特別企画
トミカ新車インプレッション 10月は「三菱 トライトン」&「トヨタ カローラ レビン」が登場!
2024年10月19日 09:00
トライトン、日本上陸。「No.30 三菱 トライトン」
【No.30 三菱 トライトン(通常仕様・初回特別仕様)】
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/70(全長:約76mm)
- アクション:サスペンション
三菱 トライトンは2005年に登場、翌2006年からは日本へ輸入される形で導入されたピックアップトラックです。生産は日本国内ではなく、タイ・ブラジル・南アフリカで生産され、主に世界のタフな道路を走破するクルマとして重宝されています。
同社パジェロのスーパーセレクト4WDシステムを採用し、それをラダーフレームの堅牢でありメンテナンス性に優れたシャーシにジョイント。各国の規制に合わせたパワフルなパワートレインで悪路を走破する性能を持っています。今回のトミカとなった3代目では全長5m越え、車両重量も2tを超えるなど大柄なSUTとなっています。
悪路走破性能はもちろんのこと、人員を運ぶためにも1列シートのシングルキャブ、荷室スペースとリクライニング機能を持たせたクラブキャブ、2列シートのダブルキャブという3つのボディ仕様が歴代でラインナップされています。日本仕様は4ドア・2列シートのダブルキャブのみとなっています。トラックということもありキャビンの後部にはビッグなカーゴスペースが備わります。業務に、遊びに、となんにでも使えるタフなクルマです。
それではトミカになった「No.30 三菱 トライトン」を見ていきましょう。今回のトミカのモデルになっているのはパッケージアートや各部ディテールからスタンダードモデルのGLSと思われます。カラーリングは通常仕様がシルバー、初回特別仕様がレッドとなっています。シルバーは実車では「ブレードシルバーメタリック」、レッドは「レッドソリッド」という名称のカラーがあります。この2色はGLSグレード専用色となっています!
世界中を駆け巡るトライトンは大柄なボディに見合う大胆で迫力のあるフロントフェイスをしています。ぐいっと前に押し出し、彫りの深い造形は力強くどんな道でも怖くなさそうです。キャビンも大きく、後ろ側のカーゴスペースもユーティリティの高さを感じます。
トミカではその特徴的なダイナミックなボディシェイプをシャープに再現しています。最近の三菱のフロントフェイスのデザインラインは左右フェンダー先端にコの字のメッキモールを備える“ダイナミックシールド”と呼ばれていて、このトライトンにおいてもこのクルマに合うようにデザインを微妙に変化させながら採用しています。
フロントフェイスは押し出し感の強いグリルを大きく中心に配置し、緻密なモールディングが施されています。多人数でも余裕で乗車できる大きなキャビンとドア下のステップ部にも細かなモールディング。キャビンの直後にありユーティリティの高さを物語ビッグなカーゴスペースにもびっしりと縦筋が走っているのがわかります。
トミカ化されたトライトンはその手にずっしりくる重さと四角い形を手に感じられ、重量級の車であることがよくわかります。実車同様に車高も高めでRV用タイヤをモデルとしたタイヤにはモールドがびっしりと入っていてサスペンションのアクションを試すと深く沈み込んで楽しさが溢れます。そういった各部のディテールがトライトンのキャラクターをうまく引き出しています。
© TOMY