特別企画

【ちょい組み】カブ乗りが、フジミ「1/12 NX1EX-2 ホンダ スーパーカブ110」に挑戦!

ミラーが破損! 応急処置も“味”にして、“俺のスーパーカブ”完成!

 透明のライト類をはめ込み、ハンドルを付けて完成まであと一歩! と思ったら、ここで重大なトラブルが発生。作業中センタースタンドで車体を立てていたのだが、手で引っかけて倒してしまい、なんとミラーが折れてしまったのだ……(号泣)。

ミラーが折れてしまった……

 泣いていても完成しないのでここは一先ず作業を進め、仕上げのシールを貼っていく。最後にナンバーだけ、水シール(デカール)を使い、アニメの主人公・小熊が乗る小熊仕様の「1519」にしてみた。

水シール「デカール」
デカールの剥離にはプチトマトの空き容器を利用
ピンセットはここでも活躍
貼り終えたナンバー

 これにて「ちょい組みスーパーカブ」完成となった!

【完成!】

 さて、撮影しながらでも、ものの半日で完成までこぎ着けたのだが、アクシデントでミラーが折れている。一応、タミヤのRCタイヤ用瞬間接着剤で固定したが、このか細い接着面ではまたすぐ折れてしまいそうだ。(実際折れた)

 模型の専門媒体での修繕テクニックだったら、「硬い針金を曲げてミラーに穴を開けて……」となるかもしれないが、気軽にプラモデルを組む「ちょい組」のポリシーに反する様な気がする。

 そこで、実車のオートバイにおいても、ツーリング時にミラーが折れた場合に応急措置でやる「添え木をしてテープで固定」を再現する事にした。庭で拾った「良い感じの棒」をミラーに沿えて、細く切ったマスキングテープで巻いてやるお手軽加工だが、強度的には問題無い。

【スーパーカブ」小劇場】
「あ、今話題のスーパーカブだ~跨がらせてもらっちゃお~」、「止めといた方が良いよ~」
ガシャン! 「……」、「!!」
「ミ、ミ、ミ、ミラーがあああ」
「こんな事もあろうかと…テレレテッテレー♪良い感じの棒~!」
「テープでぐるぐるぐる…ミラーヨシ!」
そんな感じで完成となった

 オートバイと言うか、プラモデル自体を久々に組み立てみて、はめ込み技術の進歩には目を見張る物があった。それでいて、フォルムも細部もスーパーカブそのもので、素組みでシールを貼っただけとは思えない完成品が半日ほどで出来てしまったのだから驚きだ。
 組み立てるのも勿論楽しかったが、1/12スケールという事で、完成後も「figma」等同スケールのフィギュアや小物と並べて、飾ったり写真を撮ったりと色々楽しめる。

今回使用したフィギュアは、向かって右が「figma297 ラブライブ! 小泉花陽」、真ん中が「figma299 ラブライブ! 矢澤にこ」。左はバンダイガシャポンフィギュア「青白い人 1/12スケールフィギュア 4 女子」

 「ちょい組み」のライトユーザーが楽しめる一方で、造り込みたい人はブレーキホースを付け加えるなど、細かくディテールを足したり塗装したりすることで自分だけの「スーパーカブ」にする面白さも味わえそうだ。

 カブ乗り目線で見て、オートバイが好きな人は勿論だが、誰にでもオススメ出来る良キットだった。