特別企画

実物大TNGイングラム3年ぶりのデッキアップ!「第一回幕張国際レイバーショウ」にパトレイバーファンや各社の造形が集結!【ワンフェス】

【第一回幕張国際レイバーショウ】

2月12日 開催

 2月12日に開催された「ワンダーフェスティバル2023冬」にて、「機動警察パトレイバー」をテーマとした「第一回幕張国際レイバーショウ」の特設ブースが設置され、大きな賑わいを見せていた。

企業ブースの一角に設けられた「第一回幕張国際レイバーショウ」の会場

 劇中の「東京国際レイバーショウ」を再現したイベントで、パトレイバーファンのモデラーによる造形コンテストを中心に、各社新製品の展示や関連グッズの販売、そして3年ぶりの実物大パトレイバーのデッキアップなど、盛りだくさんな内容で行われた。

 「第一回幕張国際レイバーショウ」には、ファンが制作したパトレイバー関連の作品が多数展示された。新旧の模型やスクラッチによる造形、題材や素材にこだわった作品もあり、来場者を飽きさせない。来場者投票と審査員選考による出展作品を対象とした「レイバー・オブ・ザ・イヤー」のコンテストも行われた。

ファンの手による、ファンのツボを突く作品が多数展示された

 ブースの一角には各社のパトレイバー関連の新製品も出展された。グッドスマイルカンパニーの「MODEROID」は「クラブマン・ハイレッグ」や「エコノミー」、「スタンダード」などが初お披露目に。マックスファクトリーの「PLAMAX」は、1/20スケールの泉野明とアルフォンスの上半身を情景とした「minimum factory機首コレクション泉野明&アルフォンス」、速水仁司氏の造形をプラモデルとして発売する新シリーズ「パトレイバー NEO 3DSHOW」といった独自のラインナップを展開している。

「MODEROID TYPE97 TFV-EX クラブマン・ハイレッグ」。篠原重工製の4脚作業用レイバーを立体化
「AVS-9エコノミー」(左)、「AVS-98 Mk-II スタンダード」(右)。イングラムから派生した量産タイプのレイバーの発売が決定
「minimum factory機首コレクション泉野明&アルフォンス」。1/20スケールの泉野明とアルフォンス(イングラム1号機)の情景
「minimum factory イングラム&クラブマン・ハイレッグ」、「グリフォン&キュマイラ」。手のひらサイズの情景プラモデルだ
「パトレイバー NEO 3DSHOW AV-98 イングラム1号機」。月刊ホビージャパン誌に連載された「速水仁司のパトレイバー3Dショウ」の造形を3Dスキャンし、プラモデルとして再構築した商品
threezeroの「ロボ道」シリーズに、リアクティブアーマー装備のイングラムがラインナップ。同スケールの「98式特型指揮車」や「99式特型レイバーキャリア」も企画中
天神英貴氏×アスラテック×グッドスマイルカンパニーの合同企画「電動クラブマン・ハイレッグ」。実際に動く様子は該当記事を参照のこと

 このイベントの大きな目玉となったのは、実物大パトレイバーのデッキアップだ。「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のプロモーション用に制作された、レイバーキャリアに乗せられた同作準拠のイングラムで、イベントなどに派遣されデッキアップする様子が披露されていたが、コロナ禍によりそれが3年間行われず、整備・修復の資金調達のためのクラウドファンディングを実施。その成功を経て、今回のイベントへと至った。

 幕張メッセの裏手には特設会場が作られ、イングラムが起き上がると客席からは歓声が上がり、その勇姿を写真に収めていた。

青空のもと、大勢のファンが見守る中で3年ぶりに立ち上がったイングラム