特別企画
「トミカ新車インプレッション」3月は人気コンパクトカーの新型モデルがトミカに!「フィアット 500e」&「日産 ノート」
2022年3月18日 00:00
- 【「No.16 フィアット 500e」/「No.103 日産 ノート」】
- 3月19日 発売予定
- 価格: 各495円(税込)
毎月第3土曜日の「トミカの日」に発売される、タカラトミーのダイキャスト製ミニカー「トミカ」の新車を発売日に先駆けて紹介するシリーズ企画「トミカ新車インプレッション」。第2回目となる今回は、3月の新車「No.16 フィアット 500e」と「No.103 日産 ノート」の2台を取り上げる。
明日3月19日に発売日を迎えるトミカ3月の新車には「No.16 フィアット 500e」と「No.103 日産 ノート」、そしてロングタイプからは「No.150 三菱ふそう スーパーグレート 漁船輸送車」がラインナップされる。中でも、今回ご紹介する「No.16 フィアット 500e」および「No.103 日産 ノート」は、どちらも人気コンパクトカーの新型モデルを再現したもの。その歴代モデルがたびたびトミカ化されるなどトミカファンにはお馴染みのカーモデルでもある。
また、今回はキーワードとして両車種ともに「e」、すなわち「電気(electric)」というテーマも共通している。果たして、両車の新たに生まれ変わった姿がどのようにトミカで再現されているのか、発売前の商品サンプルをもとにその新車の完成度をお伝えしていきたい。
なお、インプレッションをお届けするにあたっては、大人向けブランド「tomica」より、1月15日に発売された公式ディスプレイケース「tomica ライトアップシアター」も使用している。トミカ初のLEDライト搭載で1台のトミカをカッコよくライトアップできるアイテムで、“スタイリッシュに飾る”という新たな遊び方も楽しんでいただきたい。
キュートなサイズ感をそのまま再現!「No.16 フィアット 500e」
【No.16 フィアット 500e:初回特別仕様 / 通常仕様】
・価格:各495円(税込)
・1/59スケール
「フィアット 500e」ってどんなクルマ?
愛らしいスタイリングが人気を呼び、ロングセラーを記録しているイタリアの傑作コンパクトカー「フィアット 500」。日本において、その名は宮崎駿監督の映画「ルパン三世 カリオストロの城」にて“ルパンの愛車”として登場した、クリームイエローの2代目「フィアット 500F」で広く知られることとなる。ちなみに「500」と書いてイタリア語読みの「チンクエチェント」の愛称で親しまれている。
今回トミカとして登場する「フィアット 500e」は、その新型モデルにして初代“トッポリーノ”から数えて4代目にあたるモデル。車名に「e」とあるようにフィアット(FCA)初の電気自動車(BEV)となる。欧州市場では「NEW 500」の名称ですでに3グレードが展開されており、日本市場には2022年に導入予定。
トミカでも過去に、「フィアット 500」の2代目がトミカプレミアム「29 フィアット 500F」、3代目がトミカ「No.90 フィアット 500」としてラインナップされていたが、今回の新型「フィアット 500e」は日本上陸に先駆けてのトミカ化ということになる。
トミカ「No.16 フィアット 500e」ここに注目!
トミカ「No.16 フィアット 500e」には、初回特別仕様と通常仕様の2種類のカラーモデルが用意される。初回特別仕様は3代目に採用されていたMod Blueを思わせる、藍色に近いブルー。一方の通常仕様は「フィアット 500e」のメインカラーの1つであるROSE GOLD。どちらもオリジナルカラーの雰囲気をそのままに再現した塗装となっている。
ただし、今回は2月に登場したトミカ「No.59 日産 フェアレディZ」の時のように金型/ボディタイプまで異なるというようなことはなく、従来通り、初回特別仕様と通常仕様との違いはカラーだけ。色味によって表情が違って見える、クルマの持つエクステリアデザインの面白さを味わうことができる。
3代目「フィアット 500」を再現したトミカ「No.90 フィアット 500」(既に生産終了)は1/64スケールだったのに対し、今回の「No.16 フィアット 500e」は1/59スケールに。電動化に伴いオリジナル車両のサイズも拡大されているので、それに合わせた形となっている。
また今回は後部ドア開閉、サスペンションといったギミックが搭載されていないモデルとなるが、その分、トミカの車体に繋ぎ目が入らないので、ミニマムカーの元祖とされる「フィアット 500」ならではの3ドアハッチバックスタイル、可愛らしい丸型のヘッドライトといった個性的なスタイリングを隅々まで堪能することができる。普段では見られないような角度からクルマを眺められるのもミニカーである「トミカ」の魅力の1つだ。
レトロな雰囲気とモダンな要素が巧みに組み合わさったデザインが魅力的な「フィアット 500e」。今回のトミカではその個性を象徴する各要素が造形、プリントによってしっかりと再現されている。特にフロントマスクの再現が細かくなされていることで非常にシャープな印象だ。サイズ感といい、塗装表現といい、これまでのトミカ「フィアット 500」以上にオリジナルの特徴を掴んだまとまりのいいトミカに仕上げられている。
特別なギミックがない分、飾って楽しむのにもってこいなトミカなだけに「tomica ライトアップシアター」との相性は抜群。実際に手に触れてみて期待の新型モデルのデザインを隅々まで楽しんだ後は、ディスプレイケースに入れてもう一度楽しむ。そんな遊び方もアリだ。一度見たら忘れられない、キュートで独創的なデザインをトミカで味わってみよう。