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「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」レビュー
ダイナミックで武装大盛りの「オオトリ」が魅せる圧倒的存在感
2021年12月7日 00:00
- 【METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発送日:2021年11月24日
- 価格:27,500円(税込)
- ジャンル:アクションフィギュア
- サイズ:全高約180mm
BANDAI SPIRITSより「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」が11月24日に発売された。本商品はフィギュアブランド「METAL BUILD」で展開されている「METAL BUILD オルタナティブストライク」の最新商品だ。
本シリーズでは様々なストライカーパック(バックパック)の換装、拡張によってアニメの機体や設定のみだった機体再現、そしてオリジナルの換装も楽しめる。今回発売された「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」では、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズで登場した「ストライクルージュ」と多目的ストライカーパック「オオトリ」が立体化された。
「オオトリ」は数あるストライカーパックの中でも大型かつ様々な武装を搭載した装備だ。武器の取り回しや可動、「METAL BUILD オルタナティブストライク」によるアレンジデザインなどが気になる。
筆者は「オオトリ」欲しさに商品購入を決めていたため、「ストライクルージュ」に関しては「ストライクガンダムの色違い」程度の認識でいた。だが、その先入観も実際に手に取ってみると細かい部分の違いに心惹かれる造形となっていた。
今回はそんな「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」を紹介していく。
「ストライクルージュ」と「オオトリ」について
「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」は、上述の通りTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズに登場したモビルスーツだ。「ストライクルージュ」は「機動戦士ガンダムSEED」にてカガリ・ユラ・アスハ搭乗機で、続編となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」にも活躍した。この時は、エールストライカー装備での戦闘が主となっていた。2013年放送の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター」では、「ストライクルージュ オオトリ装備」が映像化された。
特に筆者が印象に残っているのは、劇中でキラ・ヤマトが搭乗し、フェイズシフト装甲によって「ストライクガンダム」カラーで宇宙へ上がった時だ。X型のウィングに積載されたミサイルの一斉発射やビームランチャー、レールガン、大型対艦刀と「オオトリ」の武装を使い切った戦闘は圧巻だった。
それでは、気になる「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」の中身を見ていこう。
豊富なオプションパーツに圧倒される
パッケージは「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」がダイナミックに大型斬艦刀を振るう姿が映っている。
パッケージ内には発泡スチロールに入った「ストライクルージュ」とブリスターに収まった「オオトリ」をはじめとした武装の数々と交換用手首、アタッチメント、専用台座2種、取扱説明書が封入されている。
武装には「オオトリ」の翼に搭載するミサイル、ドロップタンクやミサイルランチャー、ビームランチャー、レールガン、大型対艦刀が収録されている。そして、「ストライクルージュ」の基本装備である57mm高エネルギービームライフル、アーマーシュナイダー、対ビームシールドが付属している。また、大型斬艦刀の刃部分は実体刃とビーム刃の2種類がある。
アタッチメントパーツには、台座と「ストライクルージュ」を繋げるものや「オオトリ」を単体で支えるものやストライカーパック装着時の補助パーツがある。他にもアストレイ用バックパックジョイントなどがある。
本体を詳しく見ていく前に、「オオトリ」の各種武装を装着する。
ビームランチャー、レールガンはアームパーツを用いて、本体下部に接続する。ミサイルなど翼の下部にある接続口に差し込む。大型対艦刀とミサイルポッドは本体上部のアームにマウントする。
では、「METAL BUILD ストライクルージュ オオトリ装備」を詳しく見ていこう
高級感あるストライクルージュにボリューム満点のオオトリ
最初は「ストライクルージュ」本体を見ていこう。
「ストライクルージュ」は以前にも発売された「METAL BUILD エールストライクガンダム」、「METAL BUILD ストライクガンダム -METAL BUILD 10th Ver.-」のバリエーション商品で、淡い赤とメタリックレッドを使用した装甲に「METAL BUILD」特有のダイキャスト使用による重量感が魅力だ。全長は約180mmで、シャープでエッジの効いたデザインがカッコ良さ抜群のスタイルを実現している。
しかし、「単なる色違い商品」ではなく、各部に施されたマーキングは全く異なる。オーブ軍の型式番号「ORB」が印字され、カガリのパーソナルマーキングも施されている。「ストライクガンダム」がトリコロールカラーのヒロイックな印象に対して「ストライクルージュ」は旗印のような派手な印象となっている。
露出したダイキャストによる臨場感ある質感やメタリックレッドの存在感ある光沢とマッドな淡い赤の装甲のコントラストが高級感ある仕上がりとなっている。
武器の57mm高エネルギービームライフル、アーマーシュナイダーに加え、「ストライクルージュ」仕様の対ビームシールドはオーブ軍のマーキングなどが施されている。
続いて「オオトリ」は単機飛行状態も再現でき、情報密度の高い造形となっている。
翼は全幅約310mmの存在感抜群のサイズで、下部にドロップタンク、ミサイルを装備することができる。大型斬艦刀、ビームランチャー、レールガンの大型武装でさらにボリュームのあるシルエットになる。
大型対艦刀は「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの設定を再現できる実体刃とビーム刃の2種類に差し替えが可能。
細かな彩色と高級感ある造形美が表現され、目にも美しい印象となっている。その大ボリュームに筆者は大満足だ。この重厚な装備をまとってどれだけのポージングができるのかは気になるところ。続いて「ストライクルージュ」と「オオトリ」の可動を見ていこう。
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