特別企画

トミカ新車インプレッション 10月は「三菱 トライトン」&「トヨタ カローラ レビン」が登場!

祝!トミカプレミアムの記念すべき100車種目「25 トヨタ カローラ レビン」

トミカプレミアム【25 トヨタ カローラ レビン(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:935円(税込)
  • スケール:1/60(全長:約69mm)
  • アクション:サスペンション・左右ドア開閉

 クルマ好き、スポーツカー好きで知らない人はいないと言っても過言ではないクルマ、それはトヨタが1983年に登場させたFR(フロントエンジン・リア駆動)レイアウトのスポーツカー、それが型式AE86……通称“ハチロク”と呼ばれる「カローラ レビン」、そして姉妹車の「スプリンター トレノ」です。

 レビンは固定式ヘッドライト、トレノはリトラクタブルライトという外見上の違いがあり、それぞれに2ドアノッチバッククーペと3ドアハッチバッククーペというスタイルの違いが用意されているものの、機能的な仕様は変わりません。

【“ハチロク”がトミカプレミアムで揃う!】
トミカプレミアム 40 トヨタ スプリンター トレノ 2020年12月発売 ※現在廃番
トミカプレミアム 25 トヨタ カローラ レビン 2024年10月発売

 エンジンはこれまた有名な「4A-GEU」型を搭載し、1.6L DOHC16バルブのNA(自然吸気)エンジンはクルマのキャラクターにあった扱いやすくも高性能なエンジンです。そのパワーは130psとアンダーパワーではあるものの多くのドライバーが使いきれるパワーということもありファンの多いエンジンです。

 軽量コンパクトなボディーから得られる軽快なハンドリングやコントローラブルなサスペンションでタイヤを滑らせながら車を横に向けて走らせるドリフト走行もしやすいなど数々のドライバーを虜にし、有名なプロドライバーを多数輩出しました。トレノを主人公が乗るクルマとして大ヒットしたマンガ・アニメーション「頭文字D」にもレビンが登場、ターボチューンしたレビンで主人公を追い詰める様子も描かれました。

【25 トヨタ カローラ レビン:パッケージング】
通常仕様:レッド
発売記念仕様:ホワイト

 それではトミカになった「トヨタ カローラ レビン」を見ていきましょう。ボディーカラーは通常仕様がレッド、発売記念仕様がホワイトとなっています。実車ではレッドが「ハイフラッシュツートン」とホワイトが「ハイテックツートン」という名称のカラーがあり、それぞれ赤黒、白黒のツートンカラーがハチロクのイメージカラーにもなっています。トミカプレミアムにおいてトレノの通常仕様がホワイト、発売記念仕様がレッドと今回のレビンと入れ違いの選択になっているのが面白いところ。ぜひ並べたいものです。

 今回のレビンのボディスタイルは3ドアハッチバック。固定式のヘッドライトのため、トレノよりはちょっとだけ高くなったボンネットから後ろのウインドウ類、ルーフ、ドア類、リア部はトレノと同じデザインとなります。ハッチバックスタイルということでルーフからリアへすっと流れ落ちるラインが1983年当時のクルマらしさを強調しています。

 トミカプレミアムでのフロントのヘッドライト・リアコンビランプはクリアーパーツ、多色構成になっていて楽しい部分です。サイドには“LEVIN”のロゴがあり、フロント・リアのロゴ類もプリントで再現されています。

【25 トヨタ カローラ レビン:全周とアクション】
フロント:リトラクタブルライトではない固定式ヘッドライトになっています
サイド:レビンとトレノはフロント以外ほぼ同じスタイルです
リア:ハッチバックタイプがモデルです
シャーシ:1983年当時のシャーシとアームの構造が見て取れます
アクション:サスペンション
アクション:左右ドア開閉

 トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「トヨタ カローラ レビン」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!トレノとは違うレビンの純正ホイールを忠実に再現。ぜひとも両方を並べて比較してみたいところですね。

 このトミカプレミアム「25 トヨタ カローラ レビン」のアクションはサスペンションと左右ドア開閉です。ドアを開けば内装がよく見え、純正のスポーツシートやステアリング、ダッシュボードが見えてきてドアの開くトミカはやっぱり楽しい!トレノのようなリトラクタブルライト開閉の楽しみはありませんが、そこは大人の渋さをイメージさせるレビンの美しさとも言えます。

【25 トヨタ カローラ レビン:ディテール】
固定式ヘッドライトのレビンは大人の渋さを醸し出します
各部のディテールから前期型がモデルと思われます
3ドアハッチバックのスタイル
ハチロクといえばツートンカラーが有名!
フロントには“LEVIN”のロゴをプリント
端正な顔つきにファンも多かったのではないでしょうか
リアの大きなクオーターガラスが印象的
リアのコンビランプもクリアーパーツで豪華!
レッドのレビンもかっこいい!
左右ドア開閉アクションで車内もよく観察できます。再現度が高い!
純正シートもきっちり再現しています
リアには“APEX TWIN CAM 16”・“COROLLA LEVIN”・“TOYOTA”のロゴをプリントしています
サイドの“LEVIN”ロゴもプリントです。細かい!
前期型は水温が上がるとLEVINのロゴがあるグリルカバーが開きます(トミカでは開きません)
ナンバープレートベースが白いのもうれしいところ
トレノとは違う純正ホイールもディテールたっぷりで造形されています

今回の2車種は2024年10月19日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた10月のトミカ新車「No.30 三菱 トライトン」、トミカプレミアム新車「25 トヨタ カローラ レビン」はトミカの日にあたる第3土曜日の10月19日に発売となります。

 なお、今回定番トミカの「No.30 ダイハツ ハイゼット」「No.34 トヨタ アクア」と入れ替えとなります。ハイゼットもアクアも街中で見かけない日はないほど生活に欠かせないベストセラーなクルマたちです。トミカで街中の情景を作るのにも一役買ってくれるクルマたちですしぜひとも揃えておきたい車種です!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.30 ダイハツ ハイゼット
No.34 トヨタ アクア

 トミカプレミアムでは「25 トヨタ スープラ」と入れ替えとなります。トヨタが誇るスポーツカーシリーズの中でも屈指の性能を誇るクルマで、このスープラはA70という型式で現行スープラの始祖ともいうべき存在です。レビン・トレノとも引き合いに出されることもあるこちらもぜひコレクションに加えていただき、机の上でトヨタのスポーツカーヒストリーを感じていただきたい1台となっています。お早めに!

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
25 トヨタ スープラ

来月の注目トミカはこちら!

 次回2024年11月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック」、トミカプレミアム「15 日産 フェアレディZ (Z31)」です。

 定番トミカ「No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック」はアメリカのフォードから1964年から登場、現在に至るまでモデルチェンジを繰り返し長く愛されているアメリカンマッスルカーです。

【2024年11月登場予定の定番トミカ】
No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック

 トミカプレミアムの「15 日産 フェアレディZ (Z31)」は日本の日産から1983年に発売され、現在でも後継車種が発売されているロングノーズ・ショートデッキのセクシーなスタイルにパワフルなV6エンジンを搭載したハイパフォーマンス・スポーツカーです。今回のレビンと同時期に発売されたZ31型のフェアレディZを並べると日本車の歴史も感じられて楽しいと思います!

【2024年11月登場予定のトミカプレミアム】
15 日産 フェアレディZ (Z31)
【また来月!楽しみに待っていてね!】