特別企画

【TAMIYA SHOWCASE】実車と同時期に登場! 「Honda e (VZシャーシ)」ホンダの新型電気自動車が、レーサーミニ四駆化

【1/32 シリーズ No.95 Honda e (VZシャーシ)】

11月14日発売予定

価格:1,100円(税別)

 ホンダの新型電気自動車(EV)として注目を集める「Honda e」をモチーフにした、1/32 レーサーミニ四駆シリーズ「Honda e (VZシャーシ)」として早くも発売される。10月30日に発売される実車とほぼ同時期と言える11月14日発売という、模型化のタイミングとしては非常にタイムリーな製品となり、タミヤ秋冬の新製品展示会「TAMIYA SHOWCASE」で、このミニ四駆を間近に見る事が出来た。

発売に先がけてその姿を見ることができた

 バギータイプのイメージが強いレーサーミニ四駆シリーズだが、「レーサーミニ四駆シリーズ No.81 1/32 ダイハツ コペン RMZ (VSシャーシ)」、「1/32 レーサーミニ四駆シリーズ No.82 ダイハツ コペン XMZ (スーパーIIシャーシ)」など実車をモチーフとしたラインナップもある。今年8月には「1/32 レーサーミニ四駆シリーズ No.97 ミニ四駆 トヨタ GR ヤリス (VZシャーシ)」も発売されている。実車モチーフのミニ四駆は、特に年齢層の低いユーザーに「実際に外で見かける車の雰囲気」で人気だそうだ。

2019年発売の「レーサーミニ四駆シリーズ No.81 1/32 ダイハツ コペン RMZ (VSシャーシ)」
同じく2019年発売の「1/32 レーサーミニ四駆シリーズ No.82 ダイハツ コペン XMZ (スーパーIIシャーシ)」
8月発売の「1/32 レーサーミニ四駆シリーズ No.97 ミニ四駆 トヨタ GR ヤリス (VZシャーシ)」

 そして今回は、電気自動車の「Honda e」という事で、モーター走行のレーサーミニ四駆化は使用エネルギーも実車通りで、RCカーやミニ四駆を電池とモーターで走らせてきたタミヤに時代が追い付いた感もある。

 実車の方も受注を一旦ストップする大人気で、今後RCカーや、より精密なプラモデルにもなっていくと思われるが、先ずは特徴的な丸いフォルムのボディをVZシャーシに搭載したレーサーミニ四駆を先行させたという事になるだろう。ちなみに、ビス止め式のフロントバンパーとリヤローラーステーを取り外せば、より実車に近いシルエットにすることも可能だ。

丸くてかわいらしいフォルムを再現している

 タミヤではその独特の愛くるしいボディを見事に再現していて、流石と唸らされるが、そのフォルムをよりキュートに「映えさせる」のが、このキットの為に新たに調合されたチャージイエローの成型色だという。

成型色でチャージイエローを再現

 これは実車でホンダが「Honda e」用の新色として設定した「チャージイエロー」をタミヤが成型色で再現したもので、未塗装とは思えない鮮やかな輝きを見せている。そして「Honda e」の特徴と言えば前後の丸いライト類だが、これはシールを貼り付ける事で誰でも綺麗に再現できる様になっているので、普段プラモデルに不慣れな初心者でも簡単に1/32の「Honda e」を手にできるのは嬉しい配慮といえるだろう。

 さらにミニ四駆ではお馴染みのディッシュホイールを、初めて黒で成型し、小径ローハイトタイヤと合わせて実車のイメージに近付けているのにも注目。

黒の成型色のホイール

 公道を走る市販車がモチーフと言うことで、バギータイプのミニ四駆と比べるシール類が少なめとなっているが、面白く感じたのが1~4番のゼッケンシールが入っていること。これを使うことで例えばレースに出場した際、自分の愛車が見つけやすい。今後ホンダのディーラーなどでも各種イベントが開催されるかも知れない。そういったときに重要となる、タミヤらしい気遣いと言えよう。

 ミニ四駆ファンは無論のこと、ホンダ党に限らず車好き、実車のオーバーは納車を待つ間にレーサーミニ四駆を走らせることができる。誰にでもオススメ出来る製品が「1/32 シリーズ No.95 Honda e (VZシャーシ)」である。

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