レビュー

「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」レビュー

『デジモンフロンティア』から超越種デジモンがAmplifiedアレンジで登場!赤と金のボディを高級感ある成形色で緻密に再現

【Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン】
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年9月27日
価格:6,050円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約220mm

 今回レビューするのはアニメ『デジモンフロンティア』よりプラモデル「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」。2024年9月に発売された「Figure-rise Standard Amplified パイルドラモン」に続くシリーズ第18弾となる。

 カイゼルグレイモンはアニメ『デジモンフロンティア』で、主人公の拓也が炎、風、氷、木、土のスピリットを使用して進化するハイブリッド体のデジモンだ。『デジモンフロンティア』は人間がスピリットの力を借りてデジモンへと進化する斬新さが当時見ていた自分には衝撃だった。オープニング曲もかっこよく、非常に思い出深い作品だ。

 今回はFigure-rise Standard Amplifiedでの立体化なので、龍魂剣や肩などにオリジナルギミックが搭載されており、各部のディテールも緻密に再現されている。早速「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」をレビューしていこう。

レッドとゴールドを基調とした鎧のような艶のあるカラーを再現

「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」パッケージ

 まずはキットの全容を見ていこう。ランナーは全部で15枚。シールは1枚付属し、各部にあるブルーのクリスタル状のパーツを再現するジュエルシールも3枚付属している。ランナーを眺めてみると赤と金のパーツの艶感が良く、非常に目を引く。武器の龍魂剣は存在感のある大きなパーツで構成されている。ランナーの状態でも、各パーツの再現度の高さを感じられる。

「Figure-rise Standard Amplified カイゼルグレイモン」キット一式
色プラで金やクリアなどの5色を使ったパーツ群だ。
主に脚部の外装パーツ。艶感が綺麗だと感じた。
武装や装飾のパーツ。色味に高級感があり良い質感になっている。
ジョイント系のパーツ群。根本がしっかりしているのでポージングに安定感がある。
細かいパーツ群で、ところどころに入る白が良い雰囲気になる。
上半身のパーツ群。Bランナーより少し暗い赤色となっている。
ジョイントパーツ類。
シールとジュエルシール。シールの配色も細かいのでそうした点も注目だ。

ボディのゴールド部分はすべて成形色!レッドは2種類の成形色で高級感を演出

 早速パーツを説明書通りに組み立てていく。細かな配色でメリハリが出るので小さいシールも目立つ。アクセントとしてジュエルシールの煌めきも効いているので高級感が出る作りになっている。

頭部パーツ全景。シンプルなパーツ構成だが、ツノの差し込み部分は根本が細いので注意が必要だ。
グレイモン系統らしい顔立ち。顔のディテールだけでもすばらしい完成度。
胸部パーツ全景。肩や腰の関節が太いのでポーズの保持もしっかりしている。
このジョイントパーツにより動きがスムーズで、かつしっかりと固定される。レイヤーを重ねて肩の根本を組み立てていく。
内部空洞でパーツを組み立てて胸部を完成させる。胸のエンブレムもしっかりと再現!
首、腹部パーツ全景。細かくモールドが掘られており、かっこいいディテールだ。
ここまでのパーツを組み立てて胸部完成。金の縁取りが美しい。
腕パーツはボリュームがあり今回の山場の一つだった。
まずは肩パーツ。角が飛び出るギミックを作っていく。
ベースの金に赤の外装をはめ込んで、シールを貼れば完成。
次に腕の関節。赤色の艶感が本当に綺麗だ。
細かいモールドも施されていて綺麗に仕上がる。
腕の竜の装甲パーツの一部。紺と金も非常にいい組み合わせだ。
ジュエルパーツの内部にも細かい紋様が施されている。
3つのジュエルパーツが映える鎧になっている。
先ほどのパーツにつける竜の頭。手先を隠すくらいの大きさだ。
組み合わせるとかっこいい小手が完成する。
一度腕パーツをまとめてみる。片腕だけでこれぐらいのボリューム感。肩、腕、小手と分割できる。
両腕が完成。しっかりとした強そうな腕になる。
次は両足。こちらも両腕同様パーツの量があるので丁寧に作業していく。
まずは腰の付け根のジョイント。かなりしっかりした作りだ。
足パーツ全景。大きさがあるので安定感のある足元だ。
次は太もも部分。こちらは少し暗い赤色だ。
緑のシールが反対色なのでしっかり映える。
太ももから下を組み立てていく。太ももの中と外で赤が微妙に異なる。
金色のパーツを差し込んでディテールを増やしていく。
太もも完成。
脛部分も中が暗く外が明るい赤味になっている。
ジョイントを差し込んでパーツをはめ込む。
龍型の膝当て。シールを貼るだけで綺麗に仕上がる。
脚部全景を並べるとこちらもしっかりした大ぶりなパーツが組み上がる。
両足を並べる。緑の反射するシールが赤いボディに映えて高級感を出している。
残るは腰パーツの組み立て。
腰パーツ全景。前掛けのような部分が目立つ。股下が長いからこそのデザインで存在感がある。
ここまでで一旦ボディが完成。しっかり7時間ほどかかった。