特別企画
トミカ新車インプレッション 6月は「トヨタ ノア」&「トヨタ MR2」が登場!
2023年6月19日 10:25
MORE!MORE!NOAH!「No.50 トヨタ ノア」
【No.50 トヨタ ノア】
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/65
- アクション:サスペンション
家族が便利に使える5ドアミニバンそれがトヨタの「ノア」です。同じトヨタの兄弟車「ヴォクシー」と共に空前のミニバンブームをけん引する存在となっています。初代が2001年に登場、2014年登場の3代目では同社「エスクァイア」との3兄弟となりました。トヨタ内における3兄弟状態はこの代限りでしたが今回のトミカ化された4代目はスズキ「ランディ」としてOEM供給されて3兄弟状態が継続している、とても売れているミニバンとなります。確かに街でよく見かけます。
今回のトミカのモデルとなるノアは底面から見るとシャーシのリアにE-Fourのモールドがないことから4代目から追加された4WDではなくFF(2WD)車で、パッケージのイラストからフロントマスクのブラック部の面積や実車グレードによって選べるカラー、ホイールのデザイン、預かっているサンプルのトミカ本体リアゲート部のハイブリッドエンブレムプリントがありませんでしたが、前後のトヨタロゴが青いところから“HYBRID S-Z 2WD”がモデルと思われます。
ミニバンとしての使い勝手の良さを感じさせる5ドアで7人から8人が乗車できる室内レイアウトは兄弟車のヴォクシーと同じ。リアシートレイアウトアレンジによってかなり広いラゲッジ容量を実現、同じトヨタのアルファードやベルファイアより一回り小型でありながら余裕のあるユーティリティを実現しています。
それではトミカになった「トヨタ ノア」を見ていきましょう。カラーリングは通常版がレッド、初回特別仕様版がブラックになっています。通常版のレッドは「レッドマイカメタリック」、初回特別仕様のブラックは「グリッターブラックガラスフレーク」がモデルになっているようです。ブラックは見る角度によってキラキラ反射するガラスフレークを感じられます。
ノアはそもそもエアロが標準で付いている仕様のため、フロントマスクはスタイリッシュで押し出し感やカタマリ感さえ感じられて素直にカッコイイ顔をしています。フロント中央に3段の大きなメッキ部を配しているのが一番の特徴で、ヴォクシーより大きめなヘッドライトと共にトミカではシルバーの塗装で再現されます。ルーフには剛性アップと整流効果を得るための直線のスジが4本走り、後ろ側にはアンテナもモールドされています。
このノアのヘッドライトは塗装で再現されています。兄弟車のヴォクシーより大きいデザインでパッチリしています。リアゲートにはコンビランプをレッド塗装で再現、ヴォクシーのようなメッキラインは無くシンプルな印象となっています。フロントと左右ドア、リアゲートのガラスはクリアーパーツで再現、後端のリヤクォーターパネル部の窓はブラックの塗装となっています。
車内は3列シートが再現されています。実車では3列目のシートが車内で左右の壁に折りたたまれる楽しいギミックがあります。ヴォクシーと同じデザインを持つ車体後部のパネルはルーフとボディから絞り込まれるように同色のカラーリングデザインがされていて疾走感も演出。トミカでも同様のデザインを忠実に再現しています。
リアセクションは真後ろから見ると車体全体を覆うかようにハッチゲートが配置されています。ゲート中央部にはトヨタロゴと“NOAH”のロゴとともにタンポ印刷で再現しています。ルーフ後端のハイマウントストップランプは再現されていないようです。
タイヤのホイールはトミカの一般車に使われる台形の5穴版で色はブラック一色となっています。トミカ版ヴォクシー同様ここは全面シルバーメッキタイプのホイールでもイメージには合っていたでしょうか。アクションはサスペンションとなっています。
なお、ノア(ブラック)の写真のボディにあるつぶつぶは実車の“ガラスフレーク”を再現したもので埃ではありません。トミカの角度を変えて見ると光に反射してこのように見える場合があります。
ノアとヴォクシーは兄弟車だけあって大きくフロントマスクが違うだけでほぼ同じクルマといってもいい関係です。世間的には“ノア・ヴォク”なんて言い方もされています。数値的には若干ノアの方が燃費が良いようですが乗員や荷物で吸収されるくらいの差しかないようです。トミカでは連続リリースとなりましたので全4台をそろえると色もすべて違うこともあってとても楽しいとおもいます。
© TOMY