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100年子供を支えたグリコの最新の姿! 「クリエイターズグリコ」のセンスあふれる未来の玩具を紹介!
2022年10月6日 16:38
- 【クリエイターズグリコ】
- 11月22日 発売予定
- 価格:935円
- 【「クリエイターズグリコ」クリエイターズBOX 全10種】
- 受注期間:10月6日~
- 12月中旬 発送予定
- 価格:3,990円
- 【「クリエイターズグリコ」コンプリートBOX】
- 受注期間:10月6日~
- 12月中旬 発送予定
- 価格:14,990円
江崎グリコはベルサール日本橋にて、食玩「クリエイターズグリコ」の発表会を開催した。本商品は11月22日に発売。価格は935円。
「クリエイターズグリコ」は江崎グリコは創立100周年記念商品となる。日本を代表するクリエイター10名がデザインした「おもちゃ」と特別製のキャラメルをセットにしている。発表会では本商品の概要や、10人のうち7人のクリエイターが登壇、それぞれの玩具に込めた思いを語った。本稿では発表会で語られた「クリエイターズグリコ」を紹介していきたい。
「子供にとって遊ぶことと食べることは2大天職である」、100年子供を支えたグリコ
発表会ではまず、江崎グリコの健康事業マーケティング部の江川直氏から「クリエイターズグリコ」の概要が語られた。本商品は「これからのグリコ」を象徴する商品となる。“存在意義(パーパス)”としてこれまでの「おいしさと健康」から、「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を掲げていく。
本商品の源流となる「栄養菓子グリコ」は1922年2月に生まれた。佐賀出身の創業者・江崎利一氏は特産の牡蛎で大量の煮汁が出るところに注目し、この煮汁に含まれる栄養素「グリコーゲン」を名前に持つお菓子を開発する。当時の子供達の栄養状態は悪く、国民の体位向上を目指しての開発となった。この時他のお菓子と差別化を考えたのが「ハート型のキャラメル」。粘度や温度を研究し、専用のハート型ローラーによって印象的なキャラメルを作り出した。
さらに1929年に玩具を同梱して発売する。江崎氏には「子供にとって遊ぶことと食べることは2大天職である」という理念を体現したグリコは、玩具というものがまだ少なかった時代に子供の心を掴み、戦後直後のものがなかった時代に、子供の心の記憶にしっかり残る玩具となった。2000年には時代を象徴するお菓子としてかつての時代を振り返る「タイムスリップグリコ」も発売されている。
そして創業100周年の今年、タイムスリップグリコで協力した海洋堂と再び共同開発で「クリエイターズグリコ」を発売する。漫画家の大童澄瞳氏、建築家の隈研吾氏、コンセプターの坂井直樹氏、プロクラフターのタツナミシュウイチ氏、美術家の長坂真護氏、クリエイティブコミュニケーター、デザイナーの根津孝太氏、ゲームクリエイター、脚本家の日野晃博氏、イラストレーターのヒョーゴノスケ氏、ゲームデザイナーの堀井雄二氏、アーティストの増田セバスチャン氏がそれぞれユニークなアイディアで玩具をデザインしている。各アイテムは次で紹介したい。
「クリエイターズグリコ」ではキャラメルも特別なものとなっており、ローストしたカカオマス、凍結粉砕したアーモンドを練り込むことで子供から大人まで楽しめる味となっている。玩具に細かい部品も使われているため「クリエイターズグリコ」は15才向け商品となっているが、親子でも楽しんで欲しいとのことだ。
かつての思い出や未来の子供達へ、様々な思いを込めた玩具達
発表会では10人のうち7人のクリエイターが登壇、トークセッションでグリコの思い出や、自分のデザインした玩具への想いも語った。トークセッションのコメントも加え各玩具を紹介していこう。
漫画家の大童澄瞳氏の「四駆ゼンマイ探検車」は、近未来型の探検車。ゼンマイ仕掛けの動く楽しさを追求した玩具だ。ゼンマイはどうしても右か左にゼンマイを巻くためのつまみがつき左右非対称になってしまうケースが多い。この玩具ではつまみを後ろに配置し、シンメントリーなデザインを目指したという。
建築家の隈研吾氏は「木橋ミュージアム」は、隈氏がデザインした実在の木橋を再現している。本物の木橋に興味を持ち、実物と是非見比べて欲しいという想いも込めている。情景玩具としてしっかり作り込まれている。
コンセプターの坂井直樹氏の「絶滅危惧種スタンプ(マレーバク)」は、絶滅が危惧される生物と、現在役割が少なくなっている「はんこ」をセットした商品。足形のスタンプが押せる。本商品をきっかけに、坂井氏は「海洋堂と絶滅危惧種フィギュアシリーズを出したい」とも考えているとのこと。
プロクラフターのタツナミシュウイチ氏の「さわれるビジュアルプログラミング」は「いつも積み木で遊んでいた」というタツナミ氏にアイディア玩具。様々に組み替えることでいろいろなプログラムを手で作り上げることができる。
美術家の長坂真護氏の「リサイクルプラのミリーちゃん」は、全玩具の中で唯一「再生プラスチック」で作られている。自身ののエコ活動の延長としてオリジナルデザインのミリーちゃんをフィギュア化した。
クリエイティブコミュニケーター、デザイナーの根津孝太氏の「はたらくくるま」。未来の工業車として細部まで細かくデザイン。ロボや女の子のフィギュアも付属する。
ゲームクリエイター、脚本家の日野晃博氏「ジュエルエージェント・ベティレイ」は、世界観を感じさせるフィギュア。実際、日野氏ならではの厚いキャラクター設定を持ち、デザインに活かしているという。
イラストレーターのヒョーゴノスケ氏の「牛若丸と弁慶五条大橋の戦い」は、「絵本の世界に多くの子供達が触れて欲しい」という想いの元、自身のイラストから牛若丸の話の一場面を切り出している。
ゲームデザイナーの堀井雄二氏の「ぼうけんのへや」は、「ドラゴンクエスト」を思わせる冒険者の部屋をイメージした玩具。パーツを組み替えることで様々なバリエーションを展開できるとのこと。
アーティストの増田セバスチャン氏の「My メリーゴーランド」は、メリーゴーランドらしい華やかな玩具となる。おなかにビーズを仕込み、キラキラと輝く雰囲気が楽しめるという。