レビュー
「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」レビュー
SDガンダムの常識を覆す“新次元の翼”を得て、ゼロが戦場に舞い戻る!
2024年11月29日 00:00
- 【MGSD ウイングガンダムゼロ EW】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2024年11月30日
- 価格:4,950円
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約115mm
今回レビューするのは「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」です。1997年に全3話でリリースされたOVA作品『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は1995年に放送されたTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』の続編であり完結編にあたる作品で、後にガンダム20周年記念作品として再編集と新規シーンが追加された『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』として劇場で公開された作品に登場するモビルスーツです。
A.C.196年(アフターコロニー:『ガンダムW』世界の紀元の呼称)、コロニーと地球による大規模な戦争の終結から1年が経ち人類は恒久的な平和に向けて新たな一歩を歩み続けていたが、デキム・バートンがマリーメイア軍を結成。新型モビルスーツをも極秘裏に開発、外務次官となったリリーナ・ドーリアンを拉致し地球圏へ宣戦布告を行なった。
戦後の地球圏の平和維持を担っていた特務機関プリベンターは事態の収拾を図るもマリーメイア軍の用意周到な作戦の前にその侵攻を抑えることができずにいた。事態を重く見たカトル・ラバーバ・ウィナーは廃棄衛星に乗せ太陽に送られたガンダム各機の回収に向かう。時間ギリギリに廃棄衛星に到達し地球へ向けて射出されたウイングガンダムゼロにヒイロが搭乗、最後の戦いに挑むのだった……。
MGSD(マスターグレードSD)シリーズは愛らしい頭身のSDガンダムをガンプラのグレードの一つであるマスターグレードのクオリティで構築するというとてもプレミアムなシリーズです。シリーズ史上最高の可動性能とギミック、圧倒的なディテール表現をSDの躯体(フォルム)に凝縮した新次元のSDハイエンドブランドです。
今キットではMGSDシリーズ初となる可変機構を搭載しています。主翼を畳んだ「大気圏外モード」、展開した「大気圏内モード」、さらに「大気圏突入モード」をも再現できます。各モードを実現するための背部の4枚のウイングバインダーは常識を凌駕する“新次元の翼”として多層構造となっています。内部にはシルバーのメカフレーム、リフレクションカットでキラキラのクリアーパーツも組み込まれてかなり重量もありそうですが多軸で構成されるメカフレームのアームによってがっちり保持できます。
ガンダムと名がつくモビルスーツの中でも世界中で人気の高いウイングガンダムゼロ EWをMGSDフォーマットで構築した「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」を今回レビューできる機会をいただきましたので早速組んでいきたいと思います。
MGSDシリーズ3体目としてこれまでに構築されてきたフォーマットを基に可変機構まで搭載してしまった今キットは各種ギミックはもちろんのこと、作り応えがありそうですし作りやすさも気になるところですね。それでは早速いってみましょう!
「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」のキット内容をチェック!
それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~JとSB-13で計14枚です。他にシール、組立説明書が付属します。多色成型ランナー“イロプラ”が2枚、きれいなシルバーのメカフレームランナーがありとても豪華な内容です。左右対称のパーツを効率よくランナー分けしてあり組みやすさにも貢献しているようです。
(C)創通・サンライズ