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【クリスマスフェスタ】駆逐戦車 M18 ヘルキャットの圧倒的な情報量! RC体験の楽しさ! 見所盛りだくさんのタミヤブース
2021年12月12日 08:42
- 【クリスマスフェスタ2021】
- 12月11日、12日 開催予定
- 開催時間:
- 11日10時~17時
- 12日10時~16時
- 入場料:無料(事前予約の必要あり)
- 会場:ツインメッセ静岡 北館/南館
クリスマスフェスタ2021のタミヤブースは、見応え、遊びごたえのあるブースだ。新製品とRC体験コーナーをピックアップしてレポートしたい。
今回会場で話を聞くことができたのは2022年1月発売予定の「1/35 アメリカ駆逐戦車 M18 ヘルキャット」。敵戦車の撃破を目的とした"駆逐戦車"として開発された車両である。索敵能力を高めたオープントップの砲塔、高威力の76mm戦車砲、車体自体は軽量化を施し、オートマチックトランスミッションや、アメリカ戦車では初となるトーションバーサスペンションを搭載。さらに星形9気筒ガソリンエンジンにより80km/hを超える最高速度によるヒットアンドアゥエイの戦い方で、ドイツ軍戦車に対抗した。
プラモデルの見所は、オープントップにより、車体内部がまるまる見えるところ。非常に精密に作られており、さらに砲塔を取り外した内部も作り込まれている。まるで装甲の一部を外して内部を再現した「カットモデル」のようなメカの雰囲気が楽しい商品だ。
戦車はプラモデルのモチーフとしてアップデートされ続けられている。設計担当スタッフに「最新の戦車プラモデルの魅力は何か?」という質問をしてみた。第二次大戦時の戦車は今でも研究が進められており、資料はアップデートされている。最新の資料の再現や、考察が加えられよりリアルになっているのがまず大きな魅力だという。内部をのぞき込めるヘルキャットは特にその説明が納得できる。部品の1つ1つが精密に再現されているというのが伝わってくる。
さらに金型の表現力の向上。鋳造で作られる戦車の砲塔は側面と上部でテクスチャーが異なる。砲塔が大きい「1/35 ソビエト重戦車 KV-2」で特に顕著だが、側面の装甲表面のざらついた表現は最新の設計・金型技術によるもの。従来は金型職人の表現によるところが大きかったが、より精度が上がった取材ができるようになって設計側でも表面処理の提示ができるようになった。もちろん最終工程として金型側の腕の見せ所ではあるのだが、より精密な表現を模索できるようになったという。
砲塔の布カバーの表現や、3Dスキャンで実際に軍服を着た人物を取り込んだ兵士の表現など、最新のプラモデルはその表現方法、元となるデータもアップデートを行なっている。こういった進化する技術を実感できるのもプラモデルの楽しさだということだ。
もう1つ、筆者自身が体験して楽しかったのが「RC体験」だ。「タムテックギア グラスホッパーミニ」を子供たちに混じって操縦したのだが、スピードがそれほど出ないのでしっかり操縦を楽しめた。カーブはかなりクイックに曲がる。
小さな子はまだ操縦がうまくできないが、見ていて急にスムーズに走行し始めて、驚いて操縦者をチェックするとお父さんやお母さんが子供に代わってプロポを握ったりしている。操縦で車が動くのはやはり見ているとやりたくなるようで、子供たちが親を引っ張って受付に向かう姿が多く見られた。
このほか「楽しい工作シリーズ」でも操縦体験が楽しめる。ターンテーブルを使った仕掛けなど障害物が非常に凝っていて、これらをクローラーで越えていくパワフルなマシや、多脚型のマシンで超えていく。操縦する子供の楽しそうな雰囲気が印象的だった。