し可動が備わっており、腕を前に出す動きにも期待できる。
マルチタイプの3色の複雑なカラーリングもパーツを重ねていき、色分けをする形となっており、劇中のデザインが再現されている。
また、胸のカラータイマーは通常の青とピンチの際の赤の2種類があり、付け替えることができる。
腕部も細かいパーツ分けが施されている。シールでは難しいであろう質感の統一がされている。また、二の腕が一つのパーツとなっており、腕のラインの美しさが映える造形となっている。可動に関しては手首、肘、肩口がある。肩口部分はボールジョイントと上下可動、左右の動きが可能となっている。
脚部も同様に細かいパーツ分けで色分けが再現されている。可動も股関節、太ももの横可動、膝、足首がある。 腰部は可動部をパーツで覆う形で組み立てる。
各パーツを合わせることで「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」が完成する。
また、ハンドパーツは左右4種類。開き手や平手のほか、サムズアップ、チョップやハンドスラッシュを放つ時の平手パーツは指部分を組み立てる必要がある。
ゼペリオン光線のエフェクトパーツは、溜めポーズのものと発射ポーズの2種類がある。溜めポーズのエフェクトパーツは光が集まってくるラメの入ったエフェクトに広げた両腕に伸びていくクリアパーツの2つで構成されている。
発射ポーズのものは根元部分のパーツを組み立て。取り付けもハンドパーツに差し込んで、再度腕パーツに差し込む簡単なものとなっている。
すべてのパーツの組み立てが完了。次のページでは完成した「Figure-rise Standard ウルトラマンティガ マルチタイプ」を堪能していこう。
(C) 円谷プロ