東京秋葉原の魂ネイションズ東京では、2月26日発売の「S.H.Figuarts 仮面ライダーリバイ レックスゲノム」と「S.H.Figuarts 仮面ライダーバイス レックスゲノム」の発売を記念し、過去にS.H.Figuartsで発売された昭和・平成・令和の仮面ライダーが一堂に会す特集展示を本日2月4日よりスタートした。会場レポートをお届けしていこう。
魂ネイションズ東京2階の特設コーナーの一角。S.H.Figuartsで展開された250体以上のライダーが並ぶ 令和、平成2期ライダーを余すことなく展示
展示は魂ネイションズ東京の2階にて行なわれていて、ケースには昭和、平成1期、平成2期、令和の仮面ライダー達がずらりと並んでいる。今回の展示のイベントの主役ともいえるリバイとバイスを筆頭に、その数はなんと250体以上。主人公ライダーやパワーアップフォーム、仲間やライバルのライダー、そして怪人やメカなどが一堂に会し、新旧ライダーファンが楽しめる内容となっている。
現在放映中の「仮面ライダーリバイス」の始めとする令和ライダーは、全方向から眺められるケースで展示されている。S.H.Figuartsシリーズで多彩なラインナップが揃う「仮面ライダーセイバー」や、ヒロインのイズも発売された「仮面ライダーゼロワン」の3作品となる。
主人公の五十嵐一輝と、一輝の中に潜んでいた悪魔バイスがそれぞれライダーになるという、異色のバディスタイルで現在放映中の「仮面ライダーリバイス」。リバイとバイスが2月26日にS.H.Figuartsにて発売される。今後の商品展開にも期待大 小説家にして書店の店主でもある神山飛羽真が聖剣を手にして変身する「仮面ライダーセイバー」。ファンタジックな世界観設定画大きな魅力であり、多くの剣士ライダー達が登場した。S.H.Figuartsでも多数のライダー達が発売され、剣による殺陣シーンの再現を楽しめる 若き社長飛電或人が、滅亡迅雷.netにより暴走させられたヒューマギアと戦う、令和ライダー第1弾「仮面ライダーゼロワン」。S.H.Figuartsではゼロワンをはじめ、A.I.M.S.や滅亡迅雷.netのライダーや、秘書のイズなども商品化 平成2期のライダーは、2009年の「仮面ライダーW」から2019年の「仮面ライダージオウ」までで、近年のライダーのスタイルを形作ったシリーズであり、各作品で多数のパワーアップフォームやライバルライダーが登場している。ゆえにS.H.Figuartsのラインナップも実に豊富で、ファンを大いに喜ばせ(悩ませ?)た。また「SHFiguarts(真骨彫製法)」で発売されたシリーズも多い。
2人の主人公が1人の仮面ライダーに変身するという独自の設定が大きな話題となった「仮面ライダーW」。S.H.Figuartsでは、異なる力を持ったハーフチェンジの形態がリリースされた 変身アイテムでもあるオーメダルを巡る戦いが繰り広げられた「仮面ライダーOOO」。メダルの組み合わせによる無数の変身フォーム(コンボ)が確立され、真骨彫製法シリーズではコンボチェンジによる組み替え遊びも実現した 部活として仮面ライダーに変身する高校生達の物語を描く「仮面ライダーフォーゼ」。宇宙もテーマとなり、フォーゼやメテオのスペーシーなフォームがS.H.Figuartsでも発売。フォーゼが装備するモジュールも発売された 部活として仮面ライダーに変身する高校生達の物語を描く「仮面ライダーフォーゼ」。宇宙もテーマとなり、フォーゼやメテオのスペーシーなフォームがS.H.Figuartsでも発売。フォーゼが装備するモジュールも発売された フルーツをモチーフとした鎧を装着するアーマードライダーによる勢力争いが展開された「仮面ライダー鎧武」。作品の象徴であるライダーの鎧兜の表現が、S.H.Figuartsシリーズでも忠実に再現された ライダーでありながら、車を駆る「仮面ライダードライブ」。警察官が主人公となり、刑事ドラマの雰囲気も強まった。S.H.Figuartsではドライブの各モードの他、怪人のロイミュードや同スケールのトライドロンも発売された 幽霊をモチーフとしたオカルト的な世界観を持つ「仮面ライダーゴースト」。パーカーを着込むことによるフォームチェンジが話題となり、S.H.Figuartsで発売されたライダー達も、その独特のシルエットが再現されている 「仮面ライダーエグゼイド」はコンピューターゲームがモチーフとなり、デフォルメされたレベル1形態や、蛍光色を含んだ派手なカラーリングがファンにインパクトを与えた。S.H.Figuartsでも多数のフォームやライダーが発売に 記憶喪失の天才物理学者を主人公に据えた「仮面ライダービルド」。壁で3つに分断された日本を舞台に、指名手配犯として追われる2人のライダーをハードに描く。S.H.Figuartsではライダー達の各フォームの他、北都三羽ガラスなども発売された もちろん平成一期、昭和ライダーも大集合
平成1期は、平成時代に入って新たに放映された仮面ライダーシリーズであり、2000年の「仮面ライダークウガ」から2009年の「仮面ライダーディケイド」までを指している。クウガからは既に22年が経過していて、懐かしいと思う人も多いだろう。イケメン俳優を起用したキャストやライダーのパワーアップ、ライダー同士の戦いなど、昭和ライダーになかった要素を楽しむことができた。
TVシリーズとして2000年に復活を遂げた「仮面ライダークウガ」。人類を殺戮する集団グロンギとの戦いを、昭和ライダーとはひと味違った現実感のある演出で描いた。クウガの多彩な変身フォームは真骨彫製法シリーズでも立体化された 3人の立場の違う仮面ライダーの姿を描く「仮面ライダーアギト」。正体不明のアンノウンによる不可能犯罪にライダー達が挑む。アギト、ギルス、G3はパワーアップフォームも含めS.H.Figuartsでも発売に モンスターと契約した13人の人間がライダーとなり、望みを叶えるために戦いを繰り広げる「仮面ライダー龍騎」。ライダー同士で戦うドラマの礎を作った作品で、S.H.Figuartsでも13ライダー全員が立体化。一部のミラーモンスターも発売された 企業によって開発されたパワードスーツを着用するライダーを描いた「仮面ライダー555」。主人公に関する衝撃の事実が中盤で明らかにされたことも話題に。S.H.Figuartsでは敵側であるオルフェノクもリリースされた 仮面ライダーが組織に所属する立場で登場した「仮面ライダー剣」。トランプをモチーフとし、カードを使って不死のアンデッドと戦うライダー達は、S.H.Figuartsでもその特徴が忠実に再現された 日本の各地で暴れる妖怪を退治する鬼を主役とした「仮面ライダー響鬼」。主人公の少年の目線でヒビキ達の活躍を描くドラマが描かれたが、前半と後半ではその様相が大きく変わり、物議を醸した。ヒビキは真骨彫シリーズ第1弾として発売された 人間界に紛れた地球外生命体ワームの脅威に対抗するライダーが登場する「仮面ライダーカブト」。昆虫をモチーフとしたライダー達は、マスクドフォームからキャストオフしてライダーフォームとなる。S.H.Figuartsではライダーフォームを中心に商品化 電車をモチーフとしたライダー「仮面ライダー電王」。特異点である主人公に、怪人であるイマジンが憑依することで変身。主役ライダーである電王やゼロノスの各フォームの他、イマジン達もS.H.Figuartsで発売された ゴシックホラーをテーマに取り入れた「仮面ライダーキバ」。主人公とその父の2世代のドラマや、キバに使えるモンスターが登場する設定などに注目が集まった。西洋風の飾りや鎖などを取り入れたデザインは、真骨彫シリーズでより忠実に再現された 平成ライダー10周年記念作の「仮面ライダーディケイド」は、それまでの平成ライダーの9つの世界を渡り歩く物語が描かれた。カードによって他のライダーにも変身できるディケイドのイメージはバーコードで、S.H.Figuartsでもそのデザインを再現している そして仮面ライダーシリーズの元祖となる昭和ライダーは、1971年に放映がスタートした「仮面ライダー」から、1988年の「仮面ライダーBLACK RX」までのシリーズに加え、正式には平成に公開された作品ではあるが、映画「真・仮面ライダー 序章」、「仮面ライダーZO」、「仮面ライダーJ」も昭和ライダーとして扱われている。その多くが悪の組織によって作られた改造人間であり、バイクに駆って戦うヒーローとして構築された。
S.H.Figuartsで展開された昭和ライダー達。昨年迎えた放映50周年を期に、1号からストロンガーまでのライダー達が真骨彫シリーズで開発中ということも明らかにされた スカイライダー、スーパー1、ゼクロスもS.H.Figuartsでは発売済み。こちらも真骨彫シリーズでの発売に期待がかかる 仮面ライダーブラックはシャドウムーンとともに真骨彫シリーズが発売中。過去にはS.H.Figuartsと同スケールのライドロンが発売されたこともある 魂ネイションズ東京の2階のほぼ全てを使ったボリューム感のある展示で、非常に見応えのある内容となったこのイベント。3月中旬頃まで展示を予定しているので、仮面ライダーシリーズが好きなら足を運んでみてほしい。