特別企画
トミカがカッコいいインテリアに! tomica公式ディスプレイケースで飾ってみたら“映える”完成度だった
ライトアップ&スマホ連動搭載「tomica ライトアップシアター」フォトレポート
2022年1月14日 00:00
- 【tomica ライトアップシアター】
- 1月15日 発売予定
- 価格: 各色2,970円(税込)
タカラトミーが展開する手のひらサイズのダイキャスト製ミニカー「トミカ」。毎月第3土曜日を“トミカの日”として新車が絶えず登場するなど、1970年より現在までの約51年間で累計1,100車種以上が発売され、累計販売台数は7億台を突破(2021年12月15日時点)。おもちゃとして遊ぶ子供たちからクルマ好きやコレクターの大人に至るまで、お気に入りの1台を持っている人なら「トミカをカッコよく飾れるケースがあったらいいのになあ」と思ったことがあるはすだ。
そんな願いを「トミカ」シリーズ公式で叶えてくれるのが、今回登場する「tomica ライトアップシアター」だ。大人向けブランド「tomica」より展開されるこの新商品は、トミカでは初となるLEDライト搭載のディスプレイケース。ソリッドブラックとクールホワイトの2色展開で、価格は各色2,970円(税込)。車体をカッコよくライトアップするだけでなく、手持ちのスマートフォンをセットして好きな画像や映像を背景として映すことで、まさに“大人向け”なスタイリッシュ、かつ臨場感のあるディスプレイ演出ができる新アイテムとなっている。
昨年2021年11月の正式発表を受けて、“トミカがスタイリッシュに飾れる”、“映画のワンシーンのような背景演出が楽しめる”ディスプレイケースとは果たして一体どのようなものなのか、まだ購入検討中の方はもちろん、すでに予約済みの方も注目するところだろう。
今回、この話題の新商品のサンプルを一足先に体験する機会を得た。そこで本稿では、いよいよ明日1月15日発売となる、tomica公式ディスプレイケース「tomica ライトアップシアター」の気になる完成度をフォトレポートとしてお届けする。
トミカが“カッコいい”、“スタイリッシュ”なインテリアに! 大人を満足させる「tomica ライトアップシアター」
「tomica ライトアップシアター」は、トミカの大人向けブランド「tomica」より登場する新商品となる。「tomica」ブランドでは、1番から120番までの“通常トミカ”とは異なる、クルマの塗装やホイールデザインといった細部に至るまでリアルに再現された「トミカプレミアム」シリーズを2015年より展開して人気を獲得。通常トミカの新車と同じように、新車の一部車種には「発売記念仕様」としてオリジナルカラーも用意されている。
また、1970年発売当初のトミカ箱に記載されている小文字で表現された「tomica」がブランドロゴとして使用され、2018年11月からは1/43スケールモデルシリーズの「トミカプレミアムRS」、2021年11月には新たに映画・アニメ・ドラマをテーマにしたシリーズ「トミカプレミアムunlimited」が加わり、“大人のためのトミカ”としてラインナップの拡充が図られている。
ミニカー用のディスプレイケース、コレクションケースというと、ネットで検索すればいくらでも関連商品を見つけることができるが、トミカシリーズでもそういった商品がないわけではない。例えば「おかたずけコンボイ」や、過去に「トミカタウン フェラーリショールーム」といった商品が発売されてはいるものの、ポイントはあくまで対象年齢3歳以上の“子供向け”の商品であるということ。トミカをディスプレイすることはできるが、大人がリビングやデスクにインテリアとして飾るには幼いデザインだった。
タカラトミーが2018年8月から2019年8月にかけて「トミカタウン フェラーリショールーム」を購入した30歳以上の男女328人を対象に商品封入アンケートを実施したところ、大人の「トミカ」ユーザーの約60%がトミカを飾る商品を探しているという結果になったという。その結果を踏まえて、大人がお気に入りのトミカを“カッコよく”、“おしゃれ”に飾って楽しめる商品として開発されたのが、今回の「tomica ライトアップシアター」というわけだ。
さて、では早速「tomica ライトアップシアター」を見ていくことにしたい。
ライトアップシアターが大きく描かれたパッケージは、「tomica」ブランドの黒色を基調とした落ち着いたデザイン。インテリアとしてトミカを飾れることを全面にアピールしたものとなっている。裏面にはディスプレイケースの商品ポイントが記載されており、主要な機能はこちらで確認できる。パッケージ内には本体とタイヤ止めのパーツが同梱されているだけなので、取扱説明書をチェックしたい場合は同じく裏面にあるQRコードをスキャンしてWEB上で確認することになる。
また、ディスプレイするトミカの車体は言わずもがな、ライトアップに使用する単4形アルカリ乾電池3本は別売となるので、あらかじめ用意しておきたい。
パッケージを開封し「tomica ライトアップシアター」本体を取り出すと、意外にもコンパクトなサイズ感だなという印象だ。W15cm×H8.6cm×D6.9cmという本体サイズの幅は、だいだい“通常トミカ”の箱2個分。また小型かつ軽量なプラスチック製なので、大きくて重量のあるガラス製ディスプレイケースとは違い、ディスプレイするクルマや気分に合わせて置き場所を自由に変えることができる。
また、インテリアとして飾れる商品ということで、本体には「tomica」のロゴが右上にあるだけ。カラーごとの違いは基本的にないが、ソリッドブラックカラーではロゴを確認しやすい一方で、クールホワイトカラーでは、光の反射がないと見えにくい控えめなロゴになっていると感じた。手にした率直な感想としては、シンプルにして重厚感のあるディスプレイケースに仕上がっており、やっと待ちに待ったアイテムが完成した!とワクワクさせられた。
それではトミカを飾ってみよう。今回はソリッドブラックのパッケージにも採用されているトミカプレミアム「23 日産 GT-R50 by イタルデザイン」を使用してみた。美しいデザインが特徴の高級スポーツカーで「tomica ライトアップシアター」の力を試していきたい。
まずは「tomica ライトアップシアター」本体の上部カバーを外していく。カバーは持ち上げることで簡単に外せるようになっており、外すとディスプレイエリアとなるベースが現われる。ディスプレイエリアはW約11cm×H約4cm×D約5cmのサイズで、ちょうどトミカ1台分を収納できる広さとなっている。
トミカのために設計された「tomica ライトアップシアター」ならではの特徴の1つとして、ベースに「タイヤ止め」が用意されているのは特筆すべき点だ。
この「タイヤ止め」は文字通りトミカのタイヤを固定するためのパーツだが、非常に便利なパーツだ。トミカのようにタイヤがロックされず、少しの衝撃や傾斜で動いてしまうミニカーを飾るのは意外にも大変。汎用のコレクションケースを買って、いざミニカーを並べて蓋を閉めようとしたら車体が動いてしまい何度もやり直した……という経験をした人もいるのではないだろうか。
そんなイライラを解消してくれるタイヤ止めは、ディスプレイするトミカの大きさに合わせて位置を調整できるので、必ずベストポジションであるケースの中心にトミカを置くことができる点でも優れもの。ディスプレイする位置や角度を微調整したりする必要もないので、誰でも簡単にトミカをベースにセットできる。2つのタイヤ止めのある台座に固定したら、多少傾けただけでは動くことはない。あとはベースに先ほど外したカバーを戻したらディスプレイ完了だ。
「tomica ライトアップシアター」の効果は凄まじい。とにかくトミカがカッコよく、そしてスタイリッシュに見える。毎月新車が出るトミカだと、何台ものトミカを並べて、コレクション全体を見せられる収納ケースやディスプレイラックを使って飾るイメージがあるが、お気に入りの1台だけを厳選して飾ることで、オリジナルのクルマが持つ特徴、デザインの良さに改めて気付かされる。車体のフォルムを精巧に再現した「トミカプレミアム」シリーズのミニカーとの相性は抜群だ。
そして、ただ単純にトミカを専用ケースに入れて大切に保管するだけでは終わらない。「tomica ライトアップシアター」は、先に述べたようにトミカでは初となるLEDライトが搭載されたディスプレイケース。本体カバーの天面に3つのLEDライトが備えられており、トミカの形状に合わせて、角度の付いたライトがよりカッコよく車体にスポットを当ててくれる。
LEDライトは単4形アルカリ乾電池3本を使用して点灯させる。連続点灯は約12時間できる上、光量は50%、100%の2段階で調節可能。カバー側面にあるボタンを操作すれば、飾る室内の明るさに合わせて光量を選択してライトアップできる。まさにトミカが立派なインテリアになった瞬間だ。
「tomica ライトアップシアター」は、ソリッドブラックとクールホワイトの2色で展開されるが、どちらがいいかは甲乙つけがたい。インテリアとして飾る部屋の雰囲気、コレクションしているトミカのボディカラーの傾向に合わせて選ぶといいだろう。あるいは、迷ったら両色とも手に入れてしまうのもありだ。「tomica ライトアップシアター」は積み重ねて飾る、スタッキングもできる。複数のライトアップシアターを用意すれば、その分たくさんのトミカを飾ることができる。
スマホ連動でトミカ専用の“デジタルシアター”に変身! 背景演出で愛車がより“映える”ディスプレイに
「tomica ライトアップシアター」の魅力は、先に紹介したライトアップ機能だけに留まらない。ライトアップシアターがその真価を発揮するのは、ケース背面に設置されたスマートフォンスタンドだ。単なるディスプレイケースがトミカ専用の“デジタルシアター”に変貌を遂げる。
スマホスタンドは使用前の状態では格納されているが、ケース側面と下部の2カ所から引き出すことで使用できる。背景としてスマートフォンにお気に入りの風景を表示してスタンドに設置すれば、カッコよく車体を照らすライトアップ機能と合わせて、これまでにない臨場感のある演出でトミカを飾ることができる。
クルマのテーマに合わせた写真を背景に飾ったり、愛車との思い出の写真を映してみたりと、ディスプレイするトミカと背景にする写真との組み合わせを考えるのがこれまた楽しい。スライドショーにして連続で画像を変えていくのもデジタルフォトフレームのようで面白いと感じた。
また、コンセプトカーのトミカに背景を加えてディスプレイすれば、さながらモーターショーの雰囲気を味わえる。会場に展示されているショーモデルのようにライトアップされた車体はやはりカッコいい。自分が再現したいシーンをイメージしながら画像を組み合わせて飾るという、これまでの手持ちで遊ぶトミカにはない遊び方が楽しめる。
もちろん背景演出はスマートフォンを通して行なわれるので、画像だけでなく映像にも対応している。例えば、ミッキーマウスやミニーマウスといったディズニーキャラクターを車体デザインで表現した「ディズニーモータース(DISNEY MOTORS)」シリーズのトミカとテーマパークの映像とを組み合わせて、パレードのシーンをディスプレイケースで再現するというのも面白いかもしれない。
さらに、今後配信予定の「tomica ライトアップシアター」専用アプリを使用すれば、走行シーンを再現した映像や企業とのコラボレーション映像を映すことができ、憧れのスポーツカーを夜の大都会に走らせるといったシーンの演出も可能だ。第1弾のコラボ映像は日産自動車とコラボレーションした映像の配信が予定されており、コラボ映像をスマートフォンから映すことでまるで日産のショールームでトミカを展示しているような雰囲気を味わえるとのこと。こちらの配信にも期待したいところだ。
なお、専用アプリの配信前ということで、今回はアプリからではなく配信予定の映像を直接スマホに映す形で体験させて頂いた。昼の東京スカイツリーから、夜の東京タワー周辺を駆け抜けていく映像と「日産 GT-R50 by イタルデザイン」のようなスポーツカーのトミカとの組み合わせは“ 映える”こと間違いなし。ケース前面にある光を映し出すランプ「インジケーター」による演出と相まって、実際に走っているかのような臨場感が味わえた。
光を透過した演出を手軽に楽しめる「インジケーター」は、専用アプリを通じてYouTubeや自身で撮影した動画にライティングバーを施せば、どんな映像でも光の演出を楽しむことが可能だ。「tomica ライトアップシアター」は専用アプリを使うことで、名前の通り自分だけの“シアター”を作り上げることができる。
専用アプリでは走行シーンやコラボ映像以外にも、ハートマークやリボンといった模様が連続して流れるオリジナル映像も用意されるようだ。お気に入りのトミカが可愛く、カッコよく、そしてスタイリッシュになる映像の、今後のラインナップ追加も楽しみに待ちたいところだ。
ちなみに「tomica ライトアップシアター」では、ディスプレイエリアの大きさの関係から、121番から150番として展開されている「トミカ(ロングタイプ)」を飾ることはできない。ただし、ディスプレイエリアの範囲内であればトミカブランド以外のミニカーでも飾ることは可能だ。また、タイヤ止めパーツは外すことができるので、その他フィギュアや模型なども飾れるように設計されているというから驚きだ。
3つのLEDライトによるライトアップ機能、スマートフォンとの連動による背景演出等、愛車を彩るトミカ専用ケースとしてだけでなく、ミニカーとミニチュア、ライティングと背景を組み合わせてディスプレイケース内にジオラマを再現する楽しみ方もありなのではないかと感じた。
「tomica ライトアップシアター」は、いよいよ明日1月15日より販売開始となる。取扱い場所は全国の玩具専門店をはじめ、トミカ専用店「トミカショップ」、タカラトミーの公式通販サイト「タカラトミーモール」等より購入可能だ。
tomica公式のディスプレイケースということでファンからの期待値の高いアイテムであるが、確かにインテリアとしてトミカが“映える”完成度に仕上げられた商品だった。トミカはカッコいい。いやそもそもクルマはカッコいい。好きな写真や映像にライティング演出で「tomica ライトアップシアター」は、お気に入りの1台の魅力に改めて気付かせてくれる。手持ちで走らせるイメージが強いだけに、正直トミカをオシャレだなと感じる日が来るとは思ってもいなかった。
1970年に誕生し、2020年に50周年を迎えた「トミカ」。トミカを集める、遊ぶ。そして大人をも満足させる“飾る”という新たな遊び方を提示するトミカの進化はまだまだ止まらない。
© TOMY