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【静岡ホビーショー】ウッディジョーがこだわり続ける、魅惑の木製模型の数々
その設計、製造技術はプラモデルに負けないスピードで日々進化を続ける
2021年5月16日 12:27
静岡ホビーショーの一角で多くの来場者が足を止めて見入っている、ウッディジョーが発売する木製模型の数々。これだけの木製模型が並ぶ様子を見る機会はあまりなく、筆者も取材のたびに訪れるのを楽しみにしているブースの1つだ。
今年は「1/75 法隆寺 夢殿」、「1/75 那智山 青岸渡寺 三重塔」、「1/350 タイタニック」、「1/72 太陽の船(第一の船) リニューアルタイプ」など、同社が得意とする船や建築物を新製品として出展していた。
木製模型というと敷居が高いイメージがあるが、パーツは木の板をレーザー加工したものが主で、その構造はプラモデルのランナーと同じだ。パーツと枠組みを繋ぐゲートをカットすることでパーツが切り出せるようになっている。プラモデルなどと同様にその設計技術は日々進化していて、新しいものほど作りやすく設計されているそうだ。なお製作難易度とおおよその製作時間に関しては、ウッディジョーの公式サイトの商品ページにあるのでチェックしてみてほしい。
もちろん木ならではの加工や工作が必要なキットもあり、手間がかかるものもあるが、逆にそれが完成後の風合いに繋がるので、手間をかける価値は大きい。特に日本の建築物は実物も木造なので、プラスチックよりもリアルな仕上がりになるのが、木造模型のセールスポイントの一つになっている。
近年はここで紹介した大型アイテムの他に、組立難易度を下げた低価格のアイテムも展開している。製作に使用する木工用の接着剤や工具なども同様に進化を遂げているので、その敷居は下がっている印象もあり、この機会にウッディジョーの商品に触れてみるのもいいかもしれない。