レビュー

「30MS SIS-K00 ミコルル[カラーB]」レビュー

メリハリのあるプロポーションに長い脚が映えるモデル体型なノーマルモード

 完成した部位を組み付ければ、ミコルルのノーマルモードが完成。作ってみることでわかるプロポーションの良さとすらりと長い脚は、おかっぱのヘアスタイルとマッチして、ファッションモデルのような佇まいがある。上腕の袖はノーマルモードから装備しているもので、形状的に肘関節に被ってしまうが、V字の切り欠きがあるので、位置を調整すれば問題なく肘を曲げられる。肌の露出度は少なめながら“見せるところはちゃんと見せている”設計なので、ガールズプラモデルとしてのセクシーさもちゃんと備えているのもポイントだ。

各部位を取り付けて、脚部の飾りを取り付ければ、ミコルルのノーマルモードが完成。黒のコスチュームは全身が引き締まって見える
バックショット。腰の部分に見える地肌がセクシーだ
袖のパーツやバストの大きさが目立っている。首の飾りはキツネだ
ヘアスタイルは後方にボリュームを持たせたおかっぱスタイル
“暖簾”スタイルのブラからバストの下側が見えている
ブーツは新規造形のもの。ヒールではないが少し高い設計
足裏の模様はシンプル。地肌が見えた腰周りのディテールにも注目
上腕の袖はV字の切り欠き部分で肘を曲げられるようになっている
八重歯の見えるフェイスパーツを装着。パッツンの前髪から後ろに行くにつれ少しずつ長くなっていくヘアスタイルも凝っている
身長は145mm。右のノーマルモードのティアーシャ(ダリアウエア)は135mm
セスティエ(150mm)とエリエネ(145mm)との比較
余剰パーツの脚部はティアーシャ(ダリアウエア)などと同じ長さで、足首のパーツもないので取り付けると脚がかなり短くなるが、これはこれで可愛らしい

アームドモードは大きなキツネ耳のカチューシャがキュート。黒いコスチュームと2刀は忍者の雰囲気も

 アームドモードはシンプルで、キツネ耳のカチューシャと、背中・腰の武装を取り付けるだけのシンプルなスタイル。とはいえ、それぞれの存在感が強いので、装着するとシルエットがかなり変わる。

カチューシャを組み立てて、頭頂部のパーツと交換する
腰にアーマーのハーネスを取り付ける
腰の左右にアーマーを取り付ける

 腰のアーマーと背中のナイフの鞘は可動式。後者は翼のようにも見えるので、ポーズに似合う角度を見つけたい。フェイスパーツは2種が流し目なので、目が向いている方向を意識した角度で眺めるといい感じになるはずだ。

背中の鞘を組み立ててナイフを収納する
鞘を背中に取り付ける

 高身長シスターでも、セスティエやエリエネの体型とも違うすらりとしたプロポーションが魅力のミコルル。微妙にサイズの異なる新規パーツを採用することで、身長自体がそのシスターの個性となる設計の妙を改めて感じることができた。各種カスタマイズパーツも合わせやすいので、自分好みのミコルルを作っていただきたい。

ミコルルのアームドモードが完成。パーツは多くないがノーマルモードとは印象はかなり変わった
ナイフを取り外して手に持つ。説明書や完成写真によると穴のある三角形があるほうが前になるようだ
ナイフを両手に持つと忍者のような雰囲気が一気に上がる
同時発売の「30MS オプションパーツセット22(ターボコスチュームα)[カラーB]」を使ったカスタマイズ。印象が大きく変わったライダースタイルは、特撮番組の“変身前”のようなイメージに
バイク「30MM 1/144 エグザビークル(ブーストワイルドバイクVer.)」も同時発売。脚が長いのでシートにまたがったポーズも余裕だ

 2025年は新たな方向性を模索する多彩なアイテムがラインナップされた30MSシリーズ。ミコルルはシリーズ従来のフォーマットに則った正統進化を遂げたアイテムと感じられた。2026年は今年のノウハウを踏まえたさらなる躍進に期待したい。