特別企画

【年末特別企画】HOBBY Watchライター陣が選ぶ2020年オススメ「カプセルトイ」

 波乱の2020年も終わりが近づいている。カプセルトイのジャンルでは、今年も多数のアイテムが登場。電子決済できるマシンが登場したり、オンラインでガシャポンを回せるサービスが登場したりと時勢に見合った広がりも見せた。本稿では、2020年のオススメカプセルトイとして、筆者の独断でHOBBY Watchで取り上げた面白アイテムをピックアップしよう。

「奇跡の弾丸」

 まずオススメしたいアイテムが、ブシロードクリエイティブのカプセルトイブランドTAMA-KYUから11月に発売したカプセルトイ「奇跡の弾丸」。ダイキャスト製の銃弾を模したフィギュアで、付属の両面テープでスマートフォンなどに貼り付けることで弾痕を演出できる。銃撃を受けた後「こいつがなかったら死んでた……」というお約束のシチュエーションを楽しめるアイテムだ。

 価格は1回300円(税込)で全6種をラインナップ。中には薬莢ごと突き刺さっているものもあり、分かる人にしか伝わらないジョークとしての楽しみ方もある。

「危険生物大百科 あらたなる遭遇」

 タカラトミーアーツから10月に発売した「危険生物大百科 あらたなる遭遇」。あそべる生物フィギュアシリーズの最新作として、1回300円(税込)で発売、「ハブ」、「ヒグマ」、「カ」の3種をラインナップした。

 リアル志向というより特徴を捉えたデフォルメ表現が特徴の本シリーズ。今回も部分可動で立ち上がるヒグマやネズミを食べるハブといった遊びも実現した。実物よりもかなり大きい蚊はカラーリングも忠実に再現され、必見の仕上がりだ。

「ポケマケット 鬼滅の刃 03」

 グッドスマイルカンパニーから12月発売予定のカプセルトイ「ポケマケット 鬼滅の刃 03」も見逃せない。本商品は、TVアニメ「鬼滅の刃」に登場するキャラクターをデフォルメし、ミニフィギュア化。腕部が可動し、キャラクターによっては日輪刀などを持たせられる。また、付属パーツの差し替えで立ちポーズからお座りポーズへ変更することもできる。

 シリーズ第3弾として、今回は鬼殺隊最強の剣士たち「柱」から6人をラインナップ。TVアニメ版では活躍はこれからというキャラクターたちだが、ここまでのシリーズをコンプリートすると、9人の柱全員がそろう内容となっている。

2020年オススメホビー記事!

 カプセルトイ系の記事としておすすめしたいのは「インテグレートモデル マジンガーZ」のレビューだ。カプセルトイは商品を1つのカプセルに収めるという仕様から、その大きさには制限が発生するものだ。そんな限界を超えるアイテムとして、バンダイはカプセルレストイを近年展開してきた。フィギュアの一部をカプセルそのものとし、展開することで大きな模型へと変貌する革新的な商品だ。

 バンダイのカプセルレストイ最大級のアイテムとして2020年5月に登場したのが「インテグレートモデル マジンガーZ」。外装・フレーム・ホバーパイルダーの全3種のカプセルトイとして、1回500円(税込)で発売した。カプセル状態からそれぞれ別個の模型として組み上げることはもちろん、3種を集めて合体させることで密度感のある模型としてプラモデルさながらの組み立てを楽しめる。その溢れるボリューム感とプレイバリューは2020年を代表するカプセルトイの1つと評して相違ない。

 12月現在、プレミアムバンダイのガシャポンオンラインにてカラバリである「インテグレートモデル マジンガーZ ブラックver.」が販売されている。発送は2021年3月の予定。