ニュース

「HJメカニクス06」8月11日に発売。初代ガンプラ「ベストメカコレクションNo.4 機動戦士ガンダム」の変遷に大注目!

【HJメカニクス06】

8月11日発売予定



価格:1,800円(税別)

 ホビージャパンは雑誌「HJメカニクス06」を8月11日に発売する。価格は1,800円(税別)。

 HJメカニクスは“メカ好きオトナ"のためのホビー専門誌。最新号となる「HJメカニクス06」はリアルロボットアニメの金字塔「装甲騎兵ボトムズ」、そしてその公式外伝で今もなお商品化が続く「青の騎士ベルゼルガ物語」をフィーチャー。当時ものキットも含めた20作以上の様々な作例に加え、髙橋良輔監督、大河原邦男氏インタビュー等も掲載される。

「HJメカニクス06」はボトムズ特集

 この「HJメカニクス06」の1つの目玉となるのがアニメ評論家である五十嵐浩司氏による「懐かしプラモハンター」コーナー。今回は「ベストメカコレクションNo.4 機動戦士ガンダム」を取り上げている。

 「ベストメカコレクションNo.4 機動戦士ガンダム」は、記念すべき「ガンプラ」第一弾。当時は独立したブランドではなく、特撮ロボやアニメロボをラインナップした「ベストメカコレクション」というカテゴリーだった。

 この「ベストメカコレクションNo.4 機動戦士ガンダム」はガンプラが展開していく中、何度もリニューアルされ再販が繰り返される。今回五十嵐氏はガンプラ40周年である現在まで40年間に発売された商品の中から30点以上をピックアップして、バリエーションを検証したという。

【懐かしプラモハンター】
最初期と思われるバージョン。カラー塗装説明図と組立説明書が別紙になっており、付属ビームサーベルの数、股間パーツの形状、証紙シールの書体が異なっていることが特徴だった
組立説明書のバリエーション。1981年以降、多くの表記違いが存在する。ビームサーベルが4本に増えた段階で塗装説明図用の写真が撮り直されたこともわかる
韓国生産バージョンについても検証。ビームサーベルの数、ランナータグの形状違い、はたまたパッケージの誤字についてもチェックしている
五十嵐氏が収集した1/144ガンダム。一見、ほとんど同じ様に見えるが、すべて何かしらが異なっている。この他にも多くのバリエーションを市井のコレクターさんの協力を得て検証を行なったという

 五十嵐氏はこの紹介に当たり弊誌に「パッケージデザインや組立説明図の変化、パーツの造形違い、はたまたSTナンバーの違いなど、ほとんど「高度な間違い探し」の世界です。また、韓国生産バージョン、タイ生産バージョン、さらにフルカラーモデルなど同じ型を使用したアイテムについても紹介しました。ガンプラ40周年を飾る、前代未聞の試みにご期待ください」とコメントをくれた。

 五十嵐氏はアニメを中心の玩具シリーズなどにも関わり、膨大なコレクション、そして知識を持つ。今回のコーナーも氏の知識を発揮した非常に濃く楽しいものだ。今回は誌面の一部を紹介する。ぜひ雑誌を手に取りその濃い世界を堪能して欲しい。