特別企画
【魂フィーチャーズ】アニキ降臨!「超合金魂アルカディアスペシャルトークステージ」
「キミが気にいったならこの艦を買え」と歌いたくなる完璧なアルカディア号が登場
2020年7月6日 14:44
バンダイスピリッツが総力を結集する「TAMASHII Features 2020」には、豪華ゲストが登場するオンライン番組もある。今回、幾多のプログラムから目を付けていたのが、「アニキ降臨!超合金魂アルカディア号発進!スペシャルトークステージ?」だ。
アニキとは、もちろんアニソンの帝王「水木一郎」さんのことで、いまだ衰えをしらない迫力ある歌声でファンを魅了する。今回、ゲストに呼ばれたのは、もちろんアニキが「宇宙海賊キャプテンハーロック」の主題歌やエンディングを歌っているからで、松本零士氏や、去年急逝した井上真樹夫さんを除けば、最強のゲストといえるだろう。
今回は、ハーロックファンの1人として、番組をレポートしてみたい。
放送が開始されMC紹介もそこそこに、いきなりTV版「宇宙海賊キャプテンハーロック」のオープニングが流れた。「宇宙の海は俺の海」という、まさにハーロックらしい歌詞を聞くと、毎回鳥肌ものです。でも一番好きなのは、「た~た~か~うのだ~」ってとこなんですけどね。
オープニングが終わると、商品企画担当の岡崎氏と、アニメーション研究家の五十嵐氏が登場。どれだけ濃い話が出てくるのか期待大な組み合わせ。
でもでも、一番待ち望んでいるアニキはどうなった? などと思っていると、マントをまとった水木一郎さんが登場、会場にいなくてもボルテージが上がりっぱなしだぜ!
トークでは主題歌収録の話になり、「交響曲風のオープニングでオーケストラに自分の声が勝てるか?」と心配していたら、指揮者の方がうまくトーンを合わせてくれたエピソードを披露。子どもの頃は何気なく聞いていた曲だったけど、そういう背景があったんだなぁ……とひとり得心。
商品紹介はプロモーションビデオからスタート。歌やBGM、セリフなどがガンガン使われつつ、アルカディア号が「動く」「光る」で、かなり購入意欲を刺激される映像だった。
オンライン番組でプロモーションビデオを流すなら、あまり意味なく感じる部分もあるのだが、アルカディア号のディテールをきっちり捉えるにはCCDカメラよりも最適。やはり手持ちはどうしてもブレるしね。
気にいったポイントとしては、ドクロとドクロ周りの飾りのディテールと質感、ラム(衝角)が差し替えなしで出せること、ブリッジ周りの信号灯が点滅することなどだ。
PVが終わると、あとは実物を使っての紹介。アルカディア号にあるギミックに、音声やSE、BGMを付けて解説。岡崎さんが選ぶ曲と音声とギミックの組み合わせが、かなりマニアのツボを刺激する感じ。
特に、オカリナの曲をバックに砲撃音などのSEや、ハーロックの戦闘指示などを入れてバトシーンを表現すると、悲壮感のある戦いになるという遊び方が面白かった。
いずれにせよ、とにかく、音声やBGMの収録数が半端ないので、これだけでも買う価値ありそう。特に井上真樹夫さんの声は、何とTVアニメから抜き出ししたものなので、全盛期のハリのある声が聞ける。
遺作となった「スーパーロボット大戦T」で「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」版のハーロックを熱演されていましたが、マゾーンと戦うときのハーロックは少し若々しいハーロックがしっくりくるので、かなり英断だと思う。
なお、このような魅力たっぷりの仕様は「超合金魂 GX-86 宇宙戦艦ヤマト2202」でも採用されていて、古代や雪の声とともに戦闘シーンを再現できる。そこで、このアルカディア号とヤマトを共演させれば、松本零士ワールドを再現できるってことですな。あ、でもその場合ハーロックは古代守になっちゃうのか??
などと、1人妄想しているとエンディングを迎え、最後はアニキが「ボルテスV」のブースに移動して、ミッチーこと堀江美都子さんと合流し記念撮影を行なうファンサービスも。この組み合わせは、「ボルテスV」のオープニング、エンディングの組み合わせだけど、どうしても僕の中では「破邪大星ダンガイオー」なんだよね。バンスピさん、次の超合金魂はダンガイオーもよろしく!
ということで、このアルカディア号を買うか買わないか、まだ迷っている人に「男なら、貧乏をかえりみず、貯金がないと分かっていても買わなくてはならないオモチャがある」と言って、レポートは終わろう。