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【おもちゃショー】京商、口から煙を吐く怪獣RC「バーニングダイナソー」を出展!

クオリティの高さが自慢のドラえもんRC「Go! Go! タイムマシン」

【バーニングダイナソー】

2022年発売予定

価格:7,238円(税込)

【Go! Go! タイムマシン】

発売日未定

価格:8,778円(税込)

 本格RCメーカーとして知られる京商には、より親しみやすくユニークなRCを展開する「京商エッグ」というブランドがある。今回は京商エッグの新商品「バーニングダイナソー」と、「Go! Go! タイムマシン」の2商品を紹介したい。

煙を吐く進化を遂げた怪獣RC「バーニングダイナソー」

 「バーニングダイナソー」は、海外商品を国内で輸入販売する恐竜型のRC。2メートルほどの小型肉食恐竜「ヴェロキラプトル」をモチーフとし、RCとして表現した前作「ダイナソーランヴェラキラプトル」に、"煙を吐く"という新機能を加えた商品だ。

 まず注目して欲しいのが、ヴェロキラプトルをイメージさせる挙動だ。二足歩行で尻尾を振りながら歩く小型恐竜の挙動をうまく表現している。よく見ると実は前脚に車輪があるのだが、その挙動は前脚をあげ、後ろ脚で歩いているかのような動きだ。まずは動画でその動きを見て欲しい。

【煙を吐いて前進! 京商の怪獣RC「バーニングダイナソー」】

 比較的リアルよりだった「ダイナソーランヴェラキラプトル」から、「バーニングダイナソー」は怪獣的アプローチでパワーアップ。表面をゴツゴツしたイグアナのような表皮と、背びれが追加、目は赤くなった。そして最大の特徴が「煙」だ。内部タンクに水を入れることで、超音波で水蒸気を発生させ、まるで火炎のように煙を吐き出す。リアルだった前作から一転、怪獣そのものの姿とアクションが楽しめる商品となった。

 ムービーの後半では「ダイナソーランヴェラキラプトル」と対決しているシーンも注目。コントロールはWi-Fiを使うので、同時に10体まで操作可能なのだ。複数買うことで対決やダンスと言った遊び方もできるだろう。ほかにも怪獣的な容姿から戦車やロボットと絡ませても楽しい。部屋をのしのし歩き、煙を吐く「バーニングダイナソー」は、よりRC玩具として完成度を上げたといえるだろう。

【バーニングダイナソー】
怪獣的アレンジのされた「バーニングダイナソー」。かなり凶暴なデザインだ
【ダイナソーランヴェラキラプトル】
前作に当たる「ダイナソーランヴェラキラプトル」。こちらはリアルな恐竜表現。2020年11月発売、価格は5,478円(税込)

インテリアにも! フィギュア的アプローチの「Go! Go! タイムマシン」

 「これは面白い!」とわくわくさせられるのがRC「Go! Go! タイムマシン」だ。多くの人におなじみのアニメ「ドラえもん」に登場する代表的な秘密道具「タイムマシン」をモチーフとしたRCだ。

 本商品の魅力はその造形クオリティの高さ。劇中のタイムマシンそのままのドラえもんとのび太、コントロールパネル、タンク、側面の謎のレバー……これらがどういう機能を持っているかわからないが、シンプルながら独特のロマンを感じさせるのがドラえもんのタイムマシンである。

【Go! Go! タイムマシン】
フィギュア的に眺めて楽しめるRC「Go! Go! タイムマシン」。ドラえもんのタイムマシンのデザインや、ドラえもんやのび太の造形をたっぷり楽しめる

 何よりもドラえもんは未来の世界の猫型ロボット。タイムマシンがあるからこそドラえもんはのび太の世界を訪れることができたのであり、不幸な人生になってしまいそうなのび太の未来を変えるのが使命なのだ。タイムマシンはドラえもんを最も象徴するアイテムだ。

 元祖であるH・G・ウェルズのタイムマシンや、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン型タイムマシンなど、フィクションではいくつものタイムマシンがあるが、多くの人がイメージするタイムマシンは、ドラえもんのものではないだろうか?

 造形、彩色、このこだわりには版元との濃密なやりとりがあり、「Go! Go! タイムマシン」はじっくり時間をかけた開発を行なっているとのこと。RCとしては前進、後退、左右回転とノーマルなものだが、モデリングと彩色は強くこだわっている。RC玩具ではコストの関係もあり、細かいところに色が塗られてなかったり、造形が甘かったり、"模型"としては割り切ったアレンジをしているものも多いが、本商品はあえてそこにこだわっている。

ライトは点灯する。改めてそのデザインの面白さを実感できる

 そのこだわりはもはや"フィギュア"だと開発者は語る。「Go! Go! タイムマシン」は動かして遊ぶだけでなく、飾って楽しむこともできる商品を目指している。改めてタイムマシンの造形を楽しむ。のび太とドラえもんがタイムマシンに乗って何をするか想像をする。「ドラえもん」の世界に思いをはせる、「タイムマシンがあったら、自分は何をするだろう」といった想像をしてみる、などなど眺めて、手に持って楽しんで欲しい商品だという。

 この造形は確かに「フィギュア的楽しみ方」を可能にするクオリティだ。その造形からは「ドラえもん」の世界への強い愛情を感じさせる。この試作品のクオリティを大量生産の工場生産でいかに実現するかが今の課題とのことだが、手に取ってみたい商品である。