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【模型ホビーショー】バンダイの「HG 1/100 YF-19」は、劇中ポーズも難なくこなすバトロイドへ最大注力! 差し替えで各形態も完璧!
2022年10月1日 20:04
- 【HG 1/100 YF-19】
- 2023年1月 発売予定
- 価格:4,180円
BANDAI SPIRITSは、プラモデル「HG 1/100 YF-19」について、イベント「第60回 全日本模型ホビーショー」にて展示を行っている。発売日は2023年1月。価格は4,180円。
本商品は、OVA「マクロスプラス」に登場する可変戦闘機「YF-19」をバンダイのプラモデル規格「HG(ハイグレード)」で表現。今回開発者に直接取材することができたので、詳しくお届けしたい。
なぜ「YF-19」
マクロスシリーズが商品化される上で、初代マクロスから最新のマクロスデルタがある中でなぜマクロスプラスの「YF-19」が商品化となったのか。その理由は2つある。
1つ目の理由は、"海外展開"である。「マクロス」に関しては半券関連で長い間展開できなかったが、今回これらの問題がクリアとなり、その皮切りとして劇場版「マクロスプラス」が全世界向けに展開しており、その主役機である「YF-19」は世界で販売するプラモデルとして魅力的である。
2つ目の理由は、国内の人気度が圧倒的に高いこと。この指標に関してはNHKで放送した「全マクロス大投票」での「メカ」部門において圧倒的な得票でOVA版「YF-19」が1位となったのも理由の1つとのこと。しかもこのランキングでは、カラーリングが少し違う劇場版「YF-19」も7位にランクインするという人気だった。
完全変形ではなく組み換え式による3つのモードチェンジ
マクロスと言えば飛行形態の「ファイター」、中間形態の「ガウォーク」、人型形態の「バトロイド」の3モードが搭載していることに目がいく。過去の商品では完全変形が可能な商品を出していた同社だが、今回はパーツ分割による組み換え式を取り入れている。その理由には可変機構を組み込むことによる可動域の減少、パーツの色彩表現が構造上無理なことがあげられる。
これまでの完全変形を実現した商品では、「バトロイド」形態になった際に劇中のかっこいいポージングを取らせようにも、可変機構が邪魔をしてしまいポージングの幅が大幅に減少してしまっていた。また実際に変形で何度も遊ぶユーザーは少なく、基本的には1モードで飾ることが多いのが現状だ。それであれば、劇中のポーズも再現でき、なおかつ3つのモード全てに変形できる組み換え式にして、大胆なポージングが取れる方がユーザーには響くのではないか。そういう理由から本製品は「バトロイド」形態に力が入っている。
「バトロイド」形態で本製品や設定画ではグレーのパーツが配置されているが、本来パーツ変型ではこうならない。プラモデルでは設定上のアレンジをうまく差し替えパーツで表現することで、設定画に近いデザインと可動を実現している。
無塗装でも十分なパーツの色分けと付属シール
本製品は、より多くのユーザーに簡単に楽しんでもらえるよう、パーツの色分けのみでも十分にかっこいい仕上がりとなっている。実際に墨入れ塗装されたものと比較してみても、遜色ないぐらいに引き立てている。
付属するシールは数ミリの厚さのシールになっており、実際に貼った際のシール感が無い仕上がりとなる。また水転写デカールと遜色ないほどの精密なシールとなる。