レビュー

「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」レビュー

完成までもう一息!大迫力の龍魂剣!

 残りはバックパックと龍魂剣を作れば完成だ。ここまで来れば、勢いで楽に組み立てられる。龍魂剣のサイズ感が最後までわからないため、ワクワクしながら組み立てられる。早速バックパックから組んでいく。

バックパック片側の全景。こちらをもう1セット作成する。
羽のような部分を組み立ててからグレーのパーツにはめていくのだが、順番を間違えると羽をつけられなくなるので注意だ。
差し込んだ後に蓋をするようにシールを貼ったパーツをはめる。
バックパックの接続部分を組み立てて完成。
最後に龍魂剣。かなりの大きさだ。
まずは持ち手。こちらもジュエルシールを貼る。スミ入れしたくなるモールド量だ。
刀身も大きいが持ち手もかなり大きい。
装飾もかなりワイドで派手だ。
龍魂剣完成!背中に刀を支えるパーツも付属している。
完成パーツを並べてみる。どちらも非常に完成度が高く、大きさもあるものになった。シール類が非常にアクセントになっていて豪華さがある。

完成!カイゼルグレイモン!

 まずは全身を見ていこう。この堂々たる立ち姿、脚部の接地性もすばらしく安定感がある。ポーズをつけて、剣を背負ってもしっかりと自立できる。凜々しい横顔や、厚みを感じられる強靭な体躯など、アニメでの雰囲気をよく再現できている。背後には龍魂剣を装備。刀身はカイゼルグレイモンの身長よりも少し長く設定されている。

肩にオリジナルギミックを搭載。角を飛び出させてボリューム感を出すことができる。
腕のクリスタル状の部分はジュエルシールで再現。装飾が美しく、赤い体にひときわ目を引く紺色が絶妙だ。
脚は全体的に緑色のシールが散りばめられていて、赤に映える色使いだ。白い足のパーツも動きを出せる仕組みになっている。
グレイモンカラーのオレンジが非常に目立つ。ウォーグレイモンにも似た顔つきだ。
バックパックは上下左右に可動させることも可能だ。龍魂剣を背負わせるパーツは角度をつけることができるので、剣先を地面から浮かせて飾ることができる!
龍魂剣のギミックは左右に開く刀身と縮む持ち手。背中にしまう時には持ち手もたたむことができる。
デジモン図鑑に載っているポージングも難なく再現。
アップで見るとより重厚感が出る!
以前レビューした「Figure-rise Standard Amplified パイルドラモン」と並べるとこのようなサイズ感になる。
ギミックを展開して龍魂剣を片手に持たせてもしっかりとポージングできる!
必殺技の炎龍撃!このアンバランスな体勢でもしっかりと自立できるのがすばらしい!
炎を纏い灼熱からの登場!
龍魂剣を両手持ちにした時のボリュームは圧巻だ。
踏み込んで斬撃を繰り出すシーンも再現できる。

 今回のカイゼルグレイモンは非常に満足度が高かった。「Figure-rise Standard Amplified」としてはアレンジやオリジナルギミックの追加は控えめだったが、完成後のプロポーションや色味の良さという点で再現度が非常に高いと感じた。構造的にはシンプルな人型に近いので、可動域の広さとポージングの保持力がいいという点もポイントが高い。様々なポージングを試してみたが、しっかりした関節と脚部の接地性でどんな姿勢でも安定感を保っていた。飾って楽しむプラモデルには、動かしやすさは重要な要素だと改めて感じた。そうした点からも非常に完成度の高いキットとなっている。

 「Figure-rise Standard Amplified」のプラモデルとしては、「スサノオモン」のシルエットが出ている。「スサノオモン」は、「カイゼルグレイモン」と同じく『デジモンフロンティア』に登場したデジモンで、「カイゼルグレイモン」と「マグナガルルモン」が合体したような姿を持つ。どのようなギミックで再現されるのか、続報に期待したい。