特別企画
「トミカ新車インプレッション」6月はトミカ新車「シボレー コルベット」&「トヨタ スープラ」が登場!
世界を代表するアメリカと日本生まれのスポーツカーがトミカになった!
2022年6月17日 00:00
- 【No.91 シボレー コルベット(通常版)/(初回特別仕様)】
- 6月18日 発売予定
- 価格:各495円(税込)
- 【トミカプレミアム 25 トヨタ スープラ(通常版)/
- (トミカプレミアム発売記念仕様)】
- 6月18日 発売予定
- 価格:各880円(税込)
毎月第3土曜日に発売されるトミカ新車インプレッションをお届けするこの連載企画、今回は2022年6月の新車から定番トミカ「No.91 シボレー コルベット」とトミカプレミアム「25 トヨタ スープラ」を取り上げていきたいと思います。それぞれ生まれた国を代表するスポーツカーであり、まさにトミカ化にふさわしいラインナップとなっています。「シボレー コルベット」はアメリカ生まれの最新型、「トヨタ スープラ」は日本生まれの初代をモデル化しています。
タカラトミーが展開するトミカは“子供の手のひらに収まるサイズのミニカー”というコンセプトを掲げ1970年に誕生しました。ボディの素材にはダイキャストを使用し、手に取った時のずっしり感と実車同様焼き付け方式による美しくも強固な塗装が施されたトミカは手の中で格別の存在感を放つ存在として50年を超える歴史を積み重ねて2021年末には累計販売台数は7億台を超えました。
軽く押すだけでするするっとよく走る走行性能やクルマによってはサスペンションやドアの開閉等のギミックも持っています。手ごろな価格でもあることからファンも多く、物心つく前から触れている方も多いのではないでしょうか。
6月の新車の特徴は双方とも生まれた国を代表するスポーツカーであること。共にエンスージアスト(熱狂的なファン:俗に“エンスー”と呼ばれます)が語り継ぐような魅力を持った車種であり「コルベット」はアメリカ・ゼネラルモーターズのシボレーブランドのC8型、それまでのFRレイアウトからMRレイアウトに変更された最新型、「スープラ」は日本・トヨタのセリカから独立し3代目(A70型)となったもので、このA70型を初代“スープラ”としてとらえられることもある車種です。それぞれ今現在でも熱く語られるような出自を持つ車種がラインナップされました。
「トミカ新車インプレッション」関連記事はこちら
アメリカンでワイルドな魅力をその手に!「No.91 シボレーコルベット」
【No.91 シボレーコルベット:初回特別仕様 / 通常仕様】
・価格:各495円(税込)
・1/62スケール
・ギミック:サスペンション
2022年6月発売の定番トミカの目玉のひとつが「No.91 シボレー コルベット」。2020年に発売が開始された実車のC8型はコルベット伝統のFRレイアウトの駆動方式からMRレイアウトへ衝撃的に変更されたアメリカン・スーパーカーです。6,156cc・V型8気筒OHVエンジンは502馬力(369kW)を発生し最高速度は312km/hに到達。0-97km/h加速は2.9秒という性能を持っています。
1,620kgという車両重量を感じさせないそのパワーはまさにアメリカンマッスルな印象を与えてくれます。賛否両論が巻き起こったFRからMRへの駆動方式変更はGTレースで勝つための大英断とされ、レースカーとしてのパフォーマンス向上を狙ったものです。大排気量&最大トルクを実現するために頑なに守り続けられるV8のOHV(オーバーヘッドバルブ)エンジンもまさにシボレー・コルベットならではの装備です。
それではトミカになった「シボレー コルベット」を見ていきましょう。実車では脱着可能なルーフを持つものと16秒でフルオープンにできるコンバーチブル仕様があります。残念ながらトミカでは脱着できませんが脱着可能ルーフ版をモデル化しています。シルエット全体は実車の研ぎ澄まされた刃物のようなボディを見事に再現。ダイキャストでどのように成形して抜いたのか驚くばかりのすばらしい造形となっています。
クルマを構成するヘッドライトやリアコンビネーションランプ、エアインテーク、大きく張り出してエッジの利いたリアフェンダーなど大胆なデザインはまさにアメリカン・マッスルなボディをトミカで見事に再現しています。
「シボレー コルベット」のボディーカラーは通常仕様が「アクセレレートイエローメタリック」、初回特別仕様が「ラピッドブルー」をモチーフにしています。ホイールは定番トミカシリーズでスポーツカー・レーシングカーに使われるシルバーメッキのものです。フロントボンネットとリアエンジンフードにあるロゴはタンポ印刷で再現しています。
ファンを魅了し続ける至高のプレミアム・スポーツ「トヨタ スープラ」!
【25 トヨタ スープラ】
・価格:880円(税込)
・スケール:1/62
・ギミック:左右ドア開閉・リトラクタブルライト開閉
続いて紹介するのがトミカプレミアム「25 トヨタ スープラ」です。初代A40型(1978~)のトヨタ・セリカXX(輸出用に“SUPRA”と命名)を祖として、1986年に登場したのがこのA70型トヨタ・スープラです。セリカ・スープラから独立して単独の名称を持つことになったこの3代目A70型を元祖“スープラ”として呼称することが多いです。
ここ数年の間にこうした“ヘリテージカー”の補修部品がメーカー直々に復刻されることがあります。A70型スープラにもホース類やランプ、ワイヤーやボディーパーツ、とても重要なドライブシャフトなどが登場しています。すでに生産終了しているクルマですがメーカーからこういったパーツが供給されるのは技術の継承といった意味も含めとても素晴らしいことですし、今現在でもトミカでリリースされることでも将来にも残していきたい車種の証でもあります。
A70型スープラは初期(1986年)に排気量2.0Lで直6の1G-EU型自然吸気エンジンで105馬力のモデルから排気量3.0L直6の7M-GTEU型ターボエンジンを搭載し230馬力を発生するモデルまでラインナップ、後期(1990年)には排気量2.5Lで直6の1JZ-GTE型ツインターボエンジンをもって280馬力を誇る高性能エンジンを獲得するまでに至りました。当時としてはとてつもなくハイパワーで、語り継がれる歴史があるからこそ伝説を作ったクルマといえます。
今回モデル化されたのは(明言されてはいませんが)1988年以降の通称“後期型”と呼ばれるもののようです。フロントバンパーにあるロゴは1990年に切り替わる以前の四角く縦長のものですから1989年までのものとなります。ワイドボディー化された車体はグラマラスな前後フェンダーがとてもセクシーで迫力があり、トミカでもそのシェイプを目で見て手で触って確認することができます。ホイールも純正の5穴のものとなっています。ホイールの再現も行われるのが“トミカプレミアム”の特徴です。
定番トミカのさらに上を行く仕様を持つトミカプレミアムでは各部のディテールやギミックがさらに盛り込まれています。今回の「25 トヨタ スープラ」では“左右ドアの開閉”・“リトラクタブルライトの開閉”という触って楽しいギミックが盛り込まれています。
今回の2車種は2022年6月18日(土)発売予定!
6月のトミカ新車「No.91 シボレーコルベット」と「25 トヨタ スープラ」はトミカの日にあたる第3土曜日の6月18日に発売予定となっています。根強いファンが多いと思われるこの2車種ですがぜひ納車していただきたいディテールとギミックを持っています。コルベットはその攻撃的でアグレッシブなデザインが一番の魅力ですしスープラは左右ドアとリトラクタブルライトの開閉がとても楽しい!トミカは実車をそのままイメージできるので飾ったり、たくさんコレクションするだけでも楽しいのですが、やっぱり動かして走らせるほうが一番楽しいと思います!
なお、今回の車両の入れ替えによって「トミカ No.91 CoCo壱番屋 キッチンカー」「トミカプレミアム 25 キャデラック エルドラド ビアリッツ」が廃番となります。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!トミカってスポーツカーだけではなく様々な車種(クルマ以外も!)で展開してくれるので飽きることもなく毎月の納車とコレクションが楽しいシリーズですね。
来月の注目トミカはこちら!
次回2022年7月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは「トミカ No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX」と「トミカプレミアム 13 三菱 ランサーエボリューションⅥ GSR」です。日本が誇るスポーツカーがラインナップされています。こちらも今回同様それぞれに特別仕様がありますのでそちらもぜひ納車したいですね!
© TOMY