レビュー

「HG 1/144 軽キャノン」レビュー【#ジークアクス】

奪われたガンダムに代わり連邦軍の主戦力となったガンキャノンの量産型をHGキット化!

【HG 1/144 軽キャノン】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年7月5日
価格:2,200円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約130mm

 今回レビューするのは「HG 1/144 軽キャノン」です。この機体は先日最終回を迎えた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するモビルスーツです。ジオン軍のシャア・アズナブルに白いガンダムを奪われた地球連邦軍がRX計画の一環で同時に開発していたガンキャノンをベースに軽量・軽装化して量産効果を高めた機体です。

【軽キャノンとは】
地球連邦軍の起死回生のために開発された量産型モビルスーツ

 この機体は……と書き進めたいところではありますがいかんせん尺の関係もあったでしょう、TV放送での軽キャノンの活躍はほぼ描かれていないので活躍するシーンを振り返ることができないのが残念!

【本当はガンダムの量産型のはずだった……?】
HG 1/144 白いガンダム 2025年12月発売予定 価格:2,420円

 劇中でのトピックとしては地球連邦軍のセイラ・マスが搭乗してジオン軍のドズル中将を撃破したという設定のトリコロールカラーでハンマーを装備した軽キャノンが一年戦争パートに一瞬描かれたのが衝撃的でした。

【一年戦争時に活躍したセイラ専用軽キャノン】
HG 1/144 セイラ専用軽キャノン 2025年10月発売予定 価格:2,530円 ※プレミアムバンダイ限定

 デザイン的に軽キャノンをじっくり見てみるとガンキャノンをベースに開発されているとはいえ、腕部・脚部はガンダムと同様のデザインのものが採用されているように見えます。ガンキャノンの比較的重装甲なボディと肩のキャノンを2門から1門にし、ガンダムの俊敏な四肢を組み合わせたイメージでしょうか。

【HG 1/144 軽キャノン】
ガンキャノンのボディにガンダムの四肢をドッキングさせたようなスタイル
肩のキャノンは1門になっています
軽量化によって俊敏な動きができる

 今回、このキットをレビューできる機会をいただきました。もしガンダムが奪取されず、そのまま量産型が作られたらどういう機体になっていたのだろうか?キットを組みながらそんな想像もできそうですね。

 すでに赤いガンダムを組まれた方ならキット的に共通の部分を探してみるのも面白いと思います。記事終盤で軽キャノンと赤いガンダムの両キットから腕部・脚部の比較画像を載せておりますので、そちらもぜひご覧ください。それでは早速進めてまいりましょう!

「HG 1/144 軽キャノン」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~E、SB-13の9枚、シール1枚、組立説明書で構成されています。前述の通り、軽キャノンはガンキャノンのボディとガンダムの四肢で構成される機体ですからランナー的には既発売の「HG 1/144 赤いガンダム」と同じものが使われているかと思いきや、軽キャノン専用ランナーに同じデザイン要素を持つパーツを配置しています。筆者は以前赤いガンダムをレビューしましたので、四肢に関しては復習と細かな違いを探すのが楽しみになりました。

【キット内容】
パッケージイラスト
A:イロプラによる装備やソールが目を引く加飾部
B1:主に赤い装甲部
B2:主に赤い装甲部
C1:バックパックや腰部などのメカフレーム
C2:ハンドやメカフレーム
D:胴体の装甲など
E1/E2/SB-13:加飾部とセンサー部、サーベルエフェクト、シール