レビュー
ガンプラ「MGSD ガンダムバルバトス」レビュー
可動性能とディテールはまさにMG!ケモノのようなフォルムはSDになってもバルバトス!
2023年10月20日 00:00
- 【MGSD ガンダムバルバトス】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2023年10月21日
- 価格:4,290円(税込)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約115mm
ついにリリースとなるMGSD最新作「MGSD ガンダムバルバトス」!“MGSD”とはSD(スーパーデフォルメ)ガンダムのフォルムにガンプラのMG(マスターグレード)の技術を集約し、シリーズ史上最高の可動性能及びギミックと圧倒的なディテール表現を詰め込んだ新次元のSDハイエンドブランドです。
“ガンダム・バルバトス”は2015年(第一期)、2016年(第二期)に放送され大ヒットとなったTVシリーズ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場したモビルスーツです。主人公「三日月・オーガス」が搭乗するガンダム・フレームを採用した機体(=ガンダム)で、計画された72機のうち実際に建造された一機である“バルバトス”です。
“ガンダム・フレーム”を持つ人型のMS(モビルスーツ)は劇中の約三百年前に起こった「厄祭戦」においてその元凶であるMA(モビルアーマー)を倒すためのもので、ギャラルホルンの前進組織によって開発されたとされています。このフレームを採用した機体は、形状がまったく違っても“ガンダム”という名称がつけられます。
火星の砂漠地帯に放置されていたバルバトスは民間警備会社CGS(クリュセ・ガード・セキュリティー)によって同社の動力炉として機能していました。この世界の動力源はエイハブ・リアクター。これはMSやMA、艦船、スペースコロニーの動力に使用されている相転移変換炉で、“ガンダム・フレーム”搭載機ではこのリアクターを2基搭載して並列稼働させることで大出力を得られるが、これはMAをせん滅するためのもの。ただ、この制御がかなり難しいとされています。
今回レビューする「MGSD ガンダムバルバトス」は劇中に登場する“第4形態”という、いわばバルバトスが本来持っていた姿を立体化したものとなっています。当初のバルバトスは発見された状態のままリアクターとして使われていました。ギャラルホルンの襲撃を機に戦闘を繰り返し、厄祭戦時の資料をもとに大型惑星巡航船「歳星」を拠点とする“テイワズ”の技術者たちが復元させ本来の姿になっていきました。この第4形態ではメイスや300mm滑腔砲、太刀を装備しています。
それでは、「MGSD フリーダムガンダム」でガンプラファンをとても楽しませてくれた最新作「MGSD ガンダムバルバトス」を組んでいきましょう! 今回は先行サンプルでのレビューとなります。そのため実際の商品とは違う部分もあると思われますがその点はご了承ください。
MGSDフリーダムで見せてくれたSDスタイルでありながらMGクラスの可動性能とディテールが引き継がれているであろう今キット、組むのがとても楽しみです!
▼待望のMGSD最新作、ガンダム・バルバトスが第4形態で登場!
▼この組みごたえ、まさにマスターグレードの可動性能とディテール!
▼派手なアクションが決まる!遊びやすさも進化したMGSD第2弾
「MGSD ガンダムバルバトス」のキット内容をチェック!
それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~Hで計13枚、いくつかは小さいランナーですからMGSDフリーダムよりは少ないパーツ数となっています。いくつかのランナーには名称として“MGSDガンダムフレーム1”がつけられています。「鉄血のオルフェンズ」の世界ではガンダム・フレームをベースに設計されたものが“ガンダム”ですのでガンダム・キマリスヴィダールやガンダム・バエルなどの他のガンダム・フレームのMGSD展開にも期待が高まりますね。
今回は9月に発売した“ビルダーズ”シリーズのツール「マルチビルダーズランナースタンド」と「マルチビルダーズケース」を使用してみました。ガンプラは緻密なディテールからランナーも多くなってきました。それをスタンドに立てて整理すればわちゃわちゃしそうな組み立てがラクになるツールです。ケースは文字通りで取り外し可能な仕切りパーツを自由自在に組み合わせて組み立て時のパーツの整理やガンダムマーカーやニッパーなどのツール類を整頓できるすぐれものです。
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