レビュー

「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」(2次発送分)レビュー

長砲身キャノンの存在感を放つMETAL ROBOT魂最大級のオプション装備

【「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」(2次発送分)】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

2024年10月18日 発送

価格:19,800円

ジャンル:アクションフィギュア

 映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」にて「デスティニーガンダム」の新装備として登場した「ゼウスシルエット」が、BANDAI SPIRITSのロボットアクションフィギュアブランド「METAL ROBOT魂」シリーズで立体化、魂ストア限定商品として販売された。

 本稿では10月18日より発送が開始された2次発送分の「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」を紹介していく。

「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」単機形態
「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」(別売り)と合体させた状態

 「ゼウスシルエット」は上述した映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」にて登場した新装備。モビルスーツを超える大型リニアキャノンを有する装備で、各パーツを集めることで単機形態では鳥のようなシルエットとなる。

 劇中では「アカツキ」、「デスティニーガンダム」が装備。「アカツキ」が使用した際は戦略兵器「レクイエム」の中継ポイントの破壊、そして「デスティニーガンダム」が装備した際は「レクイエム」本体を破壊した。オーブの危機を振り払い、戦略兵器の破壊と戦局の要となる作戦を遂行した。

 活躍場面こそ少ないが、事前情報なしの登場に加えて超巨大な砲身を備えたリニアキャノンでの狙撃というシルエットは衝撃的だった。また、砲身が焼き付く描写もあり、凄まじい破壊力を感じさせる演出もゾクゾクする映像となっている。

 「METAL ROBOT魂」シリーズで表現された「ゼウスシルエット」の魅力とは? 劇中のシーンができるのか? 気になる「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」の魅力を見ていこう。

ゼウスシルエットの各パーツを収録。ミサイルハッチなどの細かいパーツも付属

 「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」のパッケージ、内容物を確認していこう。

 パッケージは「ゼウスシルエット」を装備した「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」が飾り、背景には単機形態が映っている。印象的なリニアキャノンを構えたポーズで、映画のシーンを彷彿とさせるものとなっている。

【パッケージ】

 内容物はゼウスシルエット本体とノーズ、ミサイルユニット、砲身ユニット、ボディユニット、キャノンアームと主要パーツに加えて、ディスプレイジョイント2種と脚部ミサイルハッチ、ミサイルハッチ各種が収録されている。

 また、ディスプレイ用の支柱(大/小)、台座と補助支柱、クリップと取扱説明書がついている。

【内容物】
ゼウスシルエット本体と各ユニットパーツ、ハッチを開放した状態のミサイルハッチ
3本の砲身を束ねた砲身ユニット、キャノンアーム、ディスプレイジョイント2種
台座と支柱、補助支柱
取扱説明書

 中身を確認したところで、「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」単機形態と別売りの「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」と合わせた状態を紹介していく。

単機形態で全長約450mm。大型装備が見せるドラマチックな造形

 初めに「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」の単機形態を見ていこう。

 単機形態はゼウスシルエット本体に各パーツを合わせることで完成する。パズルのような工程で組み上げていく中で、「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」のどの部分に装備するのかが予測できるのも面白い。

【単機形態の再現】
ゼウスシルエット本体にノーズパーツを接続
ミサイルユニットを本体上部に接続
ゼウスシルエット本体裏面の接続口にキャノンアームを接続
ボディユニットにディスプレイ用ジョイントを付ける
ゼウスシルエット本体裏面にボディユニットを接続。キャノンアームをボディユニットに接続する
ゼウスシルエット後部に砲身ユニットを取り付ける
ゼウスシルエットの翼、アーマーの一部を展開

 各パーツを合わせることで劇中のシルエットに近づくにつれて、「METAL ROBOT魂」シリーズでも最大級のサイズになっていくのはやはり驚愕だった。

 モビルスーツのような人型とは異なる戦闘機のようなデザインは新鮮な印象を受けた。機首から後部まで全長約450mmで台座をはみ出す長さは強いインパクトを放つ。

「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ゼウスシルエット」の単機形態
機体上部には弾倉やミサイルユニットが備わっており、本体は武骨な造形となっている
ノーズはエッジの利いたデザインで、世界平和監視機構「コンパス」のマーキングも施されている
正面から見ると赤いラインが映える
翼パーツには「ゼウスシルエット」のマーキング
後部にはリニアキャノンの砲身。ゴールドの重厚感あるカラーリングが美しい
「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」と比較

 ロボットアニメ作品にみる“ロボット本体よりもデカイオプション装備”というロマン装備が再現され、立体物として触れるとその大きさはやはり迫力満点。同じシリーズで立体化された機体と比較で、機体設定をより鮮明に感じられるのも「METAL ROBOT魂」シリーズの魅力となっている。

 次は「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> デスティニーガンダムSpecII」に合体した状態を見ていこう。