レビュー

「無限邂逅メガロマリア 風魔」レビュー

スピード感あるポージングが捗る「風魔」のアクション

 完成した「風魔」は和風テイストで纏められたデザインが、細身のスタイルにマッチしている。

 頭部のケモミミ型ヘッドギアと狐面で表情が見えない妖しさとカッコよさが両立されている。そして首元のマフラーも忍者らしさが強調され、風になびくような動きのある先端部も動きを付けることで、「風魔」の可動と合わせてより躍動感を強めてくれる。

 胸部パーツや脚部の袴を豊富とさせるデザインもシルエットの変化はもちろん、和風テイストを感じさせるものとなっている。

忍者型アナザー「風魔」
背面
頭部はケモミミ型ヘッドギアと狐面で顔の見えない暗殺者らしい雰囲気
波打つようなマフラーの動きのある造形
胸パーツも着物風のデザイン
帯のような腰部アクセサリ
三連リストジョイントで装備された鉤爪
太もも部はボリュームあるアーマーが装着されている
足先は足袋のようなデザイン
腰部に刀をマウントができる
苦無、手裏剣をマウントすることも可能

 可動ギミックとして、マフラーは付け根部分がボールジョイントで角度調整ができ、少し引き出すことで上下の角度調整も可能となっている。また、鉤爪も三連リストジョイントの可動で展開が可能。

マフラーの可動。ボールジョイントで角度調整が可能
鉤爪の展開。三連リストジョイントで前面に展開

 アクションポーズも柔軟な可動で多彩なポーズが可能。忍者といえばスピーディな動きや多彩な武器の使い手というイメージもあり、風のように駆け抜ける動きや刀や鉤爪を使ったバトルアクションと様々なシチュエーションを楽しめる。

柔軟な可動で様々なポーズを表現可能
片膝立ちのような動きのあるポーズ
正座ポーズもしっかり表現できる
高所からの着地ポーズ
別売りの「ニューフライングベース」でさらにポーズの幅が広がる
苦無を指先で遊ぶ表現も可能
疾駆するポーズ
手裏剣を手に空中から攻撃
鉤爪を展開

 ここからはジオラマと合わせて潜入シチュエーションを撮影。忍者といえば隠密行動。怪しげな施設に潜り込んだ「風魔」がそこで接敵したアクションを紹介していく。

目的の施設に潜入した「風魔」
鉤爪で壁伝いに移動
巡回する敵と遭遇。すぐに身をひるがえし、攻勢にでる
障害物を巧みに使いながら翻弄する
敵の攻撃に壁際に追い詰められる
一瞬のスキをついて静かに敵を仕留める

 以上、「風魔」レビューをお送りしてきた。

 「無限邂逅メガロマリア」シリーズの可動と忍者デザインの相性の良さを強く感じられ、動かすのが非常に楽しいキットとなっている。

 それぞれの武器はコンパクトだが、手裏剣の投擲、苦無や刀の斬撃と素早い身のこなしを表現でき、マフラーの動きと合わさって躍動感も抜群。鉤爪の展開で攻撃以外のアクション表現も楽しめる。

 また、1月に発売した「メガロマリアM.S.G エクスハンドユニット【女性型A】」でさらに表現の幅が広がり、印を結ぶような手の表現できるので、こちらもぜひチェックしてほしい。

メガロマリアM.S.G エクスハンドユニット【女性型A】