特別企画
Fateスケールフィギュア最新作水着ジャンヌ&ジャンヌ〔オルタ〕の魅力をグッスマ企画担当に聞く!並べて飾りたい。魅惑のコントラスト
2020年12月4日 00:00
- 【バーサーカー/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕】
- 2022年2月 発売予定
- 受注期間:10月16日~2021年2月10日21時
- 価格:16,182円(税別)
- 【アーチャー/ジャンヌ・ダルク】
- 2021年10月 発売予定
- 受注期間:9月18日~2021年2月10日21時
- 価格:13,545円(税別)
ワンダーフェスティバルなどの当日版権申請数は、その時どんなキャラクターや作品がフィギュアでは人気が高かったかを知ることが出来る指標の一つ(少年ジャンプ系など当日版権の許可が出ない作品も多いため、それだけではないですが)。「美少女戦士セーラームーン」、「ああっ女神さまっ」、「初音ミク」、「東方Project」、「艦隊これくしょん -艦これ-」などがこれまで申請数のトップをとり、各イベントの会場を盛り上げてきました。
それでは現在、当日版権申請数のトップは何かというと、それはFateシリーズ。15年前のシリーズ第1作「Fate/stay night」の時点で当日版権トップクラスの人気だったのですが、ワンフェスでは2017年夏それまで1位だった「艦これ」に替わって1位になって以降、連続して6回、それも圧倒的な差をつけて1位をキープし続けています。Fateシリーズといってもそのほとんどが「Fate/Grand Order」(以下、FGO)で、当日版権のみならず一般販売のフィギュアでも常にトップクラスの人気で新作が続々と登場し続けています。
そんなFateの新作フィギュアをコンスタントに出し続けているメーカーの1つがグッドスマイルカンパニー。実はグッドスマイルカンパニーが最初期に出したフィギュアの1つが「Fate/stay night」の遠坂凛。ねんどろいどでも初期からへたれセイバーなどが登場し、その後も節目となるタイミングで、Fateシリーズのフィギュアが登場し、いずれも名作、エポックメイキングな作品になっています。
そのグッドスマイルカンパニーから新作として発表され、現在受注中なのが「バーサーカー/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」と「アーチャー/ジャンヌ・ダルク」。いずれもグッドスマイルオンラインショップ限定なので、予約必須&後から欲しいと思っても基本的に手に入らないフィギュアです。その購入の参考&最後の一押しのために、企画担当者のチャン・シュウ氏に伺ったお話しをまとめつつ、撮り下ろし写真と共にその魅力をチェックしてみましょう!
「縦型のセイントグラフはフィギュアにするときに収まりがいいんです」(チャン・シュウ氏)
この「バーサーカー/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」と「アーチャー/ジャンヌ・ダルク」はそれぞれ「FGO」2018年夏イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」の配布サーヴァント&期間限定星5サーヴァント。いずれも当日版権での人気も高く、特に「バーサーカー/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」は2019年冬ワンフェスの当日版権申請キャラ数でNo.1でした(ホビーマニアックス独自調べ)。
これまでのグッドスマイルカンパニーのFGOフィギュアは、宝具を放つ直前のダイナミックなポーズか、ゲーム中で一番目にする機会が多いセイントグラフ(カードイラスト)中心。この「バーサーカー/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕」と「アーチャー/ジャンヌ・ダルク」はセイントグラフのイラストをもとにしています。
グッドスマイルカンパニーのFateシリーズフィギュア企画担当として、これまで数々のスケールフィギュアやねんどろいどを手掛けてきたチャン・シュウ氏によると、セイントグラフの縦型のイラストのポーズはフィギュアにすると収まりが良く、写真を撮る際にもピッタリはまるのだとか。セイントグラフはFGOをフィギュア化するにあたっての魅力の1つとも。
「どの再臨がユーザーの中で印象が強いか、立体化したときのうまみ、魅力を考えています」(チャン・シュウ氏)
セイントグラフも再臨状態によって違いがあり、特にアーチャー/ジャンヌは衣装も雰囲気もまるで別物。立体化する再臨状態はユーザーに印象深いもの、立体化したときのインパクトによって選ぶそうですが、アーチャー/ジャンヌで選ばれたのは第1再臨。これは最初に目にする姿というのに加えて、髪形がルーラー/ジャンヌとも共通で、ある意味一番ジャンヌらしい風貌というのもポイント。
バーサーカー/ジャンヌ〔オルタ〕のほうは配布サーヴァントなので衣装は1種類。セイントグラフのイラストをもとにしつつバトルシーンも参考にして造形されています。イラストにない背面設定などが別途あることもありますが、細かいディテールなどはフィギュア独自解釈でイマジネーションを働かせて造形しています。版権元もそういった立体として魅力的になるような工夫に関しては、比較的寛容に認めてくれるのだそうです。
この2人はもとのイラストでは並んで描かれているわけではありませんが、フィギュア化する際にはやはり並べることを意識しているとのこと。並べることを大前提としていたからこそ、肌の露出面積がバーサーカー/ジャンヌ〔オルタ〕と同じくらいのアーチャー/ジャンヌ第一再臨を選んだ理由の1つでもあったそうです。
さらに、並べて飾れる造形というのは、グッドスマイルカンパニーのFGOフィギュア全体の狙いのひとつ。FGOだとさまざまなイラストレーターがデザインを手掛けていて、タッチもさまざま。頭身バランスや手の大きさもキャラによって違います。それを並べたときに違和感がないように調整し、1/7スケールという統一した大きさで、造形や彩色密度のクオリティラインを揃えることも意識しているのです。過去に発売されたFateシリーズフィギュアも一緒に並べる対象として意識して、齟齬がないようにバランスを考えられています。