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【年末特集】バイク×装甲を“ミキシング”! 美少女とマッチする自分だけのオリジナルバイクを紹介!
2023年12月28日 00:00
2023年の美少女プラモデル(以降、美少女プラモ)業界では、BANDAI SPIRITSの「30 MINUTES SISTERS」や、コトブキヤの「メガミデバイス」、「フレームアームズ・ガール」のほか、マックスファクトリーや海外メーカーなど多数の会社から多くの商品が登場した活気のあるコンテンツだと感じる1年だったのではないだろうか。
その中で、様々なユーザーの手によって、基本となる素体から他製品のパーツを組み合わせて自分だけのオリジナルの作品を作る“ミキシング”でも、とても多くの作品がSNSなどで投稿されているのを見かけたと思う。
HOBBY Watchでもミキシングのテーマには注目しており、昨年の年末特集では美少女プラモと他社製品との組み合わせを紹介した。
今年もミキシングを題材とした年末特集を企画し、今回は別商品のパーツを組み合わせる手法に注目して、美少女にマッチするオリジナルバイクについて紹介する。
素体となるバイク「ラピッドレイダー」
今回使用する商品は、コトブキヤの「フレームアームズ・ガール ドゥルガーI」と「モデリングサポートグッズ ギガンティックアームズ ラピッドレイダー」を活用する。
「ラピッドレイダー」は、「モデリングサポートグッズ(M.S.G)」の中でも大型の機体を集めた「ギガンティックアームズ」シリーズであり、主に本製品に「ドゥルガーI」などの他の商品を乗せて遊ぶことを想定した商品である。
シンプルな構造かつ汎用的に作られた「ラピッドレイダー」は、基本となるメインフレームに外装パーツを装着することでバイクの形を表現している。
付属パーツだけで組んだ場合でも、シャープなフォルムでスタビライザーなどが付属しているほか、左右の外装の内側には武器を格納できるなど、細やかな仕組みが施されそのまま組み立てても楽しい商品となっている。
今回はベースとなる骨組み状態の本製品を活用する。メインフレームとタイヤのみで構成された状態は、メインフレームの左右やタイヤに連結している軸パーツなど多数の3mm穴が用意されており、様々なパーツを組み合わせられる構造となっている。今回はこのメインフレームのみの状態を活用してミキシングを行なっていく。
「フレームアームズ・ガール」の装甲を纏ったバイク
次に美少女の装甲について考察を行なう。
「フレームアームズ・ガール」は元々美少女の素体に「フレームアームズ」の装甲を組み合わせた作品であり、付属する装甲は非常に親和性の高いパーツとなっている。この装甲パーツをそのまま活用することで、美少女にマッチしたバイクを作ることができる。
今回活用する「フレームアームズ・ガール ドゥルガーI」は、美少女の素体に、頭部、肩部、胸部、腰部、脚部、背部にそれぞれ装甲が分かれているほか、武装としてランスが付属する。
左右対称となる装甲と、胴体の中心で使用する装甲とを組み分けて、それぞれバイクのどの位置に配置するかを検討する。
配置が決まればベースとなる「ラピッドレイダー」に組み合わせていく。
左右対称となっているパーツはバイクの左右に取り付け、メインフレームが見えてしまうと見栄えが悪くなるため、背部のスラスターを分離させバイクの外装として活用させるほか、頭部の兜や背部スラスターは1パーツ構成のため、バイクのセンターに配置することを意識して組み合わせる。
これにより「ドゥルガーI」の紫色の装甲をそのままバイクの外装とすることが可能となる。
また武装のランスは、片方のバイク側面に接続する。非対称ではあるが良いアクセントになっている。
実際に完成したバイクに美少女を搭乗させてみると、肩部や脚部に彩られたクリアパーツが「ドゥルガーI」の美少女とマッチしており、そのキャラクターに合わせたバイクとなっていることが確認できる。元々がドゥルガーを表現するための装甲であるため親和性が高いのがポイントだ。
また本バイクは「ドゥルガーI」のパーツをそのまま活用しているため、背部スラスターなどは内蔵されたギミックによって少しバイクの表現を変えることもできる。
「フレームアームズ」の装甲を纏ったバイク
「ドゥルガーI」の装甲のみを活用して組み合わせたバイク。出来栄えは十分にあると思うが、少し装甲部分の物足りなさを感じる。その時には「フレームアームズ・ガール」の元となった「フレームアームズ」との組み合わせを提案する。
今回「フレームアームズ ドゥルガーI」が絶版となっているため、別機体の「フレームアームズ タイプ・ヘクター デュランダル」を活用したバイクを紹介する。「ドゥルガーI」との親和性は無いが、バイクのカッコよさに注目してみてほしい。
基本的な組み合わせ方は美少女プラモデルと同一で、商品を構成する装甲パーツを左右対称、センターのみで構成されるパーツに分ける。
ベースとなる「ラピッドレイダー」のメインフレームにそれぞれ配置を行なう。配置の考え方は「ドゥルガーI」の時と同様に左右対称となっているパーツをバイク側面に、1パーツ構成のものをメインフレーム上部に取り付けるイメージで組付けていく。
なお必要がある場合にはパーツの左右を反転させて上手く活用する。
実際に完成したバイクに美少女を跨らせてみる。「ドゥルガーI」の美少女と親和性が無いと思っていたが、素体に白のインナーパーツやシュシュなどが使われていることにより、白ベースの「タイプ・ヘクター デュランダル」との組み合わせも悪くない印象である。
さらに活用できる装甲の面積やパーツが増えたことにより、バイクの表現をより豊かにすることができたので満足度の高い組み合わせとなった。
装甲を纏わせるコンセプトは他にも
今回「ラピッドレイダー」と「フレームアームズ・ガール」、「フレームアームズ」との組み合わせ方を紹介した。本組み合わせの最大のメリットは2つの商品を買ってそのまま組み合わせられる構造にある。
今回紹介した組み合わせ方以外にも「ラピッドレイダー」と他1商品を組み合わせるだけで完成するので、好みの「フレームアームズ・ガール」や「フレームアームズ」で色々と試してみてほしい。
また装甲を纏うコンセプトは、コトブキヤより発売している外郭フレーム「フレームアームズ・ガール エグゾスーツ・ユニット」を活用することで、別の形で表現することができる。
こちらも美少女と組み合わせられる面白い商品となっているため、是非試してみてほしい。
ミキシングはコトブキヤだけでなく、BANDAI SPIRITSなどでも「30 MINUTES SISTERS」組み合わせ用のボディパーツやウェポンパーツを活用するほか、「30 MINUTES MISSIONS」なども活用して楽しむことができる幅の広いテーマとなっている。
活用しやすいパーツは入手困難な状態が続いているが、素体同士の組み合わせ方を変えるだけでも楽しむことができるので、色々と組み替えて遊び方の幅を広げてみてほしい。
(C)KOTOBUKIYA