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【静岡ホビーショー】タミヤからの新提案! フラットダートでのラリー走行も楽しめる「1/10RC XV-02 PRO シャーシキット」

【1/10RC XV-02 PRO シャーシキット】

7月発売予定

価格:35,200円(税込)

 タミヤの今年の新シャーシの1つが「1/10RC XV-02 PRO シャーシキット」だ。7月発売予定で、価格は35,200円(税込)。

 「XV-02 PRO」は、オンロードやフラットダートに適したシャーシ。シャフトドライブ4WDである。モーターのパワーを前後の車輪に伝える方法として「シャフトドライブ」と「ベルトドライブ」があるが、シャフトドライブはモーターの反転トルクで左右のコーナリングに違いが出たり、動作がピーキーなところがある。

「1/10RC XV-02 PRO シャーシキット」は、ラリーカーなどの走りを再現できるオンロードやフラットダートに適したシャーシだ

 ベルトドライブは反応部分で緩やかさを感じる場合があるのと、バッテリー消費が比較すると大きい点がある。昨今ではバッテリーの性能も向上し、フィーリングの違いでの選択するユーザーも多いとのこと。本製品はラリー向けシャフトドライブ4WDシャーシとして、タミヤの新しい提案となる。

 「XV-02 PRO」の大きな特徴は中央にオプションで搭載できる「センターデフ用スパーギア」。前後に搭載されているデフギアは左右のタイヤの回転数のずれを吸収する働きがあるが、センターデフを装備することで、「前後のパワーの差」を吸収できるようになるのだという。

 シャフトドライブ4WDはシャフトを通じて前後にモーターの駆動を伝えるが、「XV-02 PRO」は「39Tギヤデフ」2枚と「40ギヤデフ」を1枚同梱していて、意図的に前後のデフに使われているギアを交換することで、回転数の差を生じさせることができる。

今回の注目点が中央のギアボックス。オプションでセンターデフを搭載すると、前後の回転数の差を活かせるようになる

 4WD、前輪駆動、後輪駆動ではそれぞれ操作特性が異なる。それぞれのメリット、デメリットがあるが、このデフの差を使うことで、4WDでありながら、前輪駆動、後輪駆動の特性をプラスできるのだ。安定させたければ前輪駆動、挙動の荒々しさを加えたいなら後輪駆動的な特性を、ギア比による回転数の差で生じさせることができる。中央のデフギアは前後のギアの違いをうまく吸収し、より効果的に特性を発揮させることができるようになるという。

 さらに中央のデフギアは、車体の挙動が乱れたとき、例えばジャンプして前輪が先についたときの負荷を低減させる。「XV-02 PRO」は走りにこだわるRCユーザーの微妙な操作フィーリングの変化、求める「自分の走り」への新しい提案として設計されたシャーシとのことだ。

 上級者向けから初心者向けまで、オンロードからオフロードバギーまで、タミヤは様々なシャーシを開発している。バッテリーやモーターの位置、配置での走行時のバランス。ダンパーの位置を変えたことでの車体の挙動や、乗せられるボディの形状など、RCユーザーが求める様々な要望やアイディアに「こういうセッティングができるシャーシはどうか」と応えていく。単純な正解や、こうすれば完璧、というシャーシはない。自分の走りを見つけてもらうために、タミヤは様々な提案をするとのことだ。

モーターが前方、バッテリーが縦置きと、パーツの配置も車体バランスに対しての工夫がある

 タミヤは配信番組などで開発者が自分の考えや提案をユーザーに語りかけている。非常にディープな世界でもあるが、そのアプローチはきちんと理屈があり、RCを詳しく知らない人にも興味深いものだ。これからも様々なタミヤの開発者のアプローチを紹介していきたい。

ラリーカーのボディを乗せ、走り込む楽しさを持ったシャーシだ