レビュー

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜」レビュー

『遊☆戯☆王』の三幻神がプラモデルで揃う!シリーズ最大のボリュームでオシリス降臨!

【Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜】
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2026年3月21日
価格:9,900円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約40cm(ディスプレイベース使用時の頭頂高)、全幅約60cm

 今回レビューするのは、BANDAI SPIRITSから3月21日発売予定のプラモデル「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜」。「オシリスの天空竜」は、アニメ『遊☆戯☆王』で武藤遊戯が使用する神のカードだ。主人公の切り札カードの1枚として人気が高く、様々なイラストや派生カードも登場している。

待望の三幻神最後の一体。降臨、オシリスの天空竜!!

 カードゲーム「遊戯王OCG」での「オシリスの天空竜」は、筆者には非常に思い出深く、印象に残っているカードだ。初出は2000年にコナミから発売されたゲームボーイカラー用ソフト『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記』の遊戯デッキ購入者特典。デザインは三幻神の中で一番好きだ。上下に二つある口、長大な蛇体、禍々しい鋭さを持つ鱗、そして「オシリスレッド」の象徴たる真紅のボディ。良さを挙げればキリがない。

 そんな「オシリスの天空竜」が、BANDAI SPIRITSの「Figure-rise Standard Amplified」シリーズで待望のプラモデル化。2024年10月発売の「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」、2025年4月発売の「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-オベリスクの巨神兵」に続く「三幻神降臨-」の第3弾となる。圧倒的スケールを誇る本キットをレビューしていこう。

翼を広げた全幅は約60cmにも及ぶ特大サイズでプラモデル化

「神」を凌駕するシリーズ最大のボリューム!

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オシリスの天空竜」パッケージ

 まずはランナーを見てみよう。まさしく「神」クラスのサイズ感とボリュームに圧倒される。パーツ群を眺めるだけで、オシリスの曲線と刺々しさが再現された姿が目に浮かぶ。細かいパーツが多いと感じるかもしれないが、巨大なパーツが多すぎて、相対的に小さく見えているだけなのだから驚きだ。A〜Hのランナーで計16枚。シール、ディスプレイベース、PET素材の翼が付属する。

赤、グレー、白のシンプルなカラーリングで、特筆すべきは翼の大きさだ。
A。頭部パーツ類。宝玉の艶や牙の鋭さが際立つ。
B。腕、脚のパーツのみになっており、組む時にわかりやすい。
C。爪と牙のみ。
D。尻尾パーツ。はめ込む際に棘が少し刺さるので注意が必要だ。
E1、E2。胴体部分のパーツでこれぐらいのサイズが標準になってくる。
F。腹部とジョイントパーツ。大きめのジョイントなので比較的しっかりとした保持力がある。
G。胸、腹部、尻尾の裏側。節の間隔や大きさが末端にいくにつれて細く小さくなるようディテールも細かい。
H。翼パーツ。翼パーツがランナー2枚に綺麗に収まっている。オシリスレッドを見事に再現。
ACB-4A,B。ディスプレイベース用のパーツ。高さや動きをつけるための台座だ。
翼はPET素材で、柔らかく光沢がある。
ジョイント部とリード線とシール。頚部にリード線が使用される。

神の威光をプラモデルで完全再現!丁寧な作りの鱗による鋭い立体表現

 キットの第一印象はとにかく「巨大」の一言。原作のイメージではオシリスの尻尾を意識したことがなかったが、オベリスクを組んでいる時から「このサイズ感で尻尾まで再現したらどうなるのか」と期待していた。今回のキットはしっかりと尻尾まで造形されており、その大きさは他の「神」とは桁違いだ。大きさへのこだわりはもちろん、蛇体のうねりに合わせて一つ一つ「動き」が加えられた鱗の造形にも注目したい。早速組み立てに入る!

【頭部】
頭部全景。牙や角の鋭さが際立つ。青い宝玉のコントラストが美しい。
まずは上顎を組み立て、中段の顎を追加していく。
恐竜のような牙が特徴で凶暴さを感じる。
下顎を追加する。各部をバラバラに動かせるようになっている。
目はシールで質感を表現。
牙の差し込み箇所が少しわかりづらいので注意。窪みに差し込む。
この噛み合わせの良さ。こうした細かいポイントが綺麗なのもアンプリファイドの特徴だ。
角を組み立てれば頭部の完成。寄りで見た時の禍々しさを感じてほしい。
【頚部】
次に頚部を組み立てていく。リード線で繋げていく構造だ。
このように均等な長さで設置するのがコツだ。
裏側をはめ込み、順に通していく。最後に綺麗に巻きつける。
頚部の完成。首の動きはかなりの自由度だ。
【胸部】
次に胸部パーツの全景。
上側と下側を組んで完成。そり返りが特徴的だ。

長大なボディを支える分割構造に驚愕!

 ここからはオシリスの特徴である蛇のように伸びた胴体を組み立てていく。セクションごとにパーツを組み合わせていく構造で、各部に関節を内蔵しながらも滑らかな外装ラインを維持するように設計されている。

【胴部】
胴部全景。パーツの量はあるが、シンプルな構造なのでテンポよく組み立てが進む。
全景に対応する各箇所をまとめてみた。各部に太めのジョイントが入っているのでしっかり接続できて簡単に抜けることはない。
胴部の完成。様々な形にうねらせることができるので自由度が非常に高い。
【腕、脚】
次に脚パーツの付け根の部分を組み立てる。胴部同様に各部をはめ込んでいく。
腕パーツ全景。鋭い爪が特徴だが、細かい関節で動きが柔軟だ。
両腕が完成。細身ながら強靭な腕と爪のディテールが美しい。
両足の全景だが、腕と同じ構成となっている。
両腕両脚と接続部を並べてみると胴体と負けない大きさがわかる。
組み合わせると接続部も馴染んで自然な仕上がりになる。
【尻尾】
次は尻尾の作成にかかる。尻尾は直線的なデザインでより鋭さが強調されたものになっている。
完成するとオシリスの尻尾の凶悪さがより鮮明に現れてくる。早く組み付けたい欲求に駆られるデザインだ。
【翼】
最後は翼だ。PETシートでできていて柔らかいが丈夫なものとなっている。翼膜も綺麗に再現されている。
パーツはピッタリハマるようになっているので、置いて作業すると組み立てが容易だ。
完成させると翼の大きさに驚くほどのサイズだ。翼を支える骨格の造形に見惚れてしまった。
【ディスプレイベース】
最後はディスプレイベースを組み立てて完成だ。
「ラーの翼神竜」と同様、しっかりとしたディスプレイベースだ。
【完成】
全パーツを並べた様子がこちらだ。どのパーツも非常に攻撃力が高そうな雰囲気で、今までの2体とはまた違う趣となっている。ここまでで約3時間の工程だった。
早速全パーツを組み立てたいところだが、ディスプレイベースに固定するためのパーツに差し替えて、いよいよ合体させる。
胸部パーツの背中側を取り替えてディスプレイベースにつけられるようにする。