レビュー

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」レビュー

太陽神ラー降臨!ヒエラティックテキストも読める圧倒的ディテール再現

【Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2024年10月26日

価格:8,470円

ジャンル:プラモデル

サイズ:全高約300mm

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」

 今回レビューする「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」はアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』で、マリクが使用する神のカードだ。ヒエラティックテキストを唱えた決闘者(デュエリスト)がコントロールを得る設定がある。球体形(スフィア・モード)、戦闘(バトル)モード、不死鳥(ゴッドフェニクス)という3つの形態を披露している。

 「ラーの翼神竜」は三幻神の中でも効果が多く、マリク対孔雀舞戦で召喚された際の絶望感が特に印象に残っているカードだ。筆者が小学生の時、ゲーム「遊戯王4」にてマリクと対戦しまくって「ラーの翼神竜」を手に入れたものの、海馬デッキだったため使用不可で、交換も叶わずにお蔵入りになった思い出のあるカードだ。では早速「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」をレビューしていこうと思う。

全高約300mmの大型キット。専用のディスプレイベースが付属する。
「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」では球体形(スフィア・モード)をAmplified解釈の変形で再現。

神を創れる高揚感と圧倒的なパーツボリューム

 まずはランナーを見ていこう。説明書を見た中では翼のディテールに力を入れていることがわかった。ランナーはA〜I、台座で2枚の合計14枚とシールでボリューム感のある構成となっている。ほとんど金色に輝くパーツで構成されている。台座も付属しているので、飾る楽しみも増えるだろう。

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」パッケージイラスト
「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」ランナー一式
尻尾のパーツと宝玉、顔、舌のパーツで構成された多色成形ランナー。
大きさのある肩周りと太もものパーツ。
足や腕周りのパーツで爪の鋭さが際立っている。
外装部分のパーツが多い。
翼の枠に使うパーツで、大きさのあるものが多い。モールドも入っているのでディテールが細かい印象。
翼パーツ。造形が素晴らしい。
ジョイント系のパーツと翼の爪。
関節などの内部パーツ。
メインの翼パーツ。これを組み合わせてメインの翼にする。
台座パーツとシール。専用のディスプレイベースがついている。

神々しさを見事に再現!

 早速パーツを説明書通りに組み立てていく。色と大きさによって神々しさを見事に再現していると感じた。カクカクしていて鋭さのあるパーツが多いので組み上がった際のディテールも高そうだ。徹底して金色のパーツが多いので統一感のある印象を受けた。説明書通りにディスプレイベースから組み上げていく。

台座パーツ全景。溝で高さを細かく変えられるようになっている。最初に作る理由は完成パーツをここに挿して置けるようになっているからだ。
突起を入れて角度を固定できる。
長さの違う調節パーツもあり、様々な角度や高さでディスプレイできる!

 頭部は目の赤色をシールで再現。顎が可動し口内は細かく歯が並ぶほか、舌は別パーツ色分け再現される。

頭パーツは色が細かく分かれていて、牙のディテールも細かい。
シールの目を入れてベースは完成。
パーツ全景。モールドが細かく入っておりディテールが細かい!
頭部完成。宝玉のアクセントが効いている!

 大型キットということもあり、ボディはかなり大きなパーツで構成される。複雑な造形ながら各部に関節が仕込まれる。

次は胴体。上半分の全景。
パーツが尖っているので、はめ込みの際は指が痛くならないように注意。
さらに繋げて大きくしていく。
胴体完成。重厚感がある出来となっている。
組み上がった際に、この少しの可動が意外と効いてくる!
首パーツ全景。パーツ数は少なくシンプルだ。
しかし、この細かいディテールの出来栄えは素晴らしい。
尻尾の先部分。先端の鋭さが極めてかっこいい。
全景を並べてみた。尻尾も可動できるようにボールジョイントとなっている。
尻尾完成。ピンセットと並べると大きさが1.5倍ほどとなっている。尻尾の大きさに驚いた。
一旦ここまでのパーツの寄りを並べてみた。鋭いディテールがなんともかっこいい!

 手足は関節部の独特の造形に注目。各部にはヒエラティックテキストが細かく刻まれているので組んでいる途中にも発見があり楽しめる。

次に脚部パーツ。太もも付け根のボールジョイントの大きさに驚いた!
これはヒエラティックテキスト!!こんなところまで再現されているとは・・・
両脚が完成。可動域も広くなっている。
両肩パーツ全景。この部分も結構なボリューム感がある。
そしてここにもヒエラティックテキスト!
肩パーツが繋がっている形になっている。
腕パーツも関節が多く可動域が広いことがわかる。
組み上げるとこのようなディテールとなり、爪の鋭さが特徴的だ。
肩関節のデカさと翼の美しさが神々しい。
両腕完成。
ここまでの全パーツを並べてみた。かなりのボリューム感だ。撮影しながらで大体7時間ほどかかっている。