レビュー

「RG 1/144 ウイングガンダムゼロ」レビュー【#ガンダムW】

5機のガンダムの原型機で、ゼロと呼ばれた機体がRGオリジナルギミックを追加し登場!

【RG 1/144 ウイングガンダムゼロ】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年9月27日
価格:4,620円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約126mm

 今回レビューするのは「RG 1/144 ウイングガンダムゼロ」です。この機体は1995年~1996年にかけて放送され、今年30周年を迎えたTVアニメ『新機動戦記ガンダムW(ウイング)』でストーリー後半から登場するモビルスーツです。主人公の一人であるカトル・ラバーバ・ウィナーによって建造され、幾人かのパイロットが搭乗するも最終的にヒイロ・ユイがパイロットとなりました。

【ウイングガンダム直系のルーツたるゼロ】
ネオバード形態に変形できる

 同作品に登場するモビルスーツ「トールギス」を開発し、後にOZを離れた5人の科学者によってさらに高性能な機体として開発された「ウイングガンダムゼロ」はガンダニュウム合金といった最新素材や当時存在し得ない技術を投入されて構想された機体です。ネオバード形態への変形、コロニーをも殲滅できるというツインバスターライフルといった最強の装備をもってロールアウトする予定でした。

 この機体にはさらに“完全な勝利”をもたらす戦況予測機構の「ゼロシステム」を搭載しています。このシステムはパイロットに多大な負担を強いるものであったことや、ツインバスターライフルの底知れぬ威力、建造時のパーツ調達の困難さから開発は断念されました。そうした経緯から、この機体をルーツとして5機のガンダムが開発されたのです。その後、急速に流転する情勢の中、父を失った失意のカトルによってついに完成しました。

【生み出されたガンダムの1機】
RG 1/144 ウイングガンダム 2021年6月19日発売 価格:3,520円

 そういった出自を持つウイングガンダムゼロがRGシリーズにラインナップされました!ウイングガンダム直系のルーツとなるウイングガンダムゼロの特徴はネオバード形態への変形、背部に2基あるウイングバインダーの精密再現&RGオリジナルギミック搭載で過去最高のウイングガンダムゼロ像を作り出しています。

【RG 1/144 ウイングガンダムゼロ】
各部を際立たせたスタイルに仕上がったウイングガンダムゼロがRGキットに!
ウイングバインダーのオリジナルギミックで多彩なポージングを可能にし、大きく広げたスタイルが素直にかっこいい!
“パーツの組み換え”はシールドとツインバスターライフルのことで、本体はそのまま変形できます!

 今回、このキットをレビューできる機会をいただきました。既に派生機である「RG 1/144 ウイングガンダム」の登場から4年が経過し、さらに極まったガンプラの秘術で紡がれたウイングガンダムゼロのRGキットはどういった未来を魅せてくれるのでしょうか。商品説明の画像を見ているとウイングバインダーの展開状態がこれまでにないほどのかっこよさを魅せてくれているように感じました。それでは、早速進めてまいりましょう!

「RG 1/144 ウイングガンダムゼロ」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~F、SB-13で計12枚、シール1枚、組立説明書で構成されています。さすがRGシリーズと言えるほどのパーツ分割でとても細かく、びっしりとパーツがランナー上に配置されているのが見て取れます。特にメカフレームのパーツは一見しただけではどのように組み合わさるのか判断が難しくパズル的要素が高そうで「よしこれからRGキットを組むぞ!」とキットの楽しさを伝えてくれています。

【キット内容】
パッケージイラスト
A1:イロプラによる装甲などの加飾部
A2:イロプラによる装甲などの加飾部
B:【2枚】ウイングバインダー他の装甲部
C1:シールドや頭部などの装甲部
C2:装甲やディテール部
D:【2枚】主にメカフレーム
E:主にメカフレーム
F1:主にメカフレーム
F2:主にメカフレーム
SB-13:サーベルエフェクト/シール