レビュー

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜」レビュー

降臨せよ!オシリスの天空竜!

 禍々しい鱗に覆われた巨大なオシリスが降臨。アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』では、バトルシティ編の対バクラ戦で初登場した。その時の気球を覆うほどの巨大なオシリスの登場シーンと熱いBGMが蘇る。完成したキットは、各部の関節がしっかりと保持されていて安定感がある。ディスプレイベースがなくても自立するが、まずは浮遊したポージングから見ていこう。

完成した「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜」
手前に50cmの物差し

 ディスプレイベース使用時は頭頂までの全高約40cmで、翼を広げると全幅は60cmにも及ぶ。一見不安定なポーズに見えるが、関節の保持力とディスプレイベースによる支えで想像以上に安定している。筆者がこのキットで感じて欲しいのはまず大きさなので、次は同シリーズの三幻神と並べたものを見てほしい。

「Figure-rise Standard Amplified」でついに三幻神が揃った。

 三幻神を並べてもなおこの迫力である。一番奥に配置してもこの大きさで、圧倒的な存在感だ。「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-」シリーズではオリジナルギミックが追加されてきた。オシリスでは、2つの顎が可動し、「超電動波サンダーフォース」をAmplified解釈で表現している。

 上下の顎が独立した構造なので、どんなパターンでも開閉が可能だ。頭部はアンプリファイド独自のアレンジが加わり、より攻撃的な印象。2つの口は独立して開閉し、上側の口から放つ「召雷弾」や下側の口から放つ「超電動波サンダーフォース」をそれぞれ再現できる。

2つの顎は独立可動。
「召雷弾」や「超電動波サンダーフォース」の再現も捗る。

 各部の可動を確認しよう。組み立て時にお見せしたとおり胴体は節ごとに関節が設けられており、頸部はリード線での接続なので見た目以上に広い可動域を実現している。

頚部の動きもリード線のおかげで自由自在。
翼の可動域も広く、様々な角度に調節することができる。若干の透け感がよりリアリティを生んでいる。
腕や爪も広い可動域を持っている。各部のアップも見てみよう。
ディスプレイベースにまとわりつくような造形のため違和感なく飾ることができる。
胸部から腹部へと続く蛇体は大きくうねる構造。パーツの積層によって自然なS字ラインが生まれ、飾るだけで画になる存在感を放つ。

 胴体のディスプレイベース接続位置は組み換えで変更することができる。ディスプレイベースも高さを変更できる仕様なので、より高く羽ばたく様子や低空を飛行する様子も再現できる。

ディスプレイベースの支点を変えることができるのも大きなポイントだ。
飾る時にさらに高さを出して見せることも可能になっている。
逆に少し低く飾ってもかっこいいアングルで決めることができる。

 胴体は自在に可動するので、ディスプレイベースを使用せず腹ばいの状態でポージングすることもできる。しっかりと安定して上体を持ち上げられる。

もちろんディスプレイベース無しでも飾ることができる。
置いた時の奥行きは20cmほど。飾る際に高さを考えるのもこのキットの醍醐味だ。
オシリスと近い目線で迫力のある構図が可能だ。

うねる蛇体、圧倒的ボリューム!これぞ「Figure-rise Standard Amplified」が到達した神の造形美

 支点の差し替えや、うねりの自由度によるポージングの幅広さがわかったところで、最後にイメージカットを紹介しよう。

カードに寄せたポージングでのオシリスの天空竜。画角からはみ出す大きさが圧倒的だ。
アップの顔も神々しい。
足元には遊戯がいるようなリアリティ。神の迫力を感じてほしい。
黒背景も様になる。オシリスは煽りのアングルもかっこいい。
全体を伸ばしたポージングもやってみた。天空から攻撃をする様子。
最後に集合カット。この3体を並べた時に感動してしまった。

“竜”の表現の極致!アンプリファイドされた天空竜は圧巻

 プラモデルである以上、かっこよく飾りたいところだが、大型キットでは関節保持力が課題になることも多い。しかしこのオシリスは関節の保持力が高く、大きくうねらせたポーズでも安定してディスプレイできる。蛇体構造のためポージングの自由度は三幻神の中でも随一。低く構えた姿、空中を泳ぐ姿、鎌首を上げて威嚇する姿など、様々な構図を楽しむことができる。長大な蛇体を成立させた設計力の高さが最大の魅力だ。パーツ分割、色分け、可動構造のすべてが高水準でまとまっている。

 「Figure-rise Standard Amplified」シリーズではラーの翼神竜、オベリスクの巨神兵が発売中だが、オシリスの天空竜が加わることで三幻神がついに揃う。直線的なパワーを象徴するオベリスク、神秘的な体を持つラー、そして天空を支配するオシリス。この3体が揃ったということは、三幻神を束ねる「光の創造神 ホルクアティ」も意識せざるを得ない。今後のラインナップにも期待したい。