特別企画

トミカ新車インプレッション 3月は「トヨタ クラウン セダン」「スバル サンバー」が登場!

プロの仕事と信頼のために。「27 スバル サンバー」

【トミカプレミアム 27 スバル サンバー(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:各990円(税込)
  • スケール:1/55(全長:約61mm)
  • アクション:なし

 日本のスバルから1961年に登場した「サンバー」はこの64年もの間モデルチェンジ(初代から6代目まで。7代目以降はOEM供給)を繰り返してきた長寿車種です。その長寿ぶりは日本車全体でも7番目に位置するとのこと。サンバーは軽規格の自動車/トラック/バンという車種で展開され、日本においてその有用性が長寿車種の証ともなっています。

【27 スバル サンバー】

 今回トミカプレミアム化されたのは1999年から2012年まで製造された6代目にあたるサンバーで、2ドアのキャブオーバータイプのトラックです。軽規格で658ccのエンジンをリアに積んでおり、RR/4WD(当時の呼称)の駆動方式です。重量がリアに集中するためトラクションのかかりも良く、走行性能が高く山林などの登坂も軽くこなしてくれ街中でも多用途に使えることで日本の生活を支えてくれる人気の高いクルマです。

 〝農道のポルシェ”。サンバーの話題が出るとこの言葉がよく聞かれると思います。これは最高速度や運動性能の話ではなくリアエンジン+リア駆動のパワートレインや当時としては採用例がなかった四輪独立懸架サスペンションなどの足回りがポルシェと同じだったから……という意味合いで用いられる言葉です。サンバーは1980年に4WD(当時の呼称)モデルも追加されましたが7代目以降のダイハツ・ハイゼットのOEMとなったサンバーではFR/AWDとなっています。

【27 スバル サンバー:パッケージング】
通常仕様:ブルー
発売記念仕様:ホワイト

 それではトミカプレミアムになった「スバル サンバー」を見ていきましょう。ボディーカラーは通常仕様がブルー、発売記念仕様がホワイトとなっています。実車ではブルーが「WRブルーマイカメタリック」、ホワイトが「フロストホワイト」というカラーがあります。

 特にブルーは2011年にサンバー生誕50周年を記念した特別仕様車としてあっという間に完売した「WRブルーリミテッド」を思わせるカラーが選ばれて(しかも通常仕様として)おりこれはうれしい仕様!ですが通常カラーのホワイトが発売記念仕様というのも希少価値の高い状態となるのでこれはぜひ両方揃えたいところですね。

【27 スバル サンバー:全周とアクション】
フロント:かわいさも感じられる大人気の6代目サンバートラック!
サイド:たくさん仕事ができそうなスタイル
リア:広い荷台が使い勝手がよさそう
シャーシ:中央にドライブシャフトが走っています

 トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「サンバー」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!12インチのディッシュタイプのホイールをシャープに再現しています。小径の部類になる鉄製の純正ホイールはキュルッキュル回って元気がよさそうで見た目も超渋い!

【27 スバル サンバー:ディテール】
大人気の軽トラ・6代目サンバーがトミカプレミアムで登場!
荷物を積んで軽快に走ります
かわいさも感じるサンバーのフロントフェイス
トミカプレミアムでディテールを高精細に再現しています
大きいキャビンと荷物をたくさん積める荷台、シャーシのバランスがいいですね!
ブルーのボディと黄色いナンバープレートがWRCのスバルをイメージさせます
リアのナンバープレートも再現!
フロントタイヤの後ろには泥除けのマッドフラップが再現されています
シートのヘッドレストもブラックになっています
軽々と仕事をこなしてくれそうなスタイリング
荷台に荷物載せてみたら楽しそうです!
窓枠やドアノブもブラックで塗装されています
ルーフのリブや……
荷台のリブもくっきり表現されています
キャビン後部にあるカーゴガードもきっちり再現しています
ブルーが何ともいい色です!
ヘッドライトは大きなクリアーパーツでバルブのようなディテールもあってすばらしい!
複数台並べてみるとどこかの業者のようにも見えて楽しさ倍増します
配達行ってきまーす!
純正ホイールもばっちり再現
リアの灯火類も細かい塗り分けで再現されています
荷台にはエンジンフードもモールドされています
車内も細かなディテールを確認できます
荷台下、車体左のバッテリーボックスも再現しています
荷台下、車体右にはスペアータイヤがモールドされています
ホワイトのフロントのナンバープレート部はベースがホワイトです
ブルーでの同じ場所はブラックで、違いも楽しい
荷台を開く(トミカプレミアムでは開きません)レバーやヒンジ、ロープをかけるフックもモールドされています
それにしても美しいブルーです!

今回の3モデルは2025年3月15日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた3月のトミカ新車「No.62 トヨタ クラウン セダン」とトミカプレミアム新車「27 スバル サンバー」はトミカの日にあたる第3土曜日の3月15日に発売予定となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.39 ホンダ ステップワゴン」、「No.62 ラフェラーリ」、「No.143 きかんしゃヒロ」と入れ替えとなります。ステップワゴンはホンダがファミリー向けに送り出したミニバンです。現在6代目でe:HEVもラインナップされ、歴史の長いクルマです。

 そしてラフェラーリはイタリアのフェラーリから2013年に登場したスーパーカーで周年記念モデルのエンツォ・フェラーリの後継車であり、フェラーリ初のハイブリッドカーです。きかんしゃヒロはイギリスの有名な鉄道模型・CGアニメーション「きかんしゃトーマス」に登場する機関車です。この作品の中に日本の機関車がモデルとなったヒロが登場します。

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.39 ホンダ ステップワゴン
No.62 ラフェラーリ
No.143 きかんしゃヒロ

 トミカプレミアムでは「27 トヨタ2000GT」と入れ替えとなります。トヨタを語るうえでこの2000GTを避けて通ることはできないほどの有名なスポーツカーです。トミカシリーズでもたびたびモデル化されてきましたがついにトミカプレミアム版が廃番となってしまいます。トミカプレミアムならではの車体ディテールやホイールの再現など見どころたくさんなのでこの機会に納車していただき、トヨタの歴史を感じてほしい一台となっています。

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
27 トヨタ2000GT

来月の注目トミカはこちら!

 次回2025年4月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.44 フリード」、トミカプレミアム「38 ラフェラーリ」です。

 定番トミカ「No.44 フリード」は日本のホンダから登場したコンパクトミニバンタイプのクルマで、初代が2008年に登場しました。小型で街中での取り回しも良くかわいいだけじゃないスタイリッシュさを取り入れて女性にも男性にも人気があるクルマです。今回トミカ化される3代目フリードは2024-2025年日本カー・オブ・ザ・イヤーとなりました!

【2025年4月登場予定の定番トミカ】
No.44 フリード

 トミカプレミアムの「38 ラフェラーリ」はイタリアのフェラーリから周年記念車としてエンツォ・フェラーリの後継車として登場たクルマで同社初のハイブリッドカーです……と、先ほど定番トミカのところでも書かせていただいたのですがそちらは廃番となり、同じ月にトミカプレミアムとなって登場します!両方をそろえることでトミカシリーズの比較もできるチャンスです!

【2025年4月登場予定のトミカプレミアム】
38 ラフェラーリ
【また来月!楽しみに待っていてね!】