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軽トラ風ミニ四駆が激走! 「K4ギャンボー (FM-Aシャーシ)」は走る姿の面白さと、ボディの改造という2つの可能性を持ったタミヤの新提案

【K4ギャンボー (FM-Aシャーシ)】

12月発売予定

価格:1,210円(税込)

 ミニ四駆の新作として出展されていたのが「K4ギャンボー (FM-Aシャーシ)」だ。12月発売で、価格は1,210円(税込)。

 これがミニ四駆の最新商品か、と正直思った。筆者のミニ四駆のボディのイメージは未来のレーシングカーのような流線型のものだった。確かに昨今は実車ベースの「Honda e (VZシャーシ)」や「ミニ四駆 トヨタ GR ヤリス (VZシャーシ)」なども東上していたが、ここまで「軽トラ」そのもののデザインはかなりインパクトがある。車体自体も空気抵抗が大きそうで、速いイメージではない。

軽トラにレーシングカー風の塗装を施したようなカラーリング。「ギャンポー」は“大はしゃぎ”という意味。この車でどんなやんちゃなことをしてくれるか、タミヤからの期待もこもったネーミングだろう
「Honda e (VZシャーシ)」
「ミニ四駆 トヨタ GR ヤリス (VZシャーシ)」。どちらも実車のデザインをミニ四駆のボディとして取り入れている。このボディでミニ四駆のコースを駆け抜けるのは独特の楽しさがある

 しかしそのギャップもまた面白いのだ。他のミニ四駆に負けないスピードで軽トラボディの「K4ギャンボー (FM-Aシャーシ)」が走ればそれはかなり衝撃的な風景だ。海外だけでなく国内でも「カスタム軽トラ」がはやっており、デコレーションや大きなエンジンを積んだり、様々な方向性で楽しんでいる。「K4ギャンボー (FM-Aシャーシ)」は「カスタム軽トラの面白さをミニ四駆でも!」というタミヤからの提案なのである。軽トラでありながらとんでもなく速く走ったり、ゴテゴテに飾り付けるというのもアリなのだ。

シャーシは本格的なフロントモーターレイアウトのFM-Aシャーシ。重心が前にある安定性重視のシャーシだ
もちろんミニ四駆としての拡張性も十分。あえて早さにこだわるのもアリだ

 ミニ四駆には「コンクールデレガンス」という部門があり、ジャパンカップなどミニ四駆大会の目玉の1つになっている。ミニ四駆のボディを飾り付けるセンスを競うコンクールだが、カッコイイ方向性からネタに走ったもの、SF風からギャル風、ミリタリー風まで本当にいろいろな人のセンスが楽しい。ここに軽トラボディがどう活かされるか? 軽トラの大きな特徴は"荷台"があること。この荷台をどう活用できるか? "速く走る”というミニ四駆の方向性とは全く異なるアプローチが楽しめるだろう。

コンクールデレガンスはユーザーの自由な発想が楽しい