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【クリスマスフェスタ】ウッディージョーのブースには、木のぬくもりを触って楽しむおもちゃや工作キットが盛りだくさん! もちろん、木の模型も多数展示

【クリスマスフェスタ2021】

12月11日、12日 開催

開催時間:
11日10時~17時
12日10時~16時
入場料:無料(事前予約の必要あり)

会場:ツインメッセ静岡 北館/南館

 静岡の模型メーカーが多数参加している「クリスマスフェスタ2021」には、木の模型でおなじみのウッディージョーが出展している。弊誌でも取材をしている「静岡ホビーショー」などでの出展形態とは少し趣が異なり、木のぬくもりを触ったり、作ったりして楽しむ、親しみやすい商品を展示・販売していた。

木のイメージを強く打ち出していたウッディージョーのブース。中央には木で作られたクリスマスツリーを設置

 ウッディージョーはもともと静岡で75年の歴史を持つ、木材を扱う常木教材が母体で、イマイと提携して木製の帆船模型を制作していたが、2002年のイマイの閉業により、他に扱うメーカーがなかった木製模型を残したいという思いの元、社長の常木則男氏によって立ち上げられたと、その息子で常木教材の営業所長 常木保宏氏は説明してくれた。今回の出展は、ウッディージョー名義ではあるが、常木教材が扱う木のおもちゃや工作キット、木材などを中心に展示・販売していた。

ウッドクラフトに使用する様々な木材を販売
モーターライズで動くロープウェイや機関車は、特に子供の来場者が見入っていた
木で作られたグッズの数々。どれも手触りがいい
木材メーカーならではの端材を安価で販売。かご一杯に購入している来場者もいた

 常木氏がオススメしてくれた新商品は、「おとなの積み木」だ。パズルのように枠に組み込まれた複数の木材で作られた積み木で、木そのものの手触りを味わえるよう、塗料やコーティング剤を使わず、切り出した木材を一つ一つ手作業で磨いて生産しているとのこと。ピースごとに手触りが異なり、触っているだけでも楽しいアイテムであった。

「おとなの積み木」。7,000円と値段は張るが、その価値がある楽しみができる。枠の中には素材の名前が書かれている
その手触りは素晴らしく、いつまでも手に持っていたくなる。触っているうちに艶が出てくるのが楽しみでもある

 もう1つの新商品「ヒノキ台形つみき」もやはり積み木で、その名の通りヒノキを台形にカットしたものが8つ入っている。四角い積み木とはまた違った積み方を楽しめるもので、写真のように石橋を作るときに使われるアーチ構造で積むことも可能としている。静岡製の商品ということで、富士山の台形というイメージもあるのかもしれない。

「ヒノキ台形つみき」。こちらはお手軽な800円。ヒノキを台形のピースに切り出したものが10個入っている

 もちろん展示ではウッディージョーの主製品である、木製模型も出展されている。ハードルが高いイメージが強いが、現在はレーザーカッターによる加工により、昔のものより大幅に作りやすくなっているとのこと。1/150スケールの家など、鉄道模型などに合わせられるスケールのものもあるのが興味深い。

 ウッディージョーの木製キットは取材で関係者の話を聞くたびに挑戦してみたいと思うのだが、あと一歩踏み出すきっかけがなかったりする。弊誌のレビュー企画の依頼でもあれば、そのきっかけになるのではないかとも思っているんですが……いかがですか、編集長!?

ウッディージョーの製品の展示。模型ファンを引きつける魅力がある
鎌倉時代の水車小屋「水磨様(すいまよう)」のキット。製作難度は低めで、水車を回すと杵や石臼などが可動する
1/150スケールの「あかりシリーズ」。電飾をセットにした、手のひらサイズの建物モデル