レビュー

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-オベリスクの巨神兵」レビュー

いでよ神!オベリスクの巨神兵!圧倒的存在感でプラモデルに降臨

【Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- オベリスクの巨神兵】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年4月26日
価格:9,130円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高約235mm

 今回レビューする「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-オベリスクの巨神兵」はアニメ『遊戯王』で、海馬瀬人、武藤遊戯が使用する神のカードだ。今ではカードゲームでも使用でき、派生カードも登場している人気カードとなっている。

 「遊戯王OCG」での「オベリスクの巨神兵」というカードは、筆者には非常に思い出深く印象に残っている。カードとしての初出は2000年にコナミから発売したゲームボーイカラー用ゲーム「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」の海馬デッキ購入者特典だ。筆者はこのカードが使いたくてゲームを購入した。性能としては召喚しただけで相手フィールド全滅、さらに4,000ポイントのダメージが入るというもの。シンプルかつ強力で見た目通りのパワーある効果に憧れた。ゲーム中にも登場し、自身のゲームプレイでは使用できなかったが、親戚に使わせてもらった際には興奮したのを今でも覚えている。

 そんな「オベリスクの巨神兵」が、BANDAI SPIRITSのFigure-rise Standard Amplifiedシリーズで待望のプラモデル化。遊戯王の三幻神としては2体目、2024年10月に発売した「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨- ラーの翼神竜」に続いて第2弾となる。圧倒的存在感を誇る「オベリスクの巨神兵」をレビューしていこう。

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-」で立体化したオベリスクの巨神兵(写真左)とラーの翼神竜(写真右)
「オベリスクの巨神兵」のカードは2000年にコナミから発売したゲームボーイカラー用ゲーム「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」海馬デッキの購入者特典として収録された
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS
(C)2000 Konami Digital Entertainment

パーツ割りによる筋肉のディテールに驚嘆!細かい色分けによる立体的な表現

「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-オベリスクの巨神兵」パッケージ

 まずはランナーを見ていこう。このサイズの「神」となるとパーツ数も圧巻である。多数のランナーに、ディテールが彫り込まれた大きなパーツがあることにワクワク感が止まらない。ぱっと見で青一色なのだが、青の感じが微妙に違うパーツがある。ランナーはA〜H、合計11枚とシールでボリューム感のある構成となっている。ラーの翼神竜と異なり、オベリスクの巨神兵には専用台座は付属しない。細かく見ていこう。

ランナーの時点で圧倒的な存在感を感じる「Figure-rise Standard Amplified -三幻神降臨-オベリスクの巨神兵」
Aランナーは脚や胸の筋肉を盛るパーツが主になっている。基本的にこの色がベースになっている。
巨体を支える足部分のパーツ。先も鋭くエッヂの効いた造形になっている。
肩と手のパーツ。2パターンの手が用意されているのでポージングによって使い分けができるようになっている。
とにかくデカい翼パーツ。後ほど大きさを見せていく。
顔周りの歯、宝玉。腹筋部分のパーツ。宝玉は微妙に濃い色となっている。
肩、腕まわりのパーツ群。細かい皮膚の皺などにこだわりを感じた。
翼の一部とジョイントパーツ類。太い作りのジョイントパーツとなっている。
関節などの内部パーツにも少し見える箇所には皺を作る徹底ぶり。
目のシール。予備として2枚付属している。