レビュー
「MODEROID ガリアン重装改」レビュー【機甲界ガリアン】
2025年12月22日 00:00
鉄巨人ガリアンがMODEROIDでよみがえる。高いアクション性と劇中カラー再現
完成した「MODEROID ガリアン重装改」は、アニメの印象をそのままプラスチックモデルで体現した高い完成度を誇っていた。
プロポーションのバランスはもちろん、重厚感のあるデザイン表現や赤い装甲のインパクトは鉄巨人にふさわしい存在感を放っている。特徴的な両腕の造形、太めの脹脛など中世騎士を彷彿とさせつつ、巨大ロボットならではのヒロイックさも兼ね備えている。
今回組み立てに際して上述の通り、水転写式デカールやシールはなし。一部塗装済みパーツを使用しつつも成型色によってアニメカラーが再現され、完成した際は驚愕した。特に胸部や脚部のチラッと見えるインナーフレーム部分もパーツを重ねた構造によって成型色を活かしつつディテールも入り、造形密度も高い。
本体ギミックとしてコックピットハッチの開閉や飛装砲の展開、盾裏のパイルバンカー展開が備わっている。そして、ガリアンソードの鍔部分も可動し、長剣、鞭形態を表現できる。
手足の可動、腰のひねり、頭部の動きなど可動もしっかりとしている。立ち姿は劇中デザインが再現され、肘の可動域が心配になるが、前腕部内にあるスイング可動により大きく曲げることができる。
特に大腿部の可動は独特な機構ながら、大きく動かすことができ蹴り上げるアクションや膝立ちの動きなどの表現ができる。この可動は背面から見るとノズル部分が露出するような形となり、飛装改時の展開にもつながるものとなっている。
これらのギミック、可動と合わせることで重厚感あるアクションを表現することができる。特にガリアンソードによる殺陣は迫力満点。重装砲による射撃ポーズも再現でき、様々なポージングが楽しめる。
次に飛装型(ビッグファルコン)への変形を紹介。劇中の変形手順が再現され、自分の手で変形させていくとアニメのシーンが思い出され非常に楽しい。
肘関節部分も前腕部にスライド機構で一体感ある造形となり、脚部の逆関節も膝部分を引き出して再現されている。
そして、ガリアン重装改での飛装改(パンツァーファルコン)と自走改への分離機構も再現することができる。
飛装型(ビッグファルコン)から脚部を分離することで飛装改(パンツァーファルコン)となる。そして、脚部と重装砲、盾を合わせることで自走改(ストライクヴィーグル)が完成する。
飛装改(パンツァーファルコン)をディスプレイする際は別売りの「THE シンプルスタンド」を使用することで飛行シーンを再現できるのでオススメだ。
自走改(ストライクヴィーグル)は左脚部の操縦バケットがせり出し、内部のコントロール装置を起こす造形へのこだわりが感じられるものとなっている。
以上、「MODEROID ガリアン重装改」レビューをお送りしてきた。
成型色と塗装済みパーツによって劇中に近いカラーリングが再現され、プロポーションや造形も非常に満足度の高いキットとなっている。TVアニメ版の巨大ロボットが持つ重厚感や、ガリアンソードなどのアイデアを詰め込んだ武器による迫力あるアクションが、MODEROIDでしっかりと再現されている。
一方で変形・分離機構の再現もあり、独特な可動となっているので最初はアクションポーズを取らせる時に筆者は緊張した。それでもしっかりとした保持力があり、劇中のアクションポーズの再現が楽しめる。
プラモデルに慣れていないと脚部など少し複雑に感じられる部分もあるが、組み立てるだけで高い完成度となっておりTVアニメ版が好きな人は必見のキットだ。
そして、2026年1月には「MODEROID ザウエル」、「MODEROID スカーツ」が登場する。MODEROIDで広がるパンツァーワールドに今後も期待したい。
「MODEROID ガリアン重装改」商品概要
2025年12月 発売
価格:8,700円
スケール:ノンスケール
サイズ:全高約180mm
メーカー:グッドスマイルカンパニー
製品デザイン:Arm-Q
設計:T-REX
制作協力:林 健太郎
(C)サンライズ
※画像は試作品です。実際の商品とは多少異なる場合がございます。














































































































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