特別企画
【FAガール×ヘキサギア】理想のプラモデルを作るミキシングビルドに挑戦!【前編】
2023年4月18日 00:00
組み合わせていくことでわかる難しさと問題点
ここからミキシングに入っていくが、まず準備段階としてそれぞれのキットを完成させておく。
こうすることで、それぞれのキットの状態や大きさの比較、接続箇所を確認できる。また漠然としていたイメージも個々の可動や接続位置を吟味することで、より明確な完成像を予測できる。
今回の場合は「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」を中核として「ブイトール」を外武装として使用する形となる。
そのため「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」が接続する箇所は両足と腰部の2カ所となる。また、「ブイトール」はパーツ分けをして外武装に適したパーツ配置にする必要がある。
まず、「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」との接続では「ブイトール」の胴体を展開し、コクピットブロックの内側にある3mm穴を使用し、「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」の腰部ユニットと接続する。
だが、どちらもジョイント穴の為このままでは接続ができない。
そこで使用するのがキットのランナーだ。ランナーの外枠部分を切り出して、プラ棒として使用する。直径が約3mmでこうした接続口同士の橋渡しとして活用することができる。
次にこの外装部分に腕部と頭部の装飾を接続する。頭部の装飾は「イグジットスライダー」のパーツをフレーム部分にあるヘキサギア特有の六角形の接続口に、腕部は白の装甲部にある六角形の接続口にそれぞれつける。
六角形のためジョイント可動の自由度に制限が掛かるが、安定した保持力を持ち巨大なパーツでもしっかりと固定できる。ヘキサギアのスクラップ&ビルドの遊びごたえを象徴する機構だ。
最後に脚部の接続だ。「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」と「ブイトール」ともに軸受けとなり、このままでは接続することができない。
そのためこの箇所は接続パーツを自作している。軸受けの直径は「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」が約3mm、「ブイトール」が約5mmとなる。そこで使用するのが先ほども登場したランナーの切れ端とタミヤの「プラ材5mmパイプ」を使用する。
接続パーツはプラ材パイプにランナーの切れ端を差し込み、プラモデル用接着剤を流し込んで固定するシンプルな作りとなっている。
完成した接続パーツでそれぞれの脚部を接続する。この時「ブイトール」側に隙間があるため抜けやすい。そこで半紙のような薄い紙を巻く、あるいはマスキングテープを張ることで保持力を補強している。
最後に各武装を取りつける。「荷電式超大型戦術刀」や「HDプラズマキャノン」は外装部にある3mmの軸受けに接続。「フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」の武器は背面の3mm軸に接続して完成となる。
素組+ジョイントパーツ作成でミキシングが完成。外装を纏った状態で重厚感と存在感ある造形に仕上がった。「ブイトール」も人型の機体であるため、ミキシングした際もまとまりの良い構成が取れた。
次はより完成度を高めるための合わせ目消しなどを紹介していこう。
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