ニュース

圧倒的な品揃えに加えてスマホ連動で“ガシャ活”が捗る! 設置台数2200面のカプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート」が8月1日より横浜にオープン

【横浜ワールドポーターズ】

8月1日オープン

【キャナルシティ博多】

8月8日オープン

 バンダイナムコアミューズメントは、設置総数2200面の大型カプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート」を、8月1日に横浜ワールドポーターズに、8月8日にはキャナルシティ博多にそれぞれオープンする。それに先駆けて、メディア向け内覧会が横浜店で開催された。本稿ではそちらの模様をレポートする。

「ガシャポンのデパート」プロデューサーのバンダイナムコ アミューズメント 施設開発部 吉田和誠氏

 ここ最近「ガシャポン」はちょっとしたブームになっており、それに伴い商業施設に専門店が設置されるケースも増えてきている。これまでまでは、こうした店舗は商業施設のなかでも余剰スペースを活かして置かれていることが多かった。だが、店舗型の店が増えたことも影響して、衝動買いから目的買いにビジネスとしても変容してきているのだという。

ここ最近話題になっているガシャポンの商品が並べられていた

 昔からガチャガチャやガシャポンなど様々な呼び名で呼ばれてきたカプセルトイだが、元々は子供向け玩具から始まったものだ。しかし、ここ最近は人気IPを商品化したものや、精巧に作られたフィギュアなども登場するようになり、大人の女子を中心に楽しめるものになってきた。

 そこで、若い女性をターゲットに日々のガシャ活を楽しんでもらうというコンセプトで日本最大級の品揃えの店舗をオープンすることになったのだという。

 店舗内では、写真では収めきれないレベルでガシャポンマシンが並べられており、なかなか壮観な様子だった。まだオープン前ということで一般の人は入ることはできなかったのだが、それでも通りがかりの人たちの目を惹いたようで、吸い寄せられるように店舗に近づき驚いている様子が見られた。

商品のジャンルも豊富で、見ているだけでも楽しい気分になってくる。

ジャンル分けでお目当ての商品が見つけやすい!

 横浜店と博多店のいずれも、面積は100坪で2200面の台が設置されている。この面という数え方は若干わかりにくいが、基本はひとつのガシャポンマシンが1面という数え方だ。だが、バンダイのマシンでは2台ひと組で1台と数えられていることから、このような表現になっている。おおよそ2000台以上あると思えば間違いないだろう。

 それぞれの台も、ただ並べられているというわけではない。「ニュー」、「ボーイズ」、「ガールズ」、「キッズ」、「いきもの」、「コレクタブル」、「ピックアップ」というような形で、ある程度ジャンル分けが行なわれている。吉田プロデューサーにお話をうかがったところ、同じフィギュアでも男性向けや女性向けがあるなどまちまちであるため、ある程度アバウトにわけられているそうだ。

 また、「ドラゴンクエスト」や「鬼滅の刃」など、ある程度同一のIPが隣接されているということもあり、台数が多い割にはお目当ての商品が探しやすいという印象を受けた。

「ドラゴンクエスト」や「鬼滅の刃」など、ある程度同一のIPが隣接されている

 ひとつ感心させられたのは、キッズ向けコーナーでは子供の目線に合わせてマシンが2段までと低く設置されていたところだ。自分が届かないところを大人に手伝ってもらうのもいいが、やはりガシャポンは自分で回してこそ、その喜怒哀楽を体験することができる。

キッズコーナーは子供が自分で回しやすいように配慮がされている

在庫状況はスマホでチェック

 バンダイナムコ アミューズメントのグループ会社には、ガシャポン界ではトップシェアを誇るバンダイがある。そこで、そちらにも協力してもらいショップインショップの「ガシャポンオフィシャルショップ」という形でブースが設置されている。こちらは、商品の充実度やどこよりも早く入荷するのはもちろんのこと、アプリを通してウェブ上で在庫の検索できるOMO(Online Merges with Offline)の要素も取り入れられているのだ。

 せっかく専門店まで足を運んだのに、お目当ての商品が品切れているのはショックが大きい。だが、事前にアプリで在庫状況の確認ができるため、そうした不安もこうしたサービスで解消することができるというわけだ。

「ガシャポンオフィシャルショップ」のマシンには、こちらのポップが付けられている

 一部だけではあるが、交通系ICカードやQRコード決済を利用したキャッシュレスで購入できる「スマートガシャポン」のコーナーも設置されていた。両替機で小銭を握りしめて回すのもいいが、こうした新しいテクノロジーが採用されているところも、最新店舗ならではといったところだろうか。

ガシャポンもスマート決済の時代に突入!?

 台数が多いのが魅力ではあるが、それだけには終わらずユニークな試みも行なわれている。その中のひとつがスマートフォンアプリの「ナムコポイントアプリ」との連動だ。ガシャポン専門店ということもあり、当然ながら店内には空のカプセルが余る。これまではこうしたものは捨てられていたのだが、エコな観点からも空カプセルを回収することで、利用者が楽しめるような仕組みが盛り込まれているのだ。

 店舗内には回収マシンが設置されており、アプリでQRコードを読み取ることでスマートフォン側と通信できるようになる。その状態で空カプセルを回収マシンに入れると、アプリ側にスタンプが押されるのだ。

 スタンプを5枚貯めると、店内に設置されたクマのガシャポンに挑戦することができる。今はお菓子が出るようになっているそうだが、中身については企画に合わせて変わっていくとのこと。

スマートフォンと連動する回収マシン
このような形でスタンプが押されていく。アプリではこのほか、店舗内のQRコードを読み取ってチェックインすることで、ポイントを貯めることもできる
スタンプを5枚貯めることで、クマのガチャに挑戦できる

専門店ならではのサポートと万全の衛生対策

 通常のガシャポンショップでは、なにかトラブルが発生した場合は電話してくださいと書かれているだけのことが多い。しかし、こちらの「ガシャポンのデパート」はハムリーズというおもちゃカテゴリーの中に入っているため、スタッフが対応してくれるほかオススメ商品を紹介してくれるなど専門店ならではのサービスも充実している。

 また、多くの人が訪れる場所ということもあり、新型コロナウィルスへの対策も万全だ。来場者にマスクの着用などをお願いするのはもちろんだが、定期的にマシンの清掃も行なわれ、衛生管理もしっかりとしている。

商品の補充は週に2回行なわれる

 商品の補充は週に2回行なわれるそうで、全体としては10パーセントも入れ変わるわけではないが、それでもお店に行くたびに、新たな発見ができるのもいいところだろう。この横浜店が入っている場所は、みなとみらい駅に近い。

 観覧車がある「よこはまコスモワールド」の、すぐ隣の施設「横浜ワールドポーターズ」の2階という立地の良さだ。駅からのアクセスもかなりいいので、近くに住んでいるならば、ぜひ実際に足を運んでこの圧倒的な品揃えを体感してみてほしい。