特別企画

トミカ歴代名車コレクション 006「マツダ コスモスポーツ」007「ブルーバード SSS クーペ」

走るというより、飛ぶ感じ「マツダ コスモスポーツ」


    【マツダ コスモスポーツ】
  • 発売日:2023年8月8日
  • 価格:1,969円(税込)
  • スケール:1/60(全長約70㎜)
  • アクション:左右ドア開閉・サスペンション
【マツダ コスモスポーツ】
006「マツダ コスモスポーツ」2023年8月8日発売
【トミカ歴代名車コレクション6号動画】

 マツダの「ロータリーエンジン」は1961年から6年もの長きにわたって開発されたまさにスピリットともいうべきエンジンです。“悪魔の爪痕”と呼ばれる波状摩耗が内壁面に発生してしまうという難題を複合素材を開発することで克服するなど技術者が様々なトライを繰り返して実用化にこぎつけた至高のエンジンです。

 そうして完成したロータリーエンジンは「コスモスポーツ」に搭載されることになりました。小型軽量でありながら高出力を得られることからとても低く抑えられたフロントセクションを獲得、スポーツカーが求めるものの一つである“速さ”というエレメントを空力・重量の面から支える素晴らしいものとなりました。

【マツダ コスモスポーツ】
ボンネットフードの面積が小型なロータリーエンジンを体現!

 その類まれなるエンジンを搭載したコスモスポーツはレースの世界でも大活躍!1968年にドイツにあるニュルブルクリンクで行われた84時間耐久レースでは総合4位になるなどスピードと耐久性をアピールしました。

 当時の先進的で未来的なスタイリングやロータリーエンジンの活躍によってとても人気の高いクルマであるコスモスポーツは映像作品の「ウルトラマン(帰ってきたウルトラマン)」や「エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン新劇場版)」といった人気作品に登場しています。

【マツダ コスモスポーツ:パッケージング】

 それでは「マツダ コスモスポーツ」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。特徴であるとても低く抑えられたスラント(フロントグリルの下端が前方にせり出した形状)ノーズ、若干盛り上がる下以上のヘッドライト回り。純粋なスポーツカーを体現するような2シーターを囲うキャビンとリアに向かって若干絞り込まれたリアガラスを再現しています。フロント同様リアセクションも薄く、低く押さえられており空力特性が素晴らしいことが想像できます。

【マツダ コスモスポーツ】
フロント:小型で流麗なフロントマスク
サイド:“走るというより、飛ぶ感じ”を表現する軽やかなスタイル
リア:なだらかにすぼまるリアセクション
底面:フロントとリアのタイヤの幅(トレッド)の差がよくわかる
アクション:左右ドア開閉
アクション:サスペンション

 特筆すべきはフロントとリアのタイヤの間隔(トレッド)が違うところに注目です。タイヤが動くことで空気を乱し空力特性を失ってしまうことから実車でもボディ両端から奥まった位置にあるタイヤを忠実に再現、リアタイヤフェンダーはなるべくタイヤを空気に触れさせないようにするためにタイヤハウス上部を直線のラインでカット、フロントよりさらに奥まった位置にタイヤを配置していることがわかり空力開発の一端を垣間見ることができます。

 ホイールはトミカ一般車向けの台形5穴のクロームメッキ版です。そして歴代名車コレクションシリーズの車種によってはシャーシが“クロームメッキ化”されていることが特徴です。これによって前後バンパーがクロームメッキで表現されることになり、より一層実車のテイストを感じられます。アクションは左右ドア開閉とサスペンションです。左右ドアが開くのはやっぱり楽しい!

【マツダ コスモスポーツ:ディテールとアクション】
とにかく薄いボディが特徴的
後ろへ絞り込まれる形状で空力特性を向上させます
フロントフェンダー後部のエアアウトレットもモールドされています
左右ドア開閉!
黒いボディに赤い内装でとても華やかな印象!