レビュー

「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> インフィニットジャスティスガンダム弐式」レビュー

アグレッシブな可動と濃密彩色のMETAL ROBOT魂であの感動をもう一度

 「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> インフィニットジャスティスガンダム弐式」のファーストインプレッションはやはりカラーリングだ。 アスランが搭乗するモビルスーツのパーソナルカラーとも言える赤いカラーリングイメージが再現され、各所に濃淡の異なる赤が使用され、メリハリのある彩色となっている。

 また、各所のマーキングや黒のカラーリングで全体が引き締まった印象となっている。マーキングには「ターミナル」のエンブレムや型式などが散りばめられ、METAL ROBOT魂ならではの豪華な仕様となっている。

 全体のシルエットもバックパックやシールドによってボリュームが増し、迫力ある造形となっている。劇中イメージの再現はもちろん、ダイキャストの金属感と重厚感で巨大ロボットらしい質感、重みが感じられるのもうれしい商品だ。

赤い装甲が映える「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> インフィニットジャスティスガンダム弐式」
バックパックによって後ろ姿もボリュームがある
シャープなデザインや張り出した肩部でマッシブな印象
ブレードアンテナやツインアイの色分けもしっかり施されている
肩部には「インフィニットジャスティスガンダム弐式」の型式番号
脚部のふくらはぎにくびれがあり、引き締まった造形となっている
スラスター内部も細かく色分けされている
武装を仕込んだシールドは大きめで迫力あるシルエット
高エネルギービームライフル。色分けやマーキングも施されている
バックパックにはマーキング各所に施されている
バックパックの翼には「ターミナル」のロゴ
バックパックの名称「M2X32E フォランテス」の文字も
新装備のレールガン

 本商品は可動ギミックも満載で、バックパックはビーム砲の仰角調整や特徴的な翼は重ねた状態の「ガンモード」とX状に展開した「スラッシャーモード」にすることが可能。また、基部にも軸可動を備え、スラスターの角度調整が可能となっている。

 また、高エネルギービームライフルはスコープ部分が可動する。そして、レールガンは弾倉の脱着やフォアグリップが展開する。

 バックパックは単独の飛行形態にすることができる。専用のアタッチメントを使用することで台座でのディスプレイもできる。

ビーム砲は仰角を調整可能
主翼は折りたたみ、展開が可能。「ガンモード」、「スラッシャーモード」が再現できる
主翼の基部となるパーツは軸可動が仕込まれている
高エネルギービームライフルのスコープは位置の調整が可能
レールガンは銃身下部の弾倉を取り外し可能
フォアグリップも展開できる
【バックパック「M2X32E フォランテス」飛行形態】
SFの戦闘機のようなシルエットの「M2X32E フォランテス」飛行形態
背面
主翼を展開した状態
側面
スラスター部分はメタリック塗装が施されている
ミサイルランチャーの造形もしっかり表現されている
シャープな機首

 本体の可動もダイキャストを使用した保持力の高さでポージングがばっちり決まる。「インフィニットジャスティスガンダム弐式」は特に格闘戦の印象が強いため、ビームサーベルを振るう姿や脚部を大きく振るうアクションが似合う。

 またバックパックにもビームライザーが装備され、全身にビームサーベルを搭載したトリッキーなアクションがさらに映える。そして、劇中でも驚かされた頭部のビームホーンも再現され、映画の名シーンの数々を表現できる。

 また、シールドのグラップルスティンガーやビームブーメランなど劇中未使用の武器もあり、非常に遊びごたえがある。

高エネルギーライフルを構える
高速飛行をイメージしたポーズ
レールガンに持ち替える
両手持ちで構えることも可能
パーツ差し替えでグラップルスティンガーの射出アクションを表現できる
ビームブーメランから大出力のビームを展開
ビームブーメランをシールドから取り外して、ビームサーベルとして運用もできる
本体の可動と合わせて、ビームブーメランの投擲アクションも表現できる
連結状態のビームサーベルとレールガンを構える
シールドのビームシールド展開も再現可能
大きく足を上げて、脚部のビーム重斬脚で斬りかかる
ビームライザーを展開し、多角的な斬撃を可能に
奥の手ともいえるビームホーン。大きめのエフェクトパーツで劇中に近い印象

 以上、「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> インフィニットジャスティスガンダム弐式」レビューをお送りしてきた。

 劇中では終盤での短い登場時間ながら、確かなインパクトと強さを見せつけた「インフィニットジャスティスガンダム弐式」。その勇姿がMETAL ROBOT魂のハイクオリティの造形と彩色、そして可動域で再現できる。

 格闘戦を得意とし、ビームサーベルを振るう姿が非常にカッコよく、一方でトリッキーな武器の数々も可動域の広さと相まって豊富なアクションシーンが表現できる。

 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」公開から1年経つが、そのインパクトは今なお脳裏に焼き付き、METAL ROBOT魂でもう一度自分の手で再現できるのは、アクションフィギュアならではの魅力であり、触っていく中で「こう動くのか」と新しい発見があるのも楽しい商品だった。

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