レビュー
「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」レビュー
優美な色彩と可動ギミックが魅せる迫力のポージングとディスプレイ
2025年4月23日 00:00
- 【「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」3次発送分】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 4月16日 発送
- 価格:19,800円
- ジャンル:アクションフィギュア
- サイズ:全高約140mm
映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場したモビルスーツ「ストライクフリーダムガンダム弐式」がMETAL ROBOT魂シリーズで立体化された。魂ウェブ商店限定商品として販売され、今回3次発送分が筆者の手元に届いた。
「ストライクフリーダムガンダム弐式」は「ストライクフリーダムガンダム」の改修、一部アップデートが施された機体としてアコード陣営との決戦の際に登場した。特徴的な翼のようなバックパックには無線遠隔兵器スーパードラグーンをはじめ、2丁の高エネルギーライフル、腹部ビーム砲、両腰のレールガン、ビームサーベルなどの武装も引き継いでいる。
そして、ブラックナイトスコードのフェムテク装甲に対応する試製35式改レールガンを携行してる。
劇中ではさらわれたラクス・クライン救出の際に、シュラの駆る「ブラックナイトスコード シヴァ」に陽動をかけ、救出作戦を成功させた。
そして、最終決戦ではオルフェとイングリッドが乗る「ブラックナイトスコード カルラ」と「ブラックナイトスコード シヴァ」の2機と激突。徐々に追いつめられ、ピンチに陥った時、アスランの助けとラクスが運んだ「プラウドディフェンダー」を装備した「マイティーストライクフリーダムガンダム」となり、形勢は逆転。物語の最大の山場で最高の活躍とインパクトを残した。
METAL ROBOT魂シリーズでも別売りの「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> プラウドディフェンダー&エフェクトパーツセット」と組み合わせることで「マイティーストライクフリーダムガンダム」を再現できる。
「METAL ROBOT魂」では「ストライクフリーダムガンダム弐式」がどのように表現、造形されているか紹介していきたい。
多彩な武器と充実の内容物
最初はパッケージを確認。パッケージ表には「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」が掲載されている。裏面にはポーズ例や商品仕様が掲載されている。
中身はブリスター3段組でフィギュア本体と各種武装と交換用手首、バックパック、エフェクトパーツ、取扱説明書、専用台座とアタッチメントが収録されている。また、展開時のスーパードラグーンを支える支柱やジョイントパーツも収録されている。
「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」本体は印象的なトリコロールカラーが再現されている。塗装による質感の高さに加え、「コンパス」のマークなども施され情報密度の高い色彩となっている。
また、肩のシャープ造形や腰のレールガンなど「ストライクフリーダムガンダム」から変わった点なども見て取れる。
準備として本体にビームサーベル柄、バックパックの装着を行なっていく。また、「ストライクフリーダムガンダム弐式」ではレールガンの側面に高エネルギービームライフルをマウントすることが可能となっており、その状態も再現することができる。
バックパックは一部パーツを取り外してからスーパードラグーンを取り付けていく。各翼部分にスライドさせて装着させるので、塗装が削れないか少し心配になる。
これで「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」の準備ができた。次は各部ディテール、可動範囲を見ていこう。
METAL ROBOT魂が魅せる美しいアクション可動と造形の融合
「METAL ROBOT魂 <SIDE MS> ストライクフリーダムガンダム弐式」は胴体部分がスマートな印象を持ちつつも、張り出した肩部アーマーやフロントスカートの直線的なラインでメリハリのあるプロポーションとなっている。
そこに翼のようなバックパックが合わさり、存在感ある造形となっている。マーキングの情報量の多さに加え、特徴的な関節部のゴールドのアクセントが光る彩色で美しさを倍増させている。
ギミックも満載で、バックパックの展開を初め、腰のレールガンの展開などが楽しめる。そして、高エネルギービームライフルの連結機構は一部パーツを取り外すことで連結再現が可能。試製35式改レールガンは弾倉の取り外しやフォアグリップの展開ギミックを備えている。
これらギミックとフィギュア本体の可動域が合わさり、様々なアクションポーズを取ることができる。特に肩の引き出し可動によって、試製35式改レールガンの両手撃ちなども表現できる。
2丁の高エネルギービームライフルを用いた中距離からの素早いアクション、ビームサーベルでの高速近接戦闘のスタイリッシュなアクションポーズが映える。
そして、スーパードラグーンの展開も専用支柱を使用することで劇中の四方八方に展開した状態も再現できる。支柱の先端部にも可動軸が仕込まれ向きの調整もでき、付け根部分もボールジョイント方式で全体の位置調整もできる。
展開状態は迫力満点のディスプレイができ、印象的な「ハイマットフルバースト」も表現できる。
(C)創通・サンライズ