特別企画

「トミカ新車インプレッション」7月はトミカ新車「スバル WRX S4 STI Sport R EX」&「三菱 ランサーエボリューションⅥ GSR」が登場!

WRCへのあくなき挑戦!持てる技術をこれでもかとつぎ込んできた「三菱 ランサーエボリューションVI GSR」!

【13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR】

  • 価格:880円(税込)
  • スケール:1/61
  • アクション:サスペンション

 続いて紹介するのがトミカプレミアム「13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR」です。三菱自動車が「ランサー」をベースにWRCで勝つために持てる技術を惜しみなく注ぎ込んだワールドラリーカーが「ランサー・エボリューション」シリーズです。初代は1992年に登場、WRCに出場するにあたり「ランサー」をベースに開発されました。当初はWRC参戦のためのホモロゲーション取得のためだけに作られたようなクルマで一代限りの予定だったところ続行が決定。

 足回りやパワートレインを強化、進化した“エボII”が1994年に登場しWRC初勝利を上げました。続く第1世代最終型“エボIII”(1995年)でトミ・マキネン選手がドライバーズタイトルを獲得しています。その後“エボIV”(1996年)、“エボV”(1998年)とその名の通り進化を続け、1999年に第2世代最終モデルとしてこの“エボVI”が登場しました。

 第2世代となる“エボIV”ではAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)を搭載、旋回性能を高めエンジンも280馬力に到達。“エボV”では懸案だったブレーキやタイヤが見直され、クラスが上のクルマを圧倒したり三菱自動車としても初となるWRCでのマニュファクチャラーズタイトルを獲得する大活躍を見せました。今回のトミカのモデルとなる“エボVI”は各部の熟成が進み、空力や冷却性能改善のためにナンバープレートを左側に移設しました。第2世代の世代のランエボ(IV、V、VI)はフロントの大きく丸いフォグランプが最大の特徴となっています。

【13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR】
左の発売記念仕様がホワイト、右の通常仕様がブルーです
トミカプレミアムになるとホイールまで再現!
さらに内装も再現されます

 それではトミカになった「三菱 ランサーエボリューションVI GSR」を見ていきましょう。カラーリングは通常仕様が「ブルー」発売記念仕様は「ホワイト」となっています。ホワイトはランエボのイメージカラーでもありこちらを思い浮かべる方も多いと思います。通常版がブルーというのも渋いセレクトではないでしょうか。レッドベースのラリードライバー・トミマキネン仕様の登場も期待したいところです。

【13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR】
ランエボとしては貴重なブルーが通常仕様
ランエボといえばホワイトのイメージがある発売記念仕様
迫力のフロントマスクとボンネットを再現。ナンバーの左よせも特徴です
大きなリアウイングもランエボの象徴!
ホイールの再現もトミカプレミアムならでは!
マフラーも彩色されます

 今回トミカ化された「ランサー・エボリューションVI」には“RS”と“GSRというグレードがありますが、今回のモデルとなった“GSR”は“RS”がより競技車両に振っているのに比べて快適装備が充実しているグレードとなります。トミカ化されたものを見ていくと、フロントマスクは第2世代のランエボを象徴する大きく丸いフォグランプがシルバーの塗装で目を引きます。そのフォグランプを装備するバンパーも迫力満点。ナンバープレートも左に寄せられているのも実車のイメージをそのままモデル化しているのがわかります。

【13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR】
ボンネットのエアダクトがハイパフォーマンスカーを端的に表しています
リアウイングの造形がシャープです
一目でランエボとわかるフロントとリアセクション
ヘッドライト。リアコンビライトはクリアーパーツ+彩色です
リアの三菱自動車とLANCER、EvolutionVIのロゴは印刷でカンペキ!
内装も再現、ステアリングとシートも造形されています
ホイールの再現度が上がるだけでリアリティがとても上がります
1/61スケールのトミカでもクルマとしての存在感が圧倒的!
底面には定番トミカよりも密度が増したモールドがあります

 定番トミカのさらに上を行く仕様を持つトミカプレミアムでは各部のディテールがさらに盛り込まれています。今回の「13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR」ではさらに実車に近づいた各部ディテールとしてシルバーで彩色されるホイールのディテールがとてもリアルで、陰影がつくとそのリアリティが増します。リアウイングは大型なのにシャープでまさにランエボのリアウイングを表現しています。アクションは“サスペンション”となっています。

【13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR:ディテールとアクション】
低い視点から見てみるとさらに迫力が増すクルマです
そびえたつリアウイングがすごい!空でも飛ぶんか?
サスペンションアクションを搭載
迫力のフロントマスク。大きくて丸いフォグランプが特徴
一目でわかるランエボのリアセクション。マフラーは1本出しです
陰影がつくとさらにリアリティが増すのはシルバーでモールド多数なホイールのおかげですね

今回の2車種は2022年7月16日(土)発売予定!

 7月のトミカ新車「No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX」と「13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR」はトミカの日にあたる第3土曜日の7月16日に発売予定となっています。ラリー参戦で好成績を収めた2大メーカーのクルマですがぜひ納車していただきたいディテールとアクションを持っています。WRX S4は最新型でもありますので実車を納車された方は自宅などに飾っておきたい車種ではないでしょうか。トミカ購入はそのクルマのオーナーになった時の楽しみの一つでもありますのでぜひ実車とトミカをどちらも納車されてその後のカーライフの相棒にするのがとても楽しいことだと思います。

 エボVIはラリー参戦していたころの情景を思い浮かべながらWRCコレクションとして集めるのも楽しいと思います。トミカプレミアムになったことでディテールましましのエボVIが手に入るのはうれしい限りですね。通常版がブルーというのもなかなか面白いセレクトではないでしょうか。迫力のフロントマスクやそびえたつシャープな造形のリアウイングはいかにも“ランエボ”といったたたずまいを見せてくれます。

 なお、今回の車両の入れ替えによって「トミカ No.76 日産 スカイライン」「トミカプレミアム 13 ディーノ 246 GT」が廃番となります。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!フェラーリの廃番は見逃さないようにしたいですね。

【今回廃番となるトミカ】
トミカ No.76 日産 スカイライン
トミカプレミアム 13 ディーノ 246 GT

来月の注目トミカはこちら!

 次回2022年8月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは「トミカ No.30 ダイハツ ハイゼット」と「トミカプレミアム 35 ホンダ シティ ターボII」です。トミカプレミアムで待望の「シティ ターボII」がラインナップされているのがとても楽しみではないでしょうか!こちらも今回同様それぞれに特別仕様がありますのでそちらもぜひ納車したいですね!

【2022年8月登場予定のトミカ】
No.30 ダイハツ ハイゼット
トミカプレミアム 35 ホンダ シティ ターボII